Actian Audit for Zen について
このドキュメントでは、Zen Enterprise Server の監視および監査アプリケーションである Actian Zen Audit for Zen について説明します。インストールまたはアップグレードおよび構成手順を示した後、アプリケーションの使用方法を説明します。Zen のセキュリティ機能が有効になっている場合と有効になっていない場合の Zen データベース環境における、エンド ユーザーと管理者のタスクについても説明します。
以下のトピックでは、Audit for Zen とその機能の概要を提供します。
Audit for Zen とは
Audit for Zen は、データに対するアクセスや変更を追跡するためのトランザクション監視製品です。本製品は、データベースのトランザクションごとに、次の情報をキャプチャした詳細な監査証跡を提供します。
• だれがレコードにアクセスしたか、または変更を行ったか
• どのような変更が行われたか
• いつアクセスまたは変更が行われたか
• どこからアクセスまたは変更が行われたか
• どのようにして変更が行われたか
Audit for Zen はデータベースを監視しますが、クライアント アプリケーションは監視しません。データに加えられた変更はもちろんのこと、データベースへのアクセスもログに記録されます。これには、レコードを読み取って、何の変更も行われていないものも含まれます。
Audit for Zen は包括的な監査証跡を作成します。監視対象のデータ ファイル内のレコードが変更されるたびに、Audit for Zen はその変更前と変更後の両方のレコードをログに記録します。これにより、データの変更を確認し、必要に応じてエラーから回復することが可能になります。
Audit for Zen の機能
セキュリティで保護された監査証跡を提供するため、Audit for Zen に備わっている機能により、ユーザーは以下を実行することができます。
• 包括的なログ システム
データベースにおけるイベントをキャプチャし、イベントが発生する前後両方のデータベース レコードのスナップショットをキャプチャします。これは、サード パーティ製のアプリケーションからのトランザクションであっても、Zen システム内のトランザクションであっても対象となります。
• クエリ ビルダ
クエリを作成、カスタマイズ、管理します。
• 警告
Audit for Zen によってキャプチャされたイベントに対して実行するクエリを使用し、セキュリティ、管理、通知などさまざまな目的で Windows システムのログにイベント情報を送信します。
• アーカイブ マネージャー
必要に応じてデータ圧縮を使用して、履歴情報を格納および取得します。
次に行うこと
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