Backup Agent のインストール
Backup Agent のインストール方法
この章では、Backup Agent をインストールする手順について説明します。以下の項目について説明します。
Backup Agent インストールの概要
このセクションでは、Backup Agent をインストールするためのシステム要件、お使いの Windows マシンにインストールする場合の手順の概要、およびインストール時に組み込まれるファイルに関する情報を提供します。
Backup Agent のインストール場所
Backup Agent は、PSQL データベース エンジンが実装されている同じコンピューターにインストールする必要があります(つまり、PSQL クライアント単独ではありません)。Backup Agent は、そのインストール過程で PSQL エンジンの場所を検出し、Backup Agent のインストール先を自動的に決定します。この場所を変更することはできません。
メモ: インストール ディレクトリの場所については、『Getting Started With PSQL』を参照してください。
Backup Agent インストール チェックリスト
このセクションでは、インストールの前に確認しておくチェックリストやその他の情報を提供します。
事前の注意
Backup Agent をインストールする前の重要な確認事項を以下に述べます。
システムのハードウェアとソフトウェアが Backup Agent をインストールする要件を満たしている。
メモ: Backup Agent をインストールするには、システムがデータベース エンジンのインストール要件を満たしている必要があります。ハードウェアおよびソフトウェア要件は、Actian Corporation の Web サイトに記載されています。
ほかのソフトウェア アプリケーションの場合と同様に、インストールを開始する前に必ずハード ドライブ上の重要なファイルをバックアップしておいてください。
PSQL Control Center を実行している場合は、インストールする前に PCC を終了しておく必要があります。PCC を終了してインストールすると、PCC の[ツール]メニューに Backup Agent を追加することができます。
アーカイブ ロギングを有効にしている場合は、Backup Agent を使用する前に無効にしておく必要があります。
Backup Agent のインストール中に、PSQL データベース エンジンは自動的に停止/再起動されます。業務上、一定時間はデータベース エンジンを停止できないような環境である場合は、停止が許可される時間内に Backup Agent をインストールしてください。
Backup Agent の PSQL エンジン要件
事前の確認
このセクションでは、Windows 上で Backup Agent を正しくインストールするために必要な情報について説明します。Backup Agent をインストールする前に、以下のことを確認してください。
•リリース ノート。リリース ノートは readme ファイル(readme_ba.htm)に収められており、製品のマニュアルには記載することができなかった最新の情報が含まれています。readme ファイルは配布メディアに収録されています。また、オンラインでも提供しています。
Windows プラットフォームに関する注記
以下の条件に注意してください。
•Backup Agent をインストールするマシンの完全な管理者レベルの権限を持っている必要があります。
•アドバンスト パワー マネージメント(APM)で電源管理を行っている場合、Backup Agent のインストール時にはこれを無効にしてください。インストール中にサーバーがサスペンド状態になった場合、この電源管理機能が原因でインストールが失敗することがあります。アドバンスト パワー マネージメント(APM)機能は、コントロール パネルの[電源オプション]で制御できます。
•Backup Agent のインストールのために、ウイルス対策ソフトウェアを無効にしたり、あるいはその設定を変更したりしておく必要があるかもしれません。
•インストール設定によっては、インストール構成ファイル(BAsetup.ini)で指定することができます。詳細については、そのファイルのコメントを参照してください。この .ini ファイルは .msi ファイルと同じフォルダーにあります。
Backup Agent のインストール
Backup Agent は、PSQL データベース エンジンのインストール後にインストールする必要があります。Backup Agent をインストールしようとするマシンには、既にデータベース エンジンが存在していることを確認してください。
マシンにデータベース エンジンがない場合は、製品 CD メディアから、あるいは PSQL Web サイトから適切な PSQL 製品をダウンロードしてインストールしてください。PSQL のインストール手順については、PSQL データベース エンジン製品のユーザー マニュアルを参照してください。
►Backup Agent をインストールするには
1 Windows コンピューターからインストール プログラムを実行します。
•CD-ROM ドライブに本製品 CD を挿入します。
•インストール プログラムが自動的に起動しない場合は、プロンプトで次のコマンドを実行します。
drive:\"Backup Agent - Windows"\Install_BackupAgent.exe
drive は、お使いの CD-ROM デバイスのドライブ文字です。
インストール ウィザードは、システムをチェックして Backup Agent をインストールする準備を整えます。
ウィザードによるシステムのチェックと検証が完了すると、初期画面が表示されます。
2 [次へ]ボタンをクリックしてインストール処理を開始します。
使用許諾契約書のダイアログが表示されます。
3 使用許諾契約書に同意し、[次へ]をクリックします。
4 製品キーの入力を求められたら、[ライセンス]フィールドに Backup Agent の製品キーを入力します。
ヒント: 製品キーを入力しないと、評価版としてインストールされます。
製品キーについては、同梱の『製品ガイド』をご覧ください。
注意: 評価版としてインストールした場合は、試用期間を過ぎてからプログラムを起動しようとすると Backup Agent がエラー メッセージを返します。
評価版としてインストールしてから、後で License Administrator ユーティリティを使用して製品キーを適用することもできます。License Administrator ユーティリティの使用に関する詳細については、『PSQL User's Guide』を参照してください。
5 [次へ]をクリックします。
インストール プログラムを開始する準備ができたことを示すダイアログが表示されます。
6 [インストール]をクリックしてインストールを進めます(使用許諾契約書の画面に戻る場合は[戻る]をクリックします)。
7 インストール処理が続行され、行っている作業を通知する一連の状態メッセージが表示されます。ほとんどのメッセージ ダイアログで進行状況を示すプログレス バーが表示されます。
インストールの最後で、インストールの完了を通知するダイアログが表示されます。
8 [完了]をクリックします。
Backup Agent のインストール後に行うこと
Backup Agent が正常にインストールされたら、エージェントを使って PSQL のライブ バックアップを管理する準備が整いました。
Backup Agent の使用の章では、グラフィカル ユーザー インターフェイスおよびコマンド ライン インターフェイスの使用について説明します。
Backup Agent インストール後の操作に関する一般的な質問
このセクションでは、Backup Agent インストール プログラム実行後の操作に関する情報を述べます。
Backup Agent 用に PSQL Control Center で何か設定する必要はありますか?
ありません。Backup Agent のために PCC で特別何かを設定する必要はありませんが、Backup Agent をインストール(あるいはアンインストール)する場合は PCC を必ず閉じておくようにしてください。
Backup Agent ではログ ファイルを作成しますか?
どのようにして Backup Agent をバックアップ ソフトウェアに組み込めばよいですか?
Backup Agent をお使いのバックアップ ソフトウェアに組み込んで動作させる方法については、
お使いのバックアップ ソフトウェアへの組み込み およびバックアップ ソフトウェアのユーザー マニュアルを参照してください。
Backup Agent ファイルはどこにインストールされますか?
Backup Agent を使用するには、PSQL データベース エンジンがインストールされていることが必要です。Backup Agent は PSQL インストール ディレクトリの PBA サブディレクトリにインストールされます。Backup Agent ファイルがインストールされるディレクトリは、インストールするプラットフォームによって異なります。
Windows におけるデフォルトのインストール場所の一覧は、『Getting Started With PSQL』で「PSQL ファイルはどこにインストールされますか?」を参照してください。
アプリケーションの一部として Backup Agent をインストールする
本ガイドでは、Backup Agent を CD から対話形式でインストールする方法を説明します。また、Backup Agent を、開発したアプリケーションのインストール処理に組み込んでインストールすることもできます。Backup Agent のインストールは非対話型で、ユーザーに入力を要求しません。これをサイレント インストールと呼びます。
Backup Agent のサイレント インストールの実行方法
以下の手順では、Backup Agentのサイレント インストールの実行方法を説明します。この手順は Backup Agent のインストールでのみ適用されることに注意が必要です。
サイレント インストールを開始する前に、PCC など、PSQL のすべてのユーティリティおよび PSQL を使用するすべてのアプリケーションが終了していることを確認してください。
►Backup Agent をサイレント インストールするには
1 すべてのファイルを Backup Agent の CD からハード ディスクの一時ディレクトリにコピーします。
Backup Agent がインストールされていないマシンを使用します。
2 コマンド プロンプトを開き、プログラム ファイルをコピーしたディレクトリの場所へ移動します。
3 Backup Agent のインストーラー コマンドを実行します。適用可能な製品キーがあれば指定します。たとえば、次のように指定します。
Install_BackupAgent.exe /s /v" /qn PVSW_BA_LICENSE_KEY=key"
ここで、key は Backup Agent の製品キーです。PSQL Server または PSQL Vx Server では、文字列の PVSW_BA_LICENSE_KEY=key の部分を省略できる点に留意してください。PSQL Server または PSQL Vx Server の最新バージョンがインストールされている同じマシンに Backup Agent をインストールする場合、別個の製品キーは必要ありません。
PSQL Workgroup がインストールされている同じマシンに Backup Agent をインストールする場合は、製品キーが必要となります。
製品キーについては、同梱の『製品ガイド』をご覧ください。
サイレント インストールはユーザーとの対話形式ではないので、インストールが正常終了したことを通知するメッセージは表示されません。しかし、インストールが完了すれば、PSQL のプログラム グループに Backup Agent が自動的にインストールされていることに気付くでしょう。
Backup Agent のアンインストール
アンインストール プログラムではシステムからすべての Backup Agent コンポーネントを削除します。
注意: PSQL Control Center(PCC)を実行している場合は、アンインストールする前に PCC を終了しておく必要があります。PCC を終了すると、PCC の[ツール]メニューから Backup Agent を削除することができます。
►Backup Agent をアンインストールするには
1 Windows オペレーティング システムでコントロール パネルから[アプリケーションの追加と削除]または[プログラムの追加と削除]にアクセスします。
2 一覧の中から "Backup Agent" をクリックします。
3 削除用のボタンをクリックしてプログラムを削除します。このボタンは[変更と削除]または[削除]というラベルが付けられています。Backup Agent の削除を確認するメッセージが表示されます。
4 Backup Agent の削除の確認で[はい]をクリックします。
アンインストールの処理状況を示すダイアログ ボックスが表示されます。
アンインストールが完了すると、[アプリケーションの追加と削除]または[プログラムの追加と削除]の画面に戻ります。