•Zen データベース エンジンは AZ のインストール時に停止および再起動されます。このため、業務に支障のない時間帯をお選びください。
•AZCC(Audit for Zen Control Center)をインストールして Zen サーバーにアクセスする場合、そのシステムのセキュリティが有効になっており、セキュリティ ポリシーが混合またはデータベースに設定されているときには、Zen セキュリティ下での Audit for Zen の実行を参照してください。『Advanced Operations Guide』に記載されているセキュリティ機能を確認することにより、Zen セキュリティ環境で AZ を構成する準備をします。データベース セキュリティが有効になっているインストールでは、Zen Control Center(ZenCC)で、Zen エンジンの[プロパティ]>[アクセス]ウィンドウに含まれる[クライアント資格情報の入力要求]設定をオンにする必要があることに留意してください。
•32 ビット システム:Zen_vnn_Audit for Zen_x86_Install.log
•64 ビット システム:Zen_vnn_Audit for Zen_x64_Install.log
•32 ビットのインストーラー SetupAuditMaster32_x86.exe は、64 ビット Windows ではサポートされません。
古いバージョンからのアップグレードに関する重要な情報
Actian は、PSQL の名前を Zen に変更しました。この名前変更により、Audit for Zen ファイルの場所が変わりました。Audit for Zen v14 にアップグレードする際、既存の監査レコード、構成設定、クエリ、および警告が不要な場合は、Audit for Zen v14 をインストールする前に以前の Audit for PSQL を削除するだけです。その後、新しいインストールで、新しい監査の構成、クエリ、および警告を作成します。照会できるのは新しい監査レコードのみで、以前にキャプチャした監査レコードにはアクセスできません。
その一方で、以前のインストールのすべてを引き続き使用したい場合は、Audit for Zen v14 インストールで再利用する特定のファイル ディレクトリのコピーを手動でバックアップしておく必要があります。全体的な手順は以下のとおりです。
6 既存の Audit for PSQL に対してカスタム インストール場所を使用しており、Audit for Zen v14 でもカスタムの場所を使用する予定である場合は、Audit for Zen v14 で再使用するために、その場所を書き留めておきます。
7 場所がデフォルトであろうとカスタムであろうと、この共有にはデフォルトの名前 PVSWAUDIT$ が付けられます。カスタムの共有名を使用している場合は、Audit for Zen v14 でも同じ名前を使用する必要があります。共有名を調べるには、プロンプトで「net share」を実行します。次のような情報が返されます。
PVSWAUDIT$ C:\ProgramData\Actian\Zen\Au... Automatically created by AM
10 Audit for Zen のインストールに記載されている手順に従って、Audit for Zen v14 をインストールします。カスタム共有名を使用する場合は、以前の Audit for PSQL インストールから書き留めた同じ値を使用します。
11 Audit for Zen v14 のインストール後、Zen v14 データベース エンジン サービスを停止します。
12 Arch、Comp、DATA、および Empty フォルダーのバックアップを Audit for Zen v14 インストールの C:\ProgramData\Actian\Zen\Audit にコピーします。その際、既存のフォルダーとその内容を上書きすることを許可します。
13 Zen v14 データベース エンジンを再起動します。
14 Audit for Zen Control Center(AZCC)を起動し、以前のインストールの構成設定が期待どおりに機能しているか、また、監査レコードを見ることができるかを確認します。確認できたら、バックアップと以前のインストールの両方にあるフォルダーを削除することができます。
非表示の管理共有
Zen サーバーに Audit for Zen をインストールする場合、デフォルトのインストール設定では、いくつかの AZ コンポーネントへの非表示の管理共有が作成されます。デフォルトでは、共有名は PVSWAUDIT$、パスは C:\ProgramData\Actian\Zen\Audit ですが、共有名はインストール時に別の値に設定することができます。また、共有を非表示にすることは必須ではありません。共有を使用する場合には、次のことを考慮してください。
•AZCC をリモート クライアントにインストールする場合は、クライアント システムにサーバー上のこの共有へのアクセス権を提供する必要があります。詳細については、Audit for Zen へのアクセスを参照してください。
•Audit for Zen が正常に機能するために、ファイアウォール システムに共有を登録する必要があります。
Audit for Zen には、 Server Monitor と、Audit for Zen Control Center(AZCC)と呼ばれる Viewer クライアントという 2 つの構成要素があります。Zen Enterprise Server や Cloud Server では、Monitor と AZCC が一緒にインストールされます。Zen Client、Reporting Engine、または Workgroup では、監査レコードを表示するために、リモートの Zen サーバー上の Audit for Zen Server Monitor に接続するための AZCC が単独でインストールされます。
5 [ライセンス]では、Audit for Zen の製品キーを入力して[次へ]をクリックします。キーを入力しない場合は、試用期間がすぐに始まります。ライセンスがない場合は、試用期間中だけ監査を行えます。その後、監査は終了しますが、ログに既に記録された監査レコードを照会し、表示することはできます。詳細については、認証ライセンスを参照してください。
10 監査レコードの暗号化を設定するダイアログが表示されます。暗号化を行う場合は、[監査レコードを暗号化する]を選択して[設定]をクリックします。暗号化を行わない場合は、[キャンセル]をクリックします。この設定は、スタート メニューから[Actian Audit for Zen 14]>[Audit for Zen 暗号化の設定]をクリックして後から変更することも可能です。
Audit for Zen は、Zen サーバーに Control Center クライアント(AZCC)を自動的にインストールします。AZCC だけを Zen Client、Workgroup、Reporting Engine システムにインストールすることもできます。AZCC はこれらのシステムにインストールされると、リモート クライアントとして Zen サーバー上の Audit for Zen に接続して監査レコードを作業できるようになります。
►AZCC をクライアントとしてインストールするには
AZCC をクライアントとしてインストールするシステムには、あらかじめ Zen Client、Workgroup、Reporting Engine がインストールされて構成されている必要があります。
Audit for Zen は、Windows のコントロール パネルから通常の方法で削除できます。Actian Audit for Zen v14 として一覧に表示されます。
►Audit for Zen を再インストールして既存のデータと設定を引き続き使用するには
Audit for Zen を再インストールして、既存の監査データ、構成設定、クエリ、および警告を引き続き使用するつもりならば、次の手順に従ってください。
1 Audit for Zen の削除を開始する前に、そのインストールの場所を調べます。デフォルトのインストール先は C:\Program Files (x86)\Actian\Zen\Audit です。カスタム インストールを行った場合は、この Audit フォルダーの場所が違うかもしれません。違う場合は、Audit for Zen を再インストールするときにその場所を選択できるよう、書き留めておいてください。
2 Audit for Zen を削除するとき、既存の監査データ、構成設定、クエリ、および警告を削除するためのチェック ボックスがオンになっていないことを確認してください。次の図に示すように、デフォルト設定であるオフのままにします。
3 このチェック ボックスをオンにしない限り、次のいずれかを実行できます。
•再度 Audit for Zen をインストールするときに、以前のインストール場所を再利用する。
•Audit for Zen を新しい場所にインストールし、その後、カスタムの Audit フォルダーを新しいインストレーションの Audit フォルダーにコピーする。
•Audit for PSQL v12 を Audit for Zen v14 以降にアップグレードし、既存の監査データ、構成設定、クエリ、および警告をアップグレード インストレーションに移行する。この方法については、古いバージョンからのアップグレードに関する重要な情報で詳しく説明します。
►クライアントから Audit for Zen を削除するには
クライアントから Audit for Zen を削除する方法は、サーバーから Audit for Zen を削除する方法と同様です。
►Audit for Zen 削除ログを表示するには
Audit for Zen を削除すると、現在のユーザーの %temp% フォルダーに次のログ ファイルが作成されます。