バーコード オブジェクト
レポート内にバーコードを表示するオブジェクトです。これは次のように表示されます。
このオブジェクトは、以下のバーコード タイプをサポートします。
コード | 長さ | 使用可能なシンボル |
---|---|---|
2/5 Interleaved | 0 ~ 9 | |
2/5 Industrial | 0 ~ 9 | |
2/5 Matrix | 0 ~ 9 | |
Codabar | 0 ~ 9、-$:/.+ | |
Code128 | ASCII 128 文字 | |
Code39 | 0 ~ 9、A ~Z、-. *$/+% | |
Code39 Extended | ASCII 128 文字 | |
Code93 | 0 ~ 9、A ~Z、-. *$/+% | |
Code93 Extended | ASCII 128 文字 | |
EAN8 | 8 | 0 ~ 9 |
EAN13 | 13 | 0 ~ 9 |
MSI | 0 ~ 9 | |
PostNet | 0 ~ 9 | |
UPC A | 12 | 0 ~ 9 |
UPC E0 | 6 | 0 ~ 9 |
UPC E1 | 6 | 0 ~ 9 |
Supplement 2 | 2 | 0 ~ 9 |
Supplement 5 | 5 | 0 ~ 9 |
PDF417 | すべて | |
Datamatrix | すべて | |
QR Code | すべて | |
Aztec | すべて | |
Pharmacode | 0 ~ 9 | |
MaxiCode | 数字 138 桁または英数字 93 字 | |
Plessey/MSI | 16 進数(0 ~ F)/10 進数(0 ~ 9) | |
GS1-128 | 0 ~9、A ~ Z | |
Intelligent Mail | 0 ~ 9、A ~ Z |
バーコードの種類の詳しい説明については、インターネットで情報を参照してください。
オブジェクト内のバーコード データは文字列型です。この文字列には、選択したバーコードのタイプで使用可能なシンボルを含めることができます。バーコード オブジェクトのコンテキスト メニューでバーコードの種類を選択できます。
以下の方法のいずれかを使用してオブジェクトをデータに接続できます。
- Text プロパティにバーコード データを設定する
- DataColumn プロパティを使用してオブジェクトをデータ列へバインドする
- Expression プロパティにバーコード データを返す式を設定する
バーコード オブジェクトには以下のプロパティがあります。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Barcode | バーコード固有の設定が含まれています。このプロパティを展開して、それらの設定を指定します。 |
Angle | バーコードの回転角度(度単位)を決定します。0、90、180、270 の値のいずれかを使用できます。 |
Zoom | バーコードを拡大/縮小することができます。このプロパティは AutoSize プロパティの設定に応じて使用します。 |
AutoSize | このプロパティを True にすると、バーコード全体をそのまま表示するようにオブジェクトが拡張されます。このプロパティを False にすると、オブジェクトの境界内に収まるようバーコードが表示されます。 |
ShowText | 人間が判読できるテキストを表示するかどうかを決定します。 |
DataColumn | このオブジェクトがバインドするデータ列です。 |
Expression | バーコード データを返す式。 |
Text | バーコード データ。 |
Padding | パディング(オブジェクト内余白)。ピクセル単位で指定します。 |
以下のプロパティは、バーコードの種類に応じて設定可能なプロパティです。これらを変更するには、[プロパティ]ウィンドウで Barcode プロパティを(ダブルクリックして)展開します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
WideBarRatio | これはリニア(1 次元)バーコード タイプ固有のプロパティです。バーの幅の比率を決定します。ほとんどのバーコードに対し、このプロパティの値は 2 から 3 の間で指定してください。 |
CalcCheckSum | これはリニア(1 次元)バーコード タイプ固有のプロパティです。チェック サムを自動的に計算するかどうかを決定します。このプロパティを False にする場合は、バーコード データにチェック デジットを提供してください。 |
AutoEncode | これは Code128 バーコード固有のプロパティです。このコードには A B C という 3 種類のエンコードがあります。バーコード データに明示的にエンコードを設定するか、このプロパティを True に設定します。この場合、エンコードは自動的に選択されます。 バーコード データでは次の制御コードを使用します。 &A; START A / CODE A &B; START B / CODE B &C; START C / CODE C &S; SHIFT &1; FNC1 &2; FNC2 &3; FNC3 &4; FNC4 AutoEncode プロパティを True に設定すると、すべての制御コードが無視されます。制御コードの使用例: &C;1234&B;ABC |
AspectRatio | これは PDF417 バーコード固有のプロパティです。縦横比を決定します。この値によってバーコード サイズが自動的に計算されます(Columns および Rows プロパティが設定されていない場合)。 |
CodePage | これは、PDF417 および Datamatrix バーコード固有のプロパティです。非 ASCII 文字への変換に使用するコード ページを決定します。たとえば、Windows の既定のコードページは 1251 です。 |
Columns、Rows | これらは PDF417 バーコード固有のプロパティです。バーコード内の列数および行数を決定します。両方のプロパティを 0 に設定すると、バーコードのサイズは自動的に計算されます。この場合、AspectRatio プロパティも使用されます。 |
CompactionMode | これは PDF417 バーコード固有のプロパティです。PDF417 データの圧縮モードを決定します。 |
ErrorCorrection | これは PDF417 バーコード固有のプロパティです。エラーの修正レベルを決定します。 |
PixelSize | これは PDF417 バーコード固有のプロパティです。バーコード要素のサイズをピクセル単位で決定します。一般に、要素の高さは幅の 3 倍以上になるよう設定します。 |
Encoding | これは Datamatrix バーコード固有のプロパティです。Datamatrix データのエンコードを決定します。 |
PixelSize | これは Datamatrix バーコード固有のプロパティです。バーコード要素のサイズをピクセル単位で決定します。 |
SymbolSize | これは Datamatrix バーコード固有のプロパティです。バーコード シンボルのサイズを決定します。 |