変換するバージョン | 追加されるファイル機能 |
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16.0 | キーの最大長が 1024 バイトに拡張され、部分インデックスを使用せずに VARCHAR などの長いデータのインデックス作成が可能になりました。 |
13.0 | • ファイルの最大サイズ(テラバイト単位) • 挿入や最終更新のタイム スタンプを追跡および照会するためのシステム データ v2 |
9.5 | • 120 個以上のセグメント キーと最大 256 GB のファイル サイズ • 8 文字ではなく最大 20 文字の長いオーナー ネーム • 長いオーナー ネームを持つファイルの AES-256 ファイル暗号化 • 16K ページ サイズ • ページ圧縮 |
9.0 | 2 GB ファイルのセグメント化を無効にして 1 つの連続したファイルを作成 |
8.0 | Turbo Write Accelerator による、挿入(Insert)、更新(Update)、削除(Delete)パフォーマンスの向上 |
プラットフォーム | テンポラリ ファイル名 |
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Linux および Raspbian | _rbldxxxxxx、ここで、xxxxxx はランダムな 6 個の文字です。 注意:Rebuild 実行可能ファイルである rbldcli を削除しないようにしてください。 |
Windows | _rbldx、x は 数字です。 |
GUI | 説明 | 関連情報 |
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システム データ | Rebuild でシステム データとキーを保持、追加、または削除するかどうかを指定します。ユーザー定義のユニークなデータ キーが存在しない場合、システム データはトランザクション一貫性保守とトランザクション ログに使用されます。システム データ v2 はレコードの更新の追跡にも使用できます。 | |
ページ圧縮 | ファイルにページ圧縮を使用するかどうかを指定します。選択肢は、"既存を保持"、"圧縮 On"、および "圧縮 Off" です。"既存を保持" を選択すると、ファイルにページ圧縮が設定されている場合は、それを維持します。 | ファイル形式 9.5 以降でのみ使用できます。 |
レコード圧縮 | ファイルにレコード圧縮を使用するかどうかを指定します。選択肢は、"既存を保持"、"圧縮 On"、および "圧縮 Off" です。"既存を保持" を選択すると、ファイルにレコード圧縮が設定されている場合は、それを維持します。 | |
エラー時続行 | リビルド処理中にエラーが発生した場合に、Rebuild の処理を続行するかどうかを決定します。このオプションを選択すると、エラーが発生した場合でも、ツールは次のファイルの処理を続行します。ツールにより、MicroKernel データ ファイル以外のファイルであることやその他のエラーが発生したことが警告されますが、データ ファイルのリビルドは続行されます。このオプションを選択しない場合、エラーが検出されたときにはリビルド処理が停止します。 このオプションは、リビルド ファイルにワイルドカード文字を使用する場合に効果的です。 | |
終了時に設定を保存 | このダイアログ ボックスの現在の設定を保存して、次回のリビルドのセッションでもこの設定を使用できるようにします。 | |
キー番号 | ファイルのリビルド処理を行う際にツールが読み込むキーを指定します。"NONE" を選択すると、Rebuild は元のファイルを物理的な順序で読み取り、リビルドしたインデックスを使用して物理的な順序でリビルド ファイルを作成します。"NONE" の方が短時間でリビルドでき、作成されるファイルのサイズも小さくなるため、できる限りこの方法を使用するようにしてください。 | |
ファイル フォーマット | エンジンの[ファイル互換性]プロパティの[作成ファイルのバージョン]で設定されているデフォルト設定以外のバージョンを選択できます。 | |
ページ サイズ | 新しいファイルのページ サイズをバイト単位で指定します。"EXISTING"、"最適化(ディスク スペース)"、"最適化(データ アクセス)"のいずれかを選択するか、サイズをバイト単位で指定します。"EXISTING" を選択した場合は現在のページ サイズが使用されます。元のサイズが利用できなくなった場合、または選択した他のオプションでは機能しない場合は、ツールにより、ほかのページ サイズに変更されます。 たとえば、ページ サイズが 1024 で、24 個のキーを持つ v5.x ファイルがあるとします。Btrieve v6.0 以降のバージョンでは、ページ サイズが 1024 の場合、23 個までのキーのみをサポートするため、ファイルには、ツールによって新しいページ サイズが自動的に割り当てられ、ログ ファイルに通知メッセージが記述されます。 | • データ アクセスの最適化については、Rebuild 処理の最適化を参照してください。 |
出力パス | リビルドされたファイルを出力する既存のディレクトリを指定します。これは、デフォルトの現在のディレクトリ以外でもかまいません。 このオプションを使用すれば、サイズの大きいファイルを別のサーバーでリビルドすることができます。MicroKernel とその通信コンポーネントが、リビルドされたファイルを格納するサーバーでロードされている必要があります。パスには、ワイルドカード文字を使用しないでください。 出力ディレクトリが元のファイルの場所ではない場合、元のファイルはリビルド時に削除されません。出力ディレクトリが元のファイルと同じ場所である場合には、元のファイルは削除され、リビルドされたファイルに置き換えられます。 DefaultDB がデータベース セキュリティを使用するように設定されている場合、DefaultDB の[ディレクトリ]プロパティに指定されている場所でのみファイルをリビルドできます。 | |
ログ ファイル | リビルド ログ ファイルを出力するディレクトリを指定します。これは、デフォルトの現在の作業ディレクトリ以外の場所でもかまいません。パスには、ワイルドカード文字を使用しないでください。 | • ログ ファイル |
parameter | parameter には、このツールで使用する設定を指定します。パラメーターはどのような順序でも使用できます。各パラメーターの前にはハイフン(-)を付けます。ハイフンの後、または、1 文字のパラメーターおよびパラメーター値の後にスペースを入れないでください。 メモ: Linux および Raspbian では、パラメーターで大文字小文字が区別されます。 |
file | 変換するデータ ファイルおよび辞書ファイル。元のファイルが現在の作業ディレクトリにない場合は、各ファイルの場所も完全修飾パスまたは相対パスとして含める必要があります。ファイル名にアスタリスク(*)ワイルドカード文字を使用して、1 つの場所にある複数のファイルを選択することができます。 メモ: 元のファイルにオーナー ネームが含まれている場合、Rebuild はリビルドしたファイルに同じオーナー ネームとレベルを適用します。 |
@commandFile | Rebuild で実行されるコマンド ファイルの完全修飾ファイル名。コマンド ファイルには複数のエントリを指定できます。各エントリにはコマンド ライン パラメーター(存在する場合)と変換するファイルのセットが含まれ、その後に <end> または [end] が続きます。 リビルドするファイルを指定する場合には、完全なディレクトリ パス名を使用します。ファイル名にはアスタリスク(*)ワイルドカード文字を使用できます。 次に、rbldcli コマンド ファイルの例を示します。 –c d:\mydir\*.*<end> –c –p1024 e:\dir\*.*<end> –m0 –k0 d:\db\*.*<end> |
-c | エラーが発生しても、次のデータ ファイルまたは辞書ファイルのリビルドを続行します。ツールにより、MicroKernel データ ファイル以外のファイルであることや MicroKernel ファイルでエラーが発生したことが通知されますが、データ ファイルのリビルドは続行されます。エラーはログ ファイルに記録されます。ログ ファイルを参照してください。 ヒント: このパラメーターは、MicroKernel ファイルと非 MicroKernel ファイルを組み合わせた混合ファイルのセットに対してワイルドカード文字(*.*)を使用する場合に役立ちます。Rebuild は MicroKernel ファイルに関するエラーと共に、非 MicroKernel の各ファイルに関するエラーを報告しますが、処理は続行します。 |
-d | バージョン 6.0 より前の補足インデックス(重複が可能)を 6.x、7.x または 8.x のリンク重複キーのあるインデックスに変換します。 -d を指定しない場合、Rebuild はインデックスを繰り返し重複キーとして保持します。 MicroKernel エンジンを介してのみデータ ファイルにアクセスし、かつファイルに比較的多数の重複キーがある場合には、-d を使用して Get Next オペレーションや Get Previous オペレーションのパフォーマンスを向上させることができます。 |
-m<0 | 2> | "m" は処理方法を示します。デフォルトで、Rebuild は処理方法として-m2 が選択されます。-m0 を選択すると、Rebuild はメモリが不十分である場合はもう 1 つの方法の -m0 を使用します。 選択した方法による影響については、メモリ量を参照してください。 |
0 | インデックスの削除や置き換えを行うことなくデータ ファイルまたは辞書ファイルをリビルドします。-m0 の処理方法は通常、-m2 よりも時間がかかります。 -m0 で作成されたファイルは、キーページが約 55% から 65% まで使用済みで、読み取りよりも書き込み用に最適化されています。状況によりますが、リビルドにかける時間に余裕がある場合は、アプリケーションのニーズに基づいてこのオプションを選択できます。 Rebuild 処理の最適化も参照してください。 |
2 | インデックスを削除し、レコードを新しいファイルにコピーし、インデックスをリビルドすることにより、データ ファイルまたは辞書ファイルをリビルドします。-m2 の方法は通常、-m0 の方法よりも短時間でリビルドでき、作成するファイルのサイズも小さくなります。レコードの物理的な順序が元のファイルとは異なるファイルが作成されます。-m2 を使用してビルドされたファイルは、キー ページが 100% 使用済みで、読み取り用に最適化されています。 |
-p<D | P | bytes> | ページ サイズをディスク ストレージまたは処理に最適化します。またはリビルドするファイルに特定のページサイズを指定します。 -p を指定しないと、Rebuild は元のファイルのページ サイズを使用します。元のファイルのページ サイズが新しいファイル バージョンで使用できない場合、Rebuild はページ サイズを変更し、変更したことを示す情報メッセージを表示します。たとえば、5.x などの古いファイル形式ではページ サイズが 1024 でキーを 24 個持つファイルをサポートしていました。8.x のファイル形式では、ページ サイズ 1024 で 23 個のキーしかサポートしません。したがって、Rebuild は新しいページ サイズを選択して 8.x ファイルを作成します。 データベース エンジンでは、指定されたページ サイズを無視し、選択したファイル バージョンで許可されているサイズを超えない範囲で、自動的にページ サイズを 512 バイトの倍数にアップグレードすることがあります。たとえば、バージョン 9.5 のファイル形式の場合、1536 や 3072 などの奇数ページ サイズはサポートされません。データベース エンジンでは効率を良くするために、ページ サイズを次の有効なページ サイズへ自動的に更新します。旧バージョンのファイル形式の場合、データベース エンジンは追加の条件に基づいてページ サイズを更新することができます。 インデックス ページ サイズも参照してください。 |
D | ディスク スペースの効率を高めるためにページ サイズを最適化します。 『Zen Programmer's Guide』のページ サイズの選択を参照してください。 |
P | アプリケーションのパフォーマンスを向上させるのためにデータ アクセスを最適化します。-pP では、Rebuild はデフォルトのページ サイズ 4096 バイトを使用します。 Rebuild 処理の最適化を参照してください。 |
bytes | 新しいファイルのページ サイズをバイト単位で指定します。9.0 より前のファイル バージョンの場合、有効な値は 512、1024、1536、2048、2560、3072、3584 および 4096 です。ファイル バージョン 9.0 の場合、上記と同じ値に 8192 が加えられます。ファイル バージョン 9.5 の場合、有効な値は 1024、2048、4096、8192 および 16384 です。ファイル バージョン 13.0 および 16.0 の場合、有効な値は 4096、8192 および 16384 です。 |
-bdirectoryname | デフォルトの出力場所は、リビルド対象の元のファイルが存在する現在のディレクトリです。リビルドされたファイルを別の場所に出力するには ‑b を使用します。完全修飾したパスまたは相対パスのいずれも使用できます。directoryname にはワイルドカード文字を使用しないでください。directoryname は既に存在している必要があります。Rebuild では作成されません。 ‑b を指定しないと、リビルドされたファイルによって元のデータ ファイルが置き換えられます。 -b を使用して別のディレクトリを選択すると、リビルドされたファイルがその場所に置かれるので、元のファイルが保持されます。ただし、その場所に同じ名前のデータ ファイルが既に存在していた場合は、リビルドが失敗し、ログ ファイルの確認を求めるエラー メッセージが返されます。 directoryname で指定した場所、または ‑b を省略した場合は元のファイルの場所に対して、ファイルを作成するアクセス権が必要です。 rbldcli が動作するには、ローカル データベース エンジンが実行されている必要があります。directoryname がリモート サーバ上の場所である場合は、データベース エンジンもそのリモート サーバー上で実行されている必要があります メモ: スタンドアロン ツール rebldcli_offline.exe には、データベース エンジンは必要ありません。それ以外、機能的には元の rbldcli と同じですが、リビルドされたファイルをリモート サーバー上の場所に出力することはできません。 |
-knumber | 元のファイルをリビルドし、リビルドされたファイル並べ替えるときに、Rebuild が読み込むキー番号を選択します。 このパラメーターを指定しないと、Rebuild は元のファイルを物理的な順序で読み取り、リビルドしたインデックスを使用して物理的な順序でリビルド ファイルを作成します。パラメーターを省略した方が短時間でリビルドでき、作成されるファイルのサイズも小さくなるため、できる限りこの方法を使用するようにしてください。 Rebuild 処理の最適化も参照してください。 |
-s[D | K | 2D | 2K] | 元のファイルの既存のシステム データとキーを保持するファイルをリビルドするか、それらが存在しない場合は追加したファイルをリビルドします。このパラメーターを指定しないと、Rebuild はシステム データまたはキーをリビルドしたファイルに保持しません。 |
D | 新しいシステム データでファイルをリビルドします。システム データにインデックスは作成されません。 |
K | 新しいシステム データでファイルをリビルドします。システム データにはインデックスが作成されます。 |
2D | 新しいシステム データ v2 でファイルをリビルドします。システム データにインデックスは作成されません。13.0 および 16.0 形式のファイルの場合のみ。 |
2K | 新しいシステム データ v2 でファイルをリビルドします。システム データにはインデックスが作成されます。13.0 および 16.0 形式のファイルの場合のみ。 |
-lfile | Rebuild のログ ファイルにファイル名を指定します。オプションでパスの場所を指定することができます。デフォルトのファイル名は、Windows、Linux および Raspbian では rbldcli.log です。デフォルトの場所は現在の作業ディレクトリです。 以下の条件が適用されます。 • パスの場所は既に存在している必要があります。Rebuild では作成されません。 • ファイル名を指定しないでパスの場所を指定した場合、Rebuild はこのパラメーターを無視してデフォルトのファイル名と場所を使用します。 • パスの場所を指定しないでファイル名を指定した場合、Rebuild はデフォルトの場所を使用します。 • 指定した場所に対する読み取りおよび書き込みのアクセス権を持っている必要があります。ファイルのアクセス権が原因でログ ファイルを作成できなかった場合、Rebuild はデフォルトの場所を使用します。 ログ ファイルも参照してください。 |
-pagecompresson | 以下の条件が当てはまる場合、ファイルのページ圧縮をオンにします。 • データベース エンジンのバージョンは 9.5 以上 • 作成ファイルのバージョン設定は 0950(9.5)以上 |
-pagecompressoff | ファイルのページ圧縮をオフにします。このパラメーターは、ファイルにページ圧縮が指定されていない場合は無効です。 |
-recordcompresson | ファイルのレコード圧縮をオンにします。 |
-recordcompressoff | ファイルのレコード圧縮をオフにします。このパラメーターは、ファイルにレコード圧縮が指定されていない場合は無効です。 |
-f<6 | 7 | 8 | 9 | 95 | 13 | 16> | リビルド後のデータ ファイルまたは辞書ファイルのファイル形式を指定します。ファイル形式は、バージョン 6.x、7.x、8.x、9.x、9.5、13.0、および 16.0 が使用できます。次の例ではファイルを 9.0 形式でリビルドします。 rbldcli -f9 file_path\class.mkd 次の例ではファイルを 13.0 形式でリビルドします。 rbldcli -f13 file_path\class.mkd 指定しない場合、Rebuild は、ZenCC でエンジンのファイル互換性プロパティにある MicroKernel の[作成ファイルのバージョン]設定で選択された値をデフォルトとして使用します。 メモ: データベース エンジンでサポートされているバージョンより新しいファイル形式を指定した場合、Rebuild はそのエンジンでサポートされている最新のファイル形式を使用します。これが行われたことを示すエラーやメッセージは報告されません。 メモ: Rebuild はインデックスのデータ型を変換しません。ファイルを古いデータベース エンジンで使用するために古いファイル形式にリビルドする場合、データベース エンジンとアプリケーションでサポートされているデータ型を確認してください。 例:データ ファイルに WZSTRING データ型を使用するインデックス フィールドが含まれています。データ ファイルを 6.x 形式にリビルドする場合、WZSTRING データ型は変換されません。このデータ ファイルを Btrieve 6.15 エンジンで使用することはできません。このエンジンは WZSTRING データ型をサポートしません。 例:データ ファイルに NULL が含まれています。データ ファイルを 7.x ファイル形式にリビルドします。真の NULL は保持されます。Zen 7 エンジンは真のヌルをサポートしないので、このデータ ファイルを Zen 7 エンジンで使用することはできません。 |
-uiduname | セキュリティが設定されているデータベースにアクセスする権限を与えられたユーザー名を設定します。 |
-pwdpword | uname で識別されるユーザーのパスワードを設定します。uname が指定された場合、pword は必ず指定する必要があります。 |
-dbdbname | セキュリティで保護されたデータベースの名前を選択します。 |