インターフェイス ライブラリ
インターフェイス ライブラリについて、以下のトピックで説明します。
インターフェイス ライブラリの概要
Windows アプリケーションから MicroKernel エンジンにアクセスする適切な方法は、コンパイル時に Btrieve Glue DLL を参照するライブラリにリンクすることです。Glue DLL は、インターフェイス DLL にアプリケーションを接着する役目を果たします。接着剤のように、Glue DLL はアプリケーションとインターフェイス DLL の間に介在する薄い層です。Glue DLL は、以下のアクションを正常に実行する役割を担っています。
1. インターフェイス DLL を読み込む。
2. インターフェイス DLL にバインドする、つまり、インターフェイス DLL からシンボルをインポートする。
どの段階でも、Glue DLL で障害状態が発生した場合は、アプリケーションが障害をユーザーに伝えるための適切なステータス コードを Glue DLL が発行します。
次の表に、アプリケーションがリンクできるリンク ライブラリ、および読み込む DLL を示します。
オペレーティング システムとコンパイラ1
Glue DLL
リンク ライブラリ
Windows 32 ビット(Microsoft Visual C++、Watcom、Embarcadero)
W3BTRV7.DLL
W3BTRV7.LIB
Windows 64 ビット
W64BTRV.DLL
W64BTRV.LIB
1 コンパイラ対応ライブラリは、異なるサブディレクトリ内にあります。Win32 アプリケーションをリンクするには、Microsoft コンパイラを使用する場合は \Win32 ディレクトリを使用し、Embarcadero または Watcom コンパイラを使用する場合は \Win32x ディレクトリを使用します。Nano Server または Windows IoT Core などの UWP プラットフォーム向けのアプリケーションをリンクするには、\winuwp ディレクトリを使用します。
Linux
Linux には glue コンポーネントがありません。アプリケーションはインターフェイスを実装する共有ライブラリに対して直接リンクします。Linux 32 ビットおよび 64 ビット アプリケーション用の MicroKernel エンジンのリンク ライブラリはいずれも libpsqlmif です。
Zen アプリケーションの配布
Zen データベース エンジンでアプリケーションを開発する予定であれば、アプリケーションを配布する場合に以下の条件を心得ておいてください。
Zen の配布規則
Zen でアプリケーションを開発した後、製品を配布する場合は Actian Corporation とのライセンス契約に注意してください。配布権に関するご質問は、弊社のマーケティング部署にお問い合わせください。
Zen を開発したアプリケーションと共にインストールする
Zen インストールのカスタマイズに関する情報は、『Installation Toolkit Handbook』を参照してください。
最終更新日: 2024年07月10日