PSQL v13 SP2 の新機能
 
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PSQL v13 SP2 の新機能
新機能および変更された機能の概要
以下のセクションでは、PSQL v13 SP2 の一般リリース、バージョン 13.20 における新機能と旧バージョンからの変更点を説明しています。
新しいプラットフォームのサポート
Workgroup Engine の Cache および Purge オプション
PSQL Client Reporting Engine
Btrieve
Btrieve 2
PDAC(PSQL Direct Access Components)での Delphi 10.2 のサポート
TRY_CAST 関数および TRY_CONVERT 関数
リモート PowerShell による PSQL エンジンの管理
このドキュメントは、リリース後にも更新される可能性があります。最新バージョンは、弊社 Web サイトからダウンロードできます。
新しいプラットフォームのサポート
PSQL v13 SP2 では以下の新しいプラットフォームやエディションをサポートします。
PSQL Client for Raspbian ARM32(32 ビット)
PSQL Client for Windows IoT Core x86 および ARM32(32 ビット)
Zen Core for Android Embedded Database(詳細については弊社までお問い合わせください)
Workgroup Engine の Cache および Purge オプション
butil のオプション コマンドである -cache および -purge は、Workgroup Engine のローカル クライアント キャッシュに適用されるようになりました。以前は、リモート システムにあるファイルがこのコマンドで指定された場合、コマンドはそのリモート エンジンのキャッシュに適用されていました。クライアント キャッシュは Workgroup Engine で有効になっていなければなりません。
PSQL Client Reporting Engine
以前のリリースでは、Client Reporting Engine は PSQL クラアントを実行しているリモート システムからの SQL 接続に応答していました。今回のリリースでは、Client Reporting Engine はローカル接続のみを受け付けます。
今回のリリースでは、PSQL は Client Reporting Engine のデフォルトのエンコードと、記憶域サーバーとして設定される PSQL Server のデフォルトのエンコードの違いを自動的に処理します。以前は、PSQL Server のデータベースでコード ページのデフォルト設定、つまりオペレーティング システムのコード ページを使用する場合、クエリ結果でレコード データを適切に表示させるために、Client Reporting Engine のインストール先となるオペレーティング システムでも同じコード ページを使用する必要がありました。
結果として、Windows の PSQL Server インストレーションに加え、Linux 上の PSQL Server を、Windows システム上の PSQL Client Reporting Engine 用の記憶域サーバーとして設定することができるようになりました。Client Reporting Engine 自身は引き続き Windows のみでサポートされます。
Btrieve
Btrieve オペレーションで、AUTOINC データ型の長さが 2 バイト、4 バイトに加え 8 バイトも使用できるようになりました。この新しい長さがファイルで使用できるのは、ファイル形式が 9.5 以上の場合です。8 バイトの新しい AUTOINC セグメントを使用する Btrieve ファイルは以前のリリースのエンジンで開くことはできません。
Btrieve 2
PSQL v13 SP2 の Btrieve 2 では CursorPosition のデータ型が整数型から long long 型へ拡張されました。以前のリリースの Btrieve 2 API を使用したアプリケーションは新しいリリースで使用できるよう再コンパイルする必要があります。
また、RecordRetrieveChunk メソッド、RecordAppendChunk メソッド、および RecordUpdateChunk メソッドは、チャンクの長さが Btrieve::MAXIMUM_RECORD_LENGTH に制限されなくなりました。この制限の撤廃は、関連する C および SWIG による関数にも適用されます。この変更は下位互換性があるので、以前の実装コードを再コンパイルする必要はありません。
Btrieve 2 から、Btrieve クエリにおけるパターン マッチデータに対するバルク操作で、LIKE 演算子を使用できるようになりました。この新機能は、文字ベースのデータに作用します。
PDAC(PSQL Direct Access Components)での Delphi 10.2 のサポート
PSQL PDAC は RAD Studio 10.2 および Delphi 10.2 をサポートするようになりました。
TRY_CAST 関数および TRY_CONVERT 関数
今回のリリースでは TRY_CAST および TRY_CONVERT という新しい関数が追加されました。TRY_CAST および TRY_CONVERT は、変換できないデータ値の扱いが異なることを除けば、それぞれ CAST および CONVERT と同じです。CAST および CONVERT の場合はクエリ全体が失敗しますが、TRY_CAST および TRY_CONVERT では失敗したクエリ結果の状態にある列がヌルとして返されます。
リモート PowerShell による PSQL エンジンの管理
リモートの PowerShell セッションを使用して PSQL エンジンが実行しているかどうかの確認およびエンジンの起動/停止を行うことができるようになりました。『PSQL User' s Guide』のデータベース エンジンが実行しているかどうかをリモートの PowerShell セッションから確認するを参照してください。