MaxiCode
MaxiCode 2 次元バーコードは非常に変わった外観をしています。そのため、ほかの表示と混同されることはありません。コード配置をスキャンするための円形のファインダー パターンを持ちます。エンコード要素は点で表され、特別な組み合わせで並べられてセル構造に配置されます。六角形(セル)グリッドは 888 個のデータ伝送セルから成ります。
MaxiCode では、138 桁の数字または 93 文字の英数字をエンコードすることができます。バーコードは 1.11 x 1.054 インチに固定されています。破損したコードを読み取るための、リード ソロモン符号に基づく誤り訂正機能を備えています。これらのバーコードのほとんどは包装上にあるため、損傷に強い必要があります。誤り訂正により、コードの 1/8 までは破損が許されます。
Maxicode バーコードは 2 つの主要メッセージ、1 次メッセージと 2 次メッセージを含んでいます。1 次メッセージには郵便番号、国コード、および区分が含まれ、2 次メッセージには住所データが含まれます。
Maxicode バーコードを読み取るには、2 次元バーコード スキャナーが必要です。できれば、キーボード エミュレーションを実行できるもので、外部電源が必要とならないよう、USB ポートを搭載しているものがよいでしょう。
MaxiCode の主な用途は、包装やパレットなどにマークを付けることです。出荷の処理中いつでも重要な情報を入手できるようにします。
MaxiCode は、既存の配送システムの積荷目録に含めるように設計されました。コンパクトなサイズであるため、文字の密度が低いリニア バーコードなどに替えて MaxiCode を使用することもできます。
MaxiCode の主な機能の 1 つは、広い視野で高速に読み取れることです。これは、自動化された情報処理システムでこのコードを正常に使用できることを意味します。
レポート ページに MaxiCode を追加するには、レポート デザイナーのツール バーにあるバーコード オブジェクトをクリックし、ドロップダウン リストから "MaxiCode" を選択します。その後、レポート ページにコードを配置できます。
コードを編集するには、追加したオブジェクトをダブルクリックするか、またはコンテキスト メニューを表示して[編集]を選択します。バーコード エディターでは、英数字の情報を入力することができます。
MaxiCode は FastReport のその他すべてのバーコードと同様、コードの下にテキスト情報を付けて、または付けないで表示することができます。ShowText プロパティがこれを担当しています。