インストール後のトラブルシューティング
インストール後にエラーが発生した場合の対処方法
PSQL では、設定やインストールの問題の解決に役立つ機能やツールを備えています。
これらのユーティリティの中には、エンジンのインストール時にインストールされ直ちに実行されるものもあります。すべてのユーティリティはエンジンのインストール後に実行し、環境設定やレジストリ設定、トラブルシューティングに利用することができます。ユーティリティの一覧は、表
21 で示します。
以下のセクションでは、トラブルシューティングのさまざまな要素と局面について説明します。
トラブルシューティング ツール
次の表は、問題の回避と解決に役立つツールの説明です。
表 21 インストールと問題の判別に役立つ PSQL ツール
機能/コンポーネント | 動作 | 詳細 |
---|
PSQL System Analyzer | システム コンポーネントの分析および通信テストの実行を行います。 | |
PSQL メッセージ ログ | 記録されるメッセージのタイプには、ステータス、情報、警告またはエラーがあり、これらは PSQL コンポーネントから発生します。 | 『 Advanced Operations Guide』の メッセージ ログの見直しを参照してください。 |
Gateway Locator | 特定のデータ辞書で使用されるゲートウェイを決定または変更します( Workgroup Edition のみ)。 | |
トラブルシューティングの方法
通常、インストール処理は正常に完了します。しかし、正常に完了するかどうかは、ネットワークの適切なサポートやオペレーティング システムの設定を含め、数多くの要因に依存します。インストール中に問題があった場合、PSQL では問題を診断するために役立つツールやトラブルシューティングのテクニックが使用できます。
メモ:インストールが失敗した場合は、Windows %Temp% ディレクトリにあるインストール ログ ファイルを参照してください。
チェックリスト
インストール中にエラー メッセージが表示されましたか?
ネットワークは正しく機能していますか?
適切な管理者レベルの権限を持っていますか?
エンジンは起動していますか?
クライアント ソフトウェアは正しく機能していますか?
pvsw.log(Windows)または syslog(Linux、OS X、または Raspbian)ファイルにエラーがありましたか?
問題のトラブルシューティング
以下のセクションでは、インストールに関する調査で使用可能な手順について説明します。
記録されるメッセージ
PSQL によって記録されるメッセージは、問題の解決に役立ちます。メッセージのタイプには、ステータス、情報、警告またはエラーがあり、これらは PSQL コンポーネントから発生します。ライセンス管理コンポーネントからのみ発生するライセンス問題に特化したメッセージもあります。いずれの場合も PSQL はメッセージを以下のリポジトリに記録します。
•Notification Viewer
•オペレーティング システムのイベント ログ
•PSQL イベント ログ(pvsw.log)(Windows のみ)
Notification Viewer へ記録されるライセンス メッセージは、オペレーティング システムのイベント ログおよび PSQL イベント ログへも記録されます。オペレーティング システムのイベント ログに記録されるライセンス メッセージは、PSQL イベント ログにも記録されます。ただし、オペレーティング システムのイベント ログと PSQL イベント ログには、Notification Viewer に記録されないライセンス メッセージが含まれる可能性があります。
ライセンスに特化しないメッセージは、オペレーティング システムのイベント ログおよび PSQL イベント ログへ記録されます。
これらのガイドラインに従ってメッセージを使用し、問題を解決してください。
•ライセンスに関する問題が疑われた場合は、まず Notification Viewer をチェックし、その次にオペレーティング システムのイベント ログおよび PSQL イベント ログをチェックしてください。
•ライセンスとは関係ない問題が疑われた場合は、オペレーティング システムのイベント ログおよび PSQL イベント ログをチェックしてください。
ログの詳しい説明については、『
Advanced Operations Guide』の
メッセージ ログの見直しを参照してください。ステータス コードの詳細については、『
Status Codes and Messages』の
ステータス コードを参照してください。
特別な状況における設定
ここでは、適切なデータベース操作のために PSQL のデフォルトの設定の調整が必要な場合のシナリオを示します。
次の表に、そのようなシナリオと、実行可能なアクションを示します。
コンピューター環境に含まれるもの | 必要なアクション |
---|
Microsoft Active Directory サービス | 次のセクションをお読みください。 |
複数のネットワーク インターフェイス | マルチホーム設定用の設定を有効にします。 『Advanced Operations Guide』で、以下のトピックを参照してください。 |
中断されやすいネットワーク | ネットワークの中断後にサーバーへの自動再接続を試行する設定を有効にします。 |
スペースを含めないデータベース ファイル名 | PSQL で埋め込みスペースを含むファイル名を拒否する設定を有効にします。 |
PSQL System Analyzer(PSA)を使った問題の診断
PSQL System Analyzer は PSQL に含まれる診断ユーティリティです。便宜上、製品のインストール過程に組み込まれていますが、スタンドアロンで実行できる診断ツールとしても使用可能です。このツールは以下の作業に利用することができます。
•ネットワークに関する問題のトラブルシューティング
•システムにある旧 Btrieve または PSQL の検出
•ネットワーク環境に影響するその他の要因の注意
•現在のコンポーネントのセットとバージョンの表示
データベース エンジンが起動するかどうかのチェック
PSQL エンジンが起動するかどうかを調べるには、以下のお使いのプラットフォームおよびエンジン向けの手順をご覧ください。
Windows での PSQLサーバー
Windows の[コントロール パネル]のサービス機能を使用することができます。
►コントロール パネルを使用して Windows サーバーの PSQL サービスをチェックするには
1 オペレーティング システムで、[管理ツール]から[サービス]を選択して開きます。
2 サービスのリストをスクロールして次のサービスを探します。
•PSQL Transactional Engine
•PSQL Relational Engine
PSQL が正しく機能するには、これらのサービスがいずれも開始されていなければなりません。
[状態]列は、そのサービスが現在実行されているかどうかを示します。[スタートアップの種類]列は、そのサービスの開始の設定(システムの起動時に自動的に開始、または手動で開始)を示します。
3 サービスが開始されていない場合は、そのサービス名を右クリックして[開始]をクリックします。
Windows での PSQL ワークグループ
PSQL ワークグループ エンジンが起動するかどうかを調べるには、以下の手順に従います。
►PSQL ワークグループ エンジンを起動するには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[ワークグループ エンジンの開始]をクリックします。
デフォルトでは、MicroKernel によりリソースが割り当てられ、ローカル アプリケーション データベースのリクエストに対応する準備が整います。
►PSQL ワークグループ エンジンを停止するには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[ワークグループ エンジンの停止]をクリックします。
メモ:以下の条件下でエンジンを停止しようとすると、警告メッセージが表示されます。
- アクティブなクライアントがある。
- エンジンがロードされた後、何の動作も行われていない。
- オペレーションが最後に実行されてから 10 秒経過していない。
Linux ベースのシステムでの PSQL サーバー
ps ユーティリティを使用してエンジン(mkded)が実行されていることを確認できます。
コマンド ラインで次のコマンドを実行します。
ps -e | egrep 'mkded'
►PSQL サービスを開始するには
root ユーザー アカウントの権限で、コマンド ラインで次のコマンドを実行します。
etc/init.d/psql start
ファイル、クライアントおよびエンジンのバージョン番号の取得
PSQL のユーティリティを使用して、クライアントおよびエンジンのバージョン番号、あるいは特定のファイルのバージョン番号を調べることができます。
クライアントおよびエンジンのバージョンの確認
Windows プラットフォームで Function Executor を使用して、またはすべてのプラットフォームで butil コマンド ライン ユーティリティを使用してエンジンとクライアントのバージョンを調べることができます。Function Executor は PSQL リクエスターを使用して Btrieve クライアント オペレーションをシミュレートするユーティリティです。
Function Executor の使用
Function Executor を使用してクライアント、ローカルおよびリモート エンジンのバージョンを調べます。
►Function Executor を使用してエンジンのバージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Function Executor にアクセスします。
2 次のいずれかを実行します。
•メニューの[表示]>[Btrieve バージョン]をクリックします。
•図
5 で示すように、ツールバーの[
Btrieve バージョン情報]ボタンを選択します。
図 5 [Btrieve バージョン情報]ボタンの選択
3 クライアント リクエスターとローカル エンジンのバージョンを示すダイアログ ボックスが表示されます。ファイルを開いているときには、リモート MicroKernel のバージョンも表示されます。
図 6 Btrieve バージョン情報の表示
butil ユーティリティの使用
コマンド プロンプトから次のコマンドを入力します。
butil -ver
リクエスターとエンジンのバージョンが表示されます。このツールではリモート サーバー エンジンのバージョンを調べることはできません。
ファイル バージョンの確認
MicroKernel データ ファイルのファイル バージョンは PSQL ユーティリティを使用して調べることができます。Windows プラットフォームでは、Control Center、Function Executor、DDF Builder、または Btrieve Maintenance ユーティリティを使用します。butil コマンド ライン ユーティリティはどのプラットフォームでも使用できます。これらの方法の使用についての情報を次に説明します。
PSQL Control Center の使用
PSQL Control Center を使用するとファイルのバージョンを調べることができます。
►PSQL Control Center を使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムのスタート メニューまたはアプリ画面から PCC にアクセスします。
2 左側にある PSQL エクスプローラーで対象のデータベースを見つけます。
3 次のいずれかを実行します。
•テーブル名ををクリックして選択し、[ファイル]>[プロパティ]をクリックします。
•図
7 で示すように、テーブル名を右クリックして[
プロパティ]を選択します。
図 7 PCC でのファイル バージョンの取得
4 テーブルのプロパティが表示され、その中に基になる MicroKernel データ ファイルのファイル バージョンが示されます。
図 8 [テーブルのプロパティ]ページ
Btrieve Maintenance の使用
コマンド ラインを使い慣れていない場合は、GUI ベースの Btrieve Maintenance ツールを使用できます。
►Btrieve Maintenance ユーティリティを使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Maintenance にアクセスします。
2 [オプション]メニューの[情報エディターの表示]をクリックします。
[ファイル情報エディター]ダイアログ ボックスが表示されます。
3 [情報のロード]をクリックすると、[ファイルの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
4 バージョンを調べる必要があるファイル名を入力するか参照して指定します。
ダイアログ ボックスの右上隅にそのファイルのバージョンが表示されます。
Function Executor の使用
Function Executor ユーティリティは Btrieve オペレーションをシミュレートするので、ファイルに対する情報レポート作成を実行することによってファイル バージョンを調べることができます。
►Function Executor を使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Function Executor にアクセスします。
2 [ファイル]メニューの[開く]を選択します。
[Btrieve ファイルのオープン]ダイアログ ボックスが表示されます。
3 バージョンを調べる必要があるファイル名を入力するか参照して指定します。
4 Function Executor でファイルを開いたら、[表示]メニューの[ファイル統計情報]をクリックします。
図
9 で見られるように、ファイル統計情報ダイアログ ボックスでは上部にファイル バージョンが表示されます。
図 9 Function Executor でのファイル統計情報
Function Executor ユーティリティの詳細は、『Advanced Operations Guide』で説明しています。
butil ユーティリティの使用
butil の -stat パラメーターを使用して、以下の情報に関するファイル統計情報を取得することができます。
•ファイル バージョン
•ページ
•レコード
•キー
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
butil -stat ファイル名
たとえば、次のコマンドでは PSQL に含まれる Demodata データベースの dept.mkd ファイルの統計情報を取得します。
butil -stat dept.mkd
butil ユーティリティの詳細は、『Advanced Operations Guide』で説明しています。
エンジンとクライアントのバージョンの競合
Actian Corporation は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアント リクエスターを使用することをお勧めします。通信するデータベース エンジンより古いバージョンのクライアント リクエスターを使用することもできます。ただし、アプリケーションで使用する SDK アクセス方法のタイプによっては、古いバージョンのリクエスターがデータベース エンジンで動作しないこともあります。アプリケーションはデータベース エンジンと通信できなくなります。そのような状況の場合は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアント リクエスターを使用する必要があります。
データベース エンジンよりも新しいバージョンのクライアント リクエスターの場合、正しく機能するかどうかはわかりません。新しいバージョンのクライアント リクエスターと古いバージョンのエンジンを一緒に使用した場合に正しく機能するかどうかについては保証しません。このため、新しいバージョンのクライアント リクエスターと古いバージョンのエンジンを一緒に使用しないようにしてください。
キーの状態:"検証失敗" または "無効"
PSQL のライセンス コンポーネントは、データベース エンジンの製品キーが無効だと判定することがあります。この場合に、キーの状態を "アクティブ" から "検証失敗" に変更します。通常、これは以下のいずれかの操作を行った場合に、無効であることがわかります。
•clilcadm コマンド ライン ユーティリティを -t オプションで手動実行して、キーを検証した場合。
•PSQL サービスを再開始し、キーの検証が自動的に促された場合。
検証失敗とその可能性となる原因を、メッセージ ログやその他の通知によって警告されます。その原因でもっとも一般的なのは、PSQL が実行されているシステムのホスト名の変更によるものです。
検証失敗後でも、"検証失敗期間" と呼ばれる一定の期間内はデータベース エンジンが正常に機能します。この期間(製品キー内に設定されている)には、検証失敗を修正し、キーの状態を検証失敗からアクティブに移行するための時間が十分にあります。
この期間が何日間あるかを確認する方法は 3 つあります。
•License Administrator で、製品キーの検証失敗ステータスと、猶予期間の失効日が表示されます。
•PSQL Notification Viewer からライセンスに関するイベントの履歴を参照することができます。ここでは、キーの検証失敗、失効日までの残り日数を示し、修復のための手順を提供します。
•pvsw.log ファイルには、検証失敗のエントリが失効日と共に記録されます。
失効日までに検証失敗を修正しなかった場合は、キーの状態が "無効" に変わります。キーが無効になるとデータベース エンジンはデータ ファイルにアクセスできなくなります。
詳細については、『
Advanced Operations Guide』の
メッセージ ログの見直しおよび、『
PSQL User's Guide』の
ライセンス管理の概念を参照してください。
PSQL の一般的な問題のトラブルシューティング
このセクションでは、ワークグループ製品をインストールする際、または初めて使用する際に発生する可能性のある問題について説明します。
ステータス コード 7224 が返された、あるいは自分のライセンスが License Administrator ユーティリティに表示されなくなりました。
この状況は、PSQL Workgroup をアプリケーションとしてインストールした場合に発生することがあります。アプリケーションではユーザーの管理者権限が自動継承されません。エンジンを一旦停止し、管理者としてそのエンジンを起動した後、コマンド ラインまたは GUI バージョンの License Administrator を管理者として実行し、ライセンスを適用してください。もう 1 つの方法としては、ワークグループ エンジンをインストールし、サービスとして起動します。
サービスとしてのワークグループ エンジンの起動を参照してください。
PCC で設定を変更しましたが、変更内容が有効になっていません。
データベース エンジンを停止して再起動してください。エンジン設定コンポーネントの変更を行った場合は、その変更を有効にするためにデータベース エンジンを停止し、再起動する必要があります。データベース エンジンの起動と停止については、
データベース エンジンが起動するかどうかのチェックを参照してください。
Windows にインストールされたワークグループ エンジンで PCC を使用してデータベースを新規作成しようとしたらステータス コード 7012 が返されました。
PCC でデータベースを新規作成する場合、新しいデータベースの名前が dbnames.cfg に追加され、対応するシステム DSN を作成するためにエントリが ODBC.INI レジストリに追加されます。
Microsoft オペレーティング システムではレジストリ アクセスに対する制約があるため、データベース システム DSN を作成できるようにするにはワークグループ エンジンを昇格モードで実行するようにしてください。
システム DSN の作成に成功すれば、ユーザーはワークグループ エンジンを起動してその DSN を使用することができます。
メモ:Windows では、標準ユーザーがユーザー DSN を作成する際にこの制約を受けることはありません。
アプリケーションが正常に実行された後で、ステータス コード 95(無効なセッション)が返されました。
アプリケーションのデータベース エンジンとのセッションが失われています。これは、前述のトラブルシューティング例のように、設定値を変更した後でデータベース エンジンを再起動する必要がある場合などに発生する可能性があります。データベース エンジンを停止すると、その時点で実行されていたアプリケーションのデータベース エンジンとのセッションが失われます。通信を再確立するためには、すべてのユーティリティをいったん停止した後で再起動する必要があります。
このステータス コードが返される可能性があるその他のケースについては、『Status Codes and Messages』マニュアルを参照してください。
PSQL アプリケーションをインストールしたら、ほかのアプリケーションが使用できなくなりました。
最新の DLL で上書きされた場合は、PSQL インストール時に自動的に作成されるバックアップ ディレクトリを使用して、上書きされた DLL を元に戻すことができます。
DOS コンポーネントが正しく機能していることを確認する方法が知りたいのですが。
PSQL では、DOS コンポーネントが適切に機能していることを確認できるよう、コマンド ライン ユーティリティ butil.exe が用意されています。デフォルトのインストールでは、このユーティリティは C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\bin に配置されています。
プログラムが異常終了した後に、アプリケーションを再起動できなくなりました。
データベース エンジンが不正に停止された場合、そのコンポーネントがメモリに残ることがあります。
►Ctrl + C キー を使用、または処理の中断によってアプリケーションが異常終了した後にプログラムを再起動できない場合
1 システムをシャット ダウンして、再起動します。
2 この問題の発生を防止するため、アプリケーションを異常終了させないようにしてください。
ワークグループ エンジンがアプリケーションで使用されません
以前の PSQL リクエスターがインストールされており、その後、新しいワークグループ エンジンをインストールした状況で、アプリケーションがリクエスターのみを使用していた場合は、古い設定でローカル アクセスが無効になっている可能性があります。ワークグループ エンジンのインストール プログラムでは、既存の設定は上書きされません。ローカル アクセスを有効にする方法については、
サーバー エンジンとワークグループ エンジンの同時使用を参照してください。
PSQL オンライン ドキュメントにアクセスする方法を知りたいのですが。
►オンライン ドキュメントにアクセスするには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[PSQL Control Center およびドキュメント]にアクセスします。
2 PCC インターフェイスの[ようこそ]ページで目的のマニュアル名をクリックします([ようこそ]ページが開かれていなかった場合は、[ヘルプ]メニューから[ようこそ]をクリックします)。
インストール中に、"セットアップでは、新しいパスが長すぎるため、autoexec.bat の PATH ステートメントは更新されませんでした" とのエラー メッセージが表示されました。
このメッセージは、更新されるパス定義が長すぎる(環境領域の制限文字数を超えている)ために、インストール プログラムが PATH 環境変数を更新することができなかった場合に表示されます。config.sys で定義されている環境領域を増やす方法についての情報は、Microsoft KnowledgeBase で該当する記事を参照してください。
このメッセージが表示された場合、REM ステートメント(コメント)が autoexec.bat ファイルに追加されます。REM ステートメントには入力された PATH の値が含まれています。PATH ステートメントは手動で変更することができます。
可能であれば、PATH の値が環境領域(制限文字数)範囲内に収まるインストール ディレクトリの場所に製品をインストールすることが最良の方法です。
Windows で PSQL をアンインストールした後の問題
Windows の「プログラムと機能」を使って PSQL をアンインストールすると、システム上のデータベース エンジン ファイルはすべて削除されます。しかし、アーカイブされたコンポーネントを復元するなどの特定の操作を行っていた場合は、多くのファイルが削除されないままシステム上に残ります。これは、Windows オペレーティング システムのインストール処理メカニズムによって発生する副次的な事象です。
前述のような状況でシステム上にファイルが残る原因は、Windows で、複数のプログラムから使用されていることを示すカウント数でそれらのファイルがマークされるからです。このため、アンインストール プログラムではファイルを削除しません。これは想定される動作ですが、PSQL のインストーラーが正しく機能しないという誤った状況につながる可能性があります。
その他のヘルプの入手方法
インストール中またはインストール後に、ユーザー マニュアルでは対処できない問題が発生した場合は、株式会社エージーテックにお問い合わせください。速やかに対処いたします。
テクニカル サポート
PSQL のインストールに関するご質問や問題については、株式会社エージーテックのサポート サービス部門がお役に立ちます。