PSQL(Windows 版)のアップグレード
 
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PSQL(Windows 版)のアップグレード
アップグレードする際の検討事項
以下のセクションでは、サポート対象の以前のバージョンから最新リリースへのアップグレードについて説明します。アップグレード時に移行される設定についても説明します。
以前のバージョンから PSQL v13 へのアップグレード
PSQL のアップグレード後の操作に関する一般的な質問
全体を通して、明示的なバージョン番号のない PSQL はすべてのバージョンを意味しています。
以前のバージョンから PSQL v13 へのアップグレード
以前のバージョンの PSQL から PSQL v13 へアップグレードする場合は、初めてインストールしたときと同じ手順に従って行ってください。インストール手順の詳細については、PSQL Server と Vx Server(Windows 版)のインストールを参照してください。
PSQL v10 より前のバージョンから PSQL v13 へアップグレードする場合は、PSQL をインストールする前にその古いバージョンをアンインストールしておく必要があります。PSQL v10 からアップグレードする場合は、そのバージョンが削除される前に PSQL v13 がそのバージョンをアーカイブします。
Pervasive.SQL 2000i などのさらに古いバージョンからアップグレードして新しい機能を使用したい場合は、必要に応じてデータ ファイルをリビルドして 9.5 または 13.0 のファイル形式にする必要があります。Rebuild ユーティリティを使用してデータ ファイルを変換する方法の詳細については、『Advanced Operations Guide』のデータ ファイルの変換を参照してください。
PSQL v10 より前からのアップグレードの場合、ptksetup.ini で定義されている設定のみが移行されます。PSQL v10 以上のバージョンの場合、アップグレードでは ptksetup.ini で定義されている設定を無視し、単純にすべての設定を移行します
v12 や v13 などの新しいメジャー リリースの PSQL にアップグレードする場合、その前の PSQL 製品で用いた製品キーは無効になることに注意してください。新しいメジャー リリースを認証するには新しいメジャー リリース用のキーを入手する必要があります。
PSQL v13 へアップグレードする際の検討事項
製品に関する最新情報を確認したら、以下にリストする留意点を検討してアップグレードのインストール準備を完了してください。
*PSQL アプリケーション - 現在お使いの環境で使用している旧バージョンの Btrieve または PSQL アプリケーションを把握しておいてください。クライアント ベースおよびサーバー ベースのアプリケーションの両方も覚えておいてください。
*PSQL エコシステム製品 - アップグレード先となる PSQL のバージョンと連携させる AuditMaster、Backup Agent、または DataExchange については、その既存のインストールをまずアンインストールしておく必要があります。ただし、アンインストールする前に、アップグレード後に新バージョンを再インストールして設定する際に使用できるように、設定を保管しておくことをお勧めします。
*ベンダー仕様情報 - アプリケーション ベンダーが PSQL を使って開発した製品に関する仕様情報を確認してください。
*TCP/IP プロトコル - TCP/IP ネットワークが正しく構成されており(サーバーに対して名前で ping を正常に実行できるようにしてください)、クライアントとサーバー間(それぞれのコンピューター上も含む)でファイアウォールを構成してデータベース トラフィックを渡すようにする必要があります。Windows ファイアウォールを参照してください。
*DOS リクエスター - DOS アプリケーションは BTRBOX リクエスターでのみサポートされます。PSQL をアップグレードする前に、DOS ネイティブ マシンを Win32 プラットフォームに移行します。BTRBOX および DOS アプリケーションは、64 ビットの Windows プラットフォームではサポートされていません。
*新機能とファイルのリビルド - 新機能を利用するには、データ ファイルをリビルドしてこれらのファイルが最新バージョンのフォーマットを使用できるようにする必要があります。『Advanced Operations Guide』に記載されている Rebuild ユーティリティを参照してください。
*データ ファイルのバックアップ - アップグレードを行う前に、現存するデータ、データベース エンジン ファイル、および設定を必ずバックアップしておいてください。
PSQL のアップグレード後の操作に関する一般的な質問
このセクションでは、インストール プログラム実行後の操作に関する情報を説明します。インストール後に問題が生じた場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。
データ ソース名(DSN)の操作方法
以下の表では、PSQL のアップグレードを行った後の DSN のアップグレード手順を説明しています。
表 1 PSQL のアップグレード後の DSN に関する考慮事項
シナリオ
説明
Pervasive.SQL 2000i SP4 よりのバージョンの PSQL で作成された既存の DSN がある。
アップグレードの前に既存の DSN をすべて削除する必要があります。アップグレードが完了したら、DSN を再作成して既存のデータベースにアクセスしてください。
エンジン DSN の使用は推奨されないので、新規の DSN はエンジン DSN ではなく名前付きデータベースに接続するようにしてください。
ODBC Guide』の ODBC 接続文字列を参照してください。
PSQL 2000i SP4 以上のバージョンの Pervasive.SQL で作成された既存の DSN がある。
既存の DSN に接続してデータベースにアクセスできるようにします。
ただし、エンジン DSN の使用は推奨されないので、新規または修正を施す 32 ビット アプリケーションは、エンジン DSN ではなく名前付きデータベースに接続することをお勧めします。
32 ビット アプリケーションを 64 ビットに移植する場合は、以下の変更を行ってください。
アプリケーションが DSN レス接続(接続文字列 "Pervasive ODBC Client Interface" を使用した接続)を利用している場合、その接続文字列を "PSQL ODBC Interface" に変更します。
アプリケーションがエンジン DSN またはクライアント DSN を使用する場合は、名前付きデータベースに接続する 64 ビット DSN を作成する必要があります(また、64 ビット Windows オペレーティング システムの場合、レジストリ設計により 64 ビット システム DSN と 32 ビット システム DSN は区別されているので注意してください)。
ODBC Guide』の ODBC 接続文字列を参照してください。
定義されている PSQL の DSN はない。
DSN の作成の詳細については、『ODBC Guide』の DSN のセットアップおよび接続文字列を参照してください。
32 ビット アプリケーション用に DSN レス接続を使用する場合は、接続文字列 "Pervasive ODBC Client Interface" を使用して名前付きデータベースに接続してください。64 ビット DSN の場合は、接続文字列 "PSQL ODBC Interface" を使用して名前付きデータベースに接続してください。
旧バージョンの PSQL 製品のファイルはどのように変換すればよいですか?
データ ファイルを 9.x 形式に変換する必要はありませんが、PSQL v13 エンジンで提供される新機能を使用したい場合は変換しなければなりません。
旧バージョンの Btrieve を使用している場合:v6.0 以前または v6.x 形式のファイルは、Rebuild ユーティリティを使用して 7.x、8.x、または 9.x 形式に変換してください。詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。
PSQL ではどのようなユーザー ライセンスがインストールされますか?
インストール時にライセンス番号を入力しなかった場合は評価版がインストールされます。
このライセンスに必要な設定はありません。インストールした後に、License Administrator ユーティリティを使用して、インストールされたライセンスを見ることができます。License Administrator ユーティリティの詳細については、『PSQL User's Guide』を参照してください。