監査サーバーとは、Audit for Zen がインストールされている Zen サーバーのことです。監査サーバーの接続設定は amserver ファイルに格納されています。デフォルトのインストールでは、このファイルは C:\ProgramData\Actian\Zen\Audit\DATA にあります。
メモ:クライアントが Audit for Zen サーバーに正常に接続できない場合には、-108 エラー メッセージを受け取ります。これは、誤ったネットワーク マッピングや、その他のネットワーク問題が原因である可能性があります。製品キーのユーザー数が足りないことも考えられます。認証ライセンスを参照してください。
レコードのバルク ロードなどいくつかの手順では、データベースの監視を一時的に停止することをお勧めします。その理由は、これらの手順で想定される大量の監査レコードでは、通常の監視の場合と同じ値が提供されないからです。このような場合は、Audit for Zen の監視を手動で無効にして手順を実行し、再度監視を有効にして通常の監査活動に戻します。
これらの場所は、共有ボリュームで動作するようにインストール時に設定され、その共有ボリュームは Audit for Zen インストーラーによって作成されます。通常の環境では、デフォルトのパスをご利用いただけます。ただし、セキュリティ要件を満たす必要がある場合は、共有を明示的なローカル パス名に手動で置き換えることもできます。手順については、ネットワーク共有をローカル パスに置き換えるを参照してください。そうすることで、リモート クライアントがブロックされ、ローカル システムへのアクセスのみに制限されます。
Audit for Zen 内の現在のビュー ファイルを自動更新する頻度を制御します。デフォルトは 1 で、これは 1 分を表します。値をゼロに設定すると、自動更新はオフになります。amstatus.log 内の該当エントリは、"Running Mapper after n minute(s)." です。
Audit for Zen のインストール時、このウィンドウにおけるデフォルト設定には、読み取りとリセットを除くすべての操作が含まれています。異なるオプションを選択した場合には、それが監査グループに追加するすべてのファイルの新しいデフォルト設定になります。[すべてに適用]を選択しない限り、以前に監視対象としたファイルの監査イベントは影響を受けません。
変更を加えた後は、新しい設定を有効にするために Zen データベース エンジンを再起動する必要があります。
メモ:Zen データベースでは、クライアント側のキャッシュ エンジンがオンになっている場合、キャッシュ エンジンは 8 回連続で読み取りをした後、さらに読み取ることを見越してデータベース ページ全体を読み取ります。キャッシュ エンジンによって読み取られたデータベース ページ内のレコードは、サーバー上のモニターで監査されません。監査において、あらゆる読み取りをキャプチャすることを必要とする場合は、クライアント キャッシュが無効になっていることを確認してください。ただし、エンジンのキャッシュを使わないと、データベースのパフォーマンスが低下することがあります。Zen Control Center で[ローカル クライアント]を展開し、[MicroKernel ルーター]を右クリックして[プロパティ]を選択します。次に[パフォーマンス チューニング]をクリックして、[キャッシュ エンジンの使用]設定を確認します。デフォルトで、この設定はオフです。
ネットワーク共有をローカル パスに置き換える
Audit for Zen は非表示のネットワーク共有をインストールして、リモート クライアントが他のシステムから Audit for Zen にアクセスできるようにします。セキュリティ上の理由により、ネットワーク共有を無効にしてリモート アクセスをブロックする場合は、Audit for Zen をインストールした後に、ネットワーク共有を明示的なローカル パスに置き換えることができます。この置き換えは、Audit for Zen がインストールされているサーバーでのみ行うことができます。リモート クライアントからは行えません。既存の監査レコードに影響を与えませんが、共有の削除処理を完了するには、監視を再起動するときに一時的に監査を停止する必要があります。
メモ:ネットワーク共有を削除すると、すべての AZCC クライアントが Audit for Zen システムにリモート アクセスできなくなります。削除しなければならないことを確認してください。
►デフォルトのネットワーク共有をローカル パスに置き換えるには
1 Audit for Zen サーバーがインストールされているシステムで、AZCC を起動します。
2 監査サーバーのリストで 1 つの監査サーバーを右クリックし、[ログイン]を選択します。
3 Audit for Zen の管理者ログイン ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
メモ:組み込みのユーザー ID admin は、デフォルトのパスワード MASTER を持っています。このパスワードを変更するには、ユーザー パスワードの変更を参照してください。Audit for Zen のデータベースへのログインと OS のログインとの関係については、Zen セキュリティの下での監査レコードの表示を参照してください。
4 [管理者]>[サーバー設定]を選択します。
5 監視パスごとに、パス名を選択し、
\\server\PVSWAUDIT$
を以下のように変更します。
drive:\Zen root directory\Audit
server は、Zen サーバーと Audit for Zen Monitor がインストールされているシステムの名前です。drive と Zen root directory はそれぞれ、インストール時に選択した Audit for Zen ディレクトリのローカル ドライブ文字と絶対パス名です。