操作 | 注記 |
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Zen をクラスター ノードにインストールする | 各ノードに Zen サーバーをインストールし、それらすべてに同一の設定を選択します。 Zen データ ファイルが存在する専用の共有記憶域システムには Zen をインストールしないでください。 デフォルトで、Zen エンジン サービスは Windows で自動的に開始します。各ノードにインストール後、Actian Zen Enterprise Server サービスのプロパティで、スタートアップの種類を手動に変更してサービスを停止します。フェールオーバー クラスター マネージャーが必要に応じて開始します。 |
役割を追加し、Zen サービスを汎用サービスとして選択する。 アプリケーション データ ファイルに使用される記憶域を選択する。 リソースを追加し、Zen サーバーを汎用サービスとして選択する。 | フェールオーバー クラスター マネージャーでこららの手順を実行します。 Zen エンジンがサービスとして実行している場合、レジストリ レプリケーションはサポートされないので、そのオプションはスキップします。この表の後述の操作で述べているように、各ノードの Zen エンジンに対してデータベース プロパティを手動で設定する必要があります。 ファイル共有を Zen エンジン サービスの依存関係として設定します。[ネットワーク名をコンピューター名として使う]オプションを選択します。 |
必要なファイルとディレクトリを共有記憶域に置く。 | 通常、Zen エンジン サービスは、ローカル システム アカウント下で実行されます。ローカル システム アカウントに共有の場所への読み取り/書き込み権限があることを確認します。 Zen をインストールしたアクティブ ノードで、ProgramData ディレクトリにある dbnames.cfg を、共有記憶域内の任意のディレクトリにコピーします。 アクティブ ノードで、ProgramData ディレクトリから以下のディレクトリを、共有記憶域内の同じディレクトリにコピーします。任意で、dbnames.cfg と同じディレクトリにこれらをコピーできます。 • defaultdb • Demodata • tempdb • Transaction Logs |
ZenCC を使ってデータベース エンジンのプロパティを設定する。 | ZenCC で、クラスター内の現在のアクティブ ノードのエンジンを設定した後、ほかのノードにもそれぞれ同じ設定を行います。 ディレクトリに関するエンジン プロパティを設定します。エンジンを再起動するよう指示されたら[いいえ]をクリックします。 • [トランザクション ログのディレクトリ]には、Transaction Logs ディレクトリをコピーする共有ディスク上の場所を入力します。 • [DBNames 設定ファイルのディレクトリ]には、dbnames.cfg ファイルをコピーする共有ディスク上の場所を入力します。 フェールオーバー クラスター マネージャーで、Zen リソースを一旦オフラインにし、オンラインに戻して設定を適用します。 ZenCC で、お使いのサーバーのデータベース ノードの下で、以下のプロパティを設定します。 • DEFAULTDB プロパティの[ディレクトリ]では、[辞書のロケーション]と[データ ディレクトリ]に、Defaultdb ディレクトリをコピーする共有ディスク上の場所を設定します。 • DEMODATA プロパティの[ディレクトリ]では、[辞書のロケーション]と[データ ディレクトリ]に、Demodata ディレクトリをコピーする共有ディスク上の場所を設定します。 • TEMPDB プロパティの[ディレクトリ]では、[辞書のロケーション]と[データ ディレクトリ]に、Tempdb ディレクトリをコピーする共有ディスク上の場所を設定します。 |
操作 | 説明 |
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Zen をクラスター ノードにインストールする | 各クラスター ノードに Zen サーバーをインストールし、それらすべてに同一のオプションを選択します。Zen データ ファイルが存在するクラスター共有記憶域には Zen をインストールしないでください。 インストールが完了すると、オペレーティング システムの起動時にデータベース エンジンが自動的に起動するよう設定されます。ただし、クラスタリングでは、Linux Heartbeat がデータベース エンジンの起動と停止を制御します。クラスターの実稼動ノードがエンジンを起動し、それ以外のノードはエンジンを起動しません。 Zen サーバーをインストールしたら、zen-data および zen-adm 用のグループ ID と zen-svc 用のユーザー ID がすべてのノードにおいて一致していることを確認してください。ID が一致していなければ、同一になるよう変更します。 |
共有記憶域を構成する | 共有記憶域は、Zen データ ファイルが存在する場所です。Heartbeat の共有記憶域はさまざまな方法で実装できます。このマニュアルではその数多くの実装方法のすべてを説明することはできません。そのためここでは、NFS マウントの使用を想定しています。 共有記憶域上で、データベースを配置する場所を作成します。この場所は自由に選択できます。ユーザー zen-svc がその場所に対して読み取り、書き込み、および実行権限を持っていることを確認してください。 共有記憶域に 2 つのグループと 1 人のユーザーを作成し、各クラスター ノードがデータベース ファイルにアクセスできるようにします。 • zen-data グループおよび zen-adm グループはそれぞれ、クラスター ノード上の zen-data グループ ID および zen-adm グループ ID と一致している必要があります。 • ユーザー zen-svc は、クラスター ノード上の zen-svc ユーザー ID と一致している必要があります。 |
共有記憶域マウント用のディレクトリを作成する | クラスター ノードごとに、ユーザー zen-svc としてログインし、共有記憶域へマウントされるディレクトリを作成します。ユーザー zen-svc にはパスワードがありません。su コマンドを使用した root アカウントによるアクセスのみを行うことができます。ディレクトリ名は自由に選択できます。 |
Heartbeat サーバーを構成する | Zen データベース エンジンを制御するノードごとに Heartbeat サーバーを構成します。次のような構成を行います。 • ノード。クラスターに参加させるすべてのノードを追加します。 • 認証。ノード間のネットワーク通信に使用する認証のタイプを指定します。 • 媒体。Heartbeat がノード間の内部的な通信に使用する方法を指定します。 • スタートアップ。Heartbeat サーバーの起動のタイミングについての設定を指定します。これをオンに設定すると、Heartbeat サーバーはブート時に起動するようになります。 |
Heartbeat ユーザーのパスワードを割り当てる | Linux Heartbeat では Heartbeat Management Client へログインする際のデフォルトのユーザー名として hacluster を提供します。Heartbeat Management Client を実行するノードごとに、ユーザー hacluster のパスワードを割り当てます。 |
Zen のリソース グループを追加する | root としてログインし、クラスター ノードの 1 つで Heartbeat Management Client を開始します。ユーザー hacluster としてログインし、新しいグループを追加します。[ID]には、Zen グループの名前を指定します。[Ordered]と[Collocated]には true を設定します。 |
リソースをグループに追加する | 次の 3 つのリソースを Zen グループに追加します。 • IPaddr(IP アドレス) • Filesystem(ファイルシステム) • Zen(OCF リソース エージェント) IPaddr(IP アドレス) Heartbeat Management Client で、新しい native 項目を追加します。[Belong to group]には、Zen 用に追加したグループを選択します。[Type]には IPaddr を選択します。 追加したリソースで、IP の値に対してクラスターの IP アドレスを指定します。Linux Heartbeat がインストールされ構成されたときには、(ノードではなく)クラスターに割り当てられた IP アドレスを使用します。 Filesystem(ファイルシステム) 新しい native 項目をもう 1 つ追加します。[Belong to group]には、Zen 用に追加したグループを選択します。 [Type]には Filesystem を選択し、fstype というパラメーターを削除します。新しいパラメーターを追加し、[Name]には "device" を選択します。[Value]には、共有記憶域のデバイス名、コロン、共有マウントの場所を指定します。 新しいパラメーターをもう 1 つ追加し、[Name]には "directory" を選択します。[Value]には、NFS マウントで使用するディレクトリを指定します。 Zen(OCF リソース エージェント) 新しい native 項目をもう 1 つ追加します。[Belong to group]には、Zen 用に追加したグループを選択します。[Type]では、[Description]フィールドに "Zen OCF Resource Agent" の記載がある zen-svc エントリをクリックします。この他に設定は必要ありません。 |
マウントされた共有記憶域上にサブディレクトリを作成する | Filesystem リソースを追加できた場合は、クラスター サーバーと共有記憶域間にマウントが存在するようになります。クラスター ノードの 1 つに、ユーザー zen-svc としてログインします。共有記憶域マウントで、"log" と "etc" という名前のディレクトリを作成します。 たとえば、マウント ディレクトリが /usr/local/actianzen/shared の場合、/usr/local/actianzen/shared/log と usr/local/actianzen/shared/etc というディレクトリを追加します。 |
ZenCC でクラスター サーバーを構成する | それぞれのクラスター ノードで、ZenCC を使ったクラスター サーバーを構成する必要があります。 ZenCC を実行するノード以外のすべてのクラスター ノードを代替モードにします。zen-svc ユーザーとして、1 つのアクティブ ノードで、あるいはアクティブ ノードにアクセスできるクライアントから ZenCC を実行します。 Zen エクスプローラーで、新しいサーバーを追加し、クラスターの名前(または IP アドレス)を指定します。 追加したサーバーのプロパティにアクセスします。ログインを指示された場合は、admin ユーザーとしてログインします。パスワードは空のままにします。[ディレクトリ]プロパティにアクセスします。[トランザクション ログのディレクトリ]には、"log" ロケーション用に作成したディレクトリを指定します。[DBNames 設定ファイルのディレクトリ]には、"etc" ロケーション用に作成したディレクトリを指定します。マウントされた共有記憶域上にサブディレクトリを作成するを参照してください。 ZenCC で新しいサーバーを追加し、そのプロパティをほかの各クラスター ノードから設定します。ZenCC を実行するノード以外のすべてのノードを代替モードにします。 |
共有記憶域上にデータベースを作成する | クラスター ノードのうち 1 つのノードのオペレーティング システムから、ユーザー zen-svc としてログオンし、データベースを置くファイル システム共有下にディレクトリを作成します(ユーザー root としてディレクトリを作成する場合、ユーザー zen-svc はそのディレクトリに対して読み取り、書き込み、および実行権限を持っていることを確認してください)。 ZenCC を実行するノード以外のすべてのクラスター ノードを代替モードにします。 zen-svc ユーザーとして、1 つのアクティブ ノードで、あるいはアクティブ ノードにアクセスできるクライアントから ZenCC を実行します。ZenCC でクラスター サーバーを構成するで追加したサーバーに新しいデータベースを作成します。[場所]には、データベースを置くディレクトリを指定します。必要に応じてその他のデータベース オプションを指定します。 新しいデータベースの場合、必要であればテーブルを作成します。 |
各ノードからのデータベースへのアクセスを確認する | 各クラスター ノードは共有記憶域上の Zen データベースにアクセスできる必要があります。データベースを作成したクラスター ノードを代替モードにします。これは zen-svc リソース(データベース エンジン)を実行しているノードです。 クラスターの次のノードへフェール オーバーします。次のノードが、zen-svc リソースの実行の制御を受け取ることを確認してください。クラスター内の各ノードに対して、上記の手順(代替、フェールオーバー、確認)を繰り返し、開始したノードまで戻ったら終了します。 |