PSQL Server と Vx Server（Windows 版）のインストール

この章では、PSQL v12 をインストールして実行する手順について説明します。以下の項目が含まれます。

PSQL v12 をインストールする前に、以下のドキュメントを再度お読みください。

•PSQL をインストールするための準備 - システム要件やインストール処理に関するプラットフォーム固有の注意などの重要な情報が記述されています。

•リリースノート - このリリースノートは配布メディアに収録されている readme_psql.htm に記載されています。ユーザーマニュアルには含まれない最新の製品情報が記述されています。

このセクションでは、Windows プラットフォームへのインストールについて説明します。

•Windows に PSQL をインストールするには、PSQL をインストールしようとするマシンにおいて管理者レベルの権限をすべて持っている必要があります。

ターミナルサーバー上に PSQL をインストールするには、インストールするためのシステム管理者権限を持つユーザーとしてそのサーバーのコンソールにログオンする必要があります。これは、サーバー上の物理コンソールまたはリモートコンソールセッションのどちらでも可能です。

このマニュアルで説明している手順を使用して、通常どおり PSQL をインストールしてください。オペレーティングシステムではターミナルサーバーのモード変更を自動的に処理します。

データベースエンジンの 1 つのインスタンスのみを任意のターミナルサーバープラットフォーム上で起動することができます。2 つ以上のターミナルセッション内でデータベースエンジンのコピーを個別に起動することはできません。

•システム上に初めて PSQL v12 をインストールするときは、必要なすべてのシステムファイルが条件を満たしているかどうかをインストール時にチェックします。これらのファイルがオペレーティングシステムでロックされており、インストールを続行する前に再起動を要求される場合もあります。

注意：再起動を促すメッセージが表示された場合は、システムを再起動する必要があります。システムを再起動しない場合、インストールでエンジンやユーティリティの設定中にエラーが発生します。

•インストール後に問題が発生した場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。

Microsoft Cluster Service（MSCS）を使用したクラスター環境に PSQL をインストールしようとお考えの場合は、まず『Advanced Operations Guide』の高可用性のサポートをお読みください。この章では、PSQL をクラスター環境へインストールしたり、パッチを適用したりする手順を提供しています。

PSQL（Windows 版）は、サーバー本体にインストールする必要があります。クライアントのコンピューターからリモートでインストールすることはできません。

メモ：なんらかの理由でインストールが失敗した場合は、Windows %Temp% ディレクトリにインストールログファイルがあります。

以下の手順では、デフォルトの対話式インストールを使用して、PSQL をインストールメディアからインストールする方法を説明します。

1 Windows コンピューターからインストールプログラムを実行します。

a. PSQL インストール CD を Windows サーバーの CD - ROM ドライブに挿入するか、自己展開型の実行ファイルを実行します。

b. インストールが自動的に開始しない場合は、オペレーティングシステムから自動実行ファイル drive:\autorun\autorun を実行します。"drive" は、ご使用の CD - ROM デバイスのドライブレターです。

2 サーバーインストールオプションをクリックします。これにより、Windows システムのビットアーキテクチャ（32 ビットまたは 64 ビット）に応じた適切なコンポーネントがインストールされます。

インストーラーによってインストールの準備が開始され、その後初期画面が表示されます。

3 実行中のアプリケーションが PSQL のインストールに支障をきたす可能性がある場合は、それらのアプリケーションを終了またはアンインストールしておく必要があります。

メモ：インストールの妨げとなる可能性がある実行中のアプリケーションのうちいくつかのアプリケーションを実行させたままにしておきたい場合は、［無視］をクリックして続行してください。ただし、アプリケーションを終了しないまま処理を続行すると、PSQL のインストール中に予期しない結果が生じる可能性があります。

5 ［使用許諾契約］ページで使用許諾契約書を読み、同意するオプションを選択したら［次へ］をクリックします。

6 セットアップタイプ：［すべて］（デフォルト）または［カスタム］を選択します。

［すべて］セットアップタイプ（通常はこのセットアップタイプを使用してください）ではデフォルトのオプションや場所を使用して PSQL v12 コンポーネントをインストールします。

•［すべて］セットアップタイプを選択した場合は、［次へ］をクリックして手順 10 に進みます。

［カスタム］セットアップタイプ（上級ユーザー向け）を使用すると、インストール場所の指定、インストールするオプション機能や関連するサブ機能の選択、コンポーネントに必要なディスク容量の指定が行えます。

•［カスタム］セットアップタイプを選択した場合は、［次へ］をクリックして次の手順に進みます。

7 インストール先に別の場所を指定するには、表示されているフォルダーに対応する［変更］をクリックして別のフォルダーを入力するか参照します。［OK］をクリックして場所を受け入れます。

9 このインストールから除外するオプション機能や関連するサブ機能を選択して［次へ］をクリックします。デフォルトでは、すべての PSQL オプション機能とサブ機能がインストールされるようになっています。

•Java ユーティリティ
・PSQL Control Center
・ドキュメント
・Data Definition File Builder
・Notification Viewer

10 ［インストール］ボタンをクリックしてインストール処理を開始します。

11 インストールウィザードが完了すると、完了を通知するダイアログが表示されます。製品は評価版キーでインストールされ、評価期間を過ぎると失効します。

この時点で、引き続き、期限なしキーを使用して製品を認証する処理を行うか、またはインストールを終了するか、2 つの選択肢があります。

•引き続き、製品を認証する処理を行う場合は、インターネット接続が必要です。［次へ］をクリックして手順 12 に進みます。（インターネット接続ができない場合は、［次へ］をクリックした後、［完了］をクリックします。『PSQL User's Guide』の別の認証操作を参照してください。）

•この時点でインストールを終了する場合は、［次へ］をクリックして［完了］をクリックします。（後で、License Administrator ユーティリティを実行して製品キーを適用することもできます。『PSQL User's Guide』のライセンス管理を参照してください。）

12 製品キーを入力し、［認証］ボタンをクリックしてキーを適用します。

（この時点で製品の認証をキャンセルする場合は、［完了］をクリックします。後で、License Administrator ユーティリティを実行して製品キーを適用することもできます。『PSQL User's Guide』のライセンス管理を参照してください。）

13 認証操作の状態を示すメッセージボックスが表示されます。その状態に応じて以下のいずれかの操作を実行します。

•認証状態のメッセージで、キーの認証成功が報告された場合は、［OK］をクリックし、［完了］をクリックしてインストールを完了します。

•認証の状態メッセージで、エラーまたは警告が報告される場合は、［OK］をクリックして手順 12 に戻り、入力した製品キーが有効かどうかを確認してください。

システムの再起動を促された場合は、PSQL v12 製品を正しく稼動させるためにも再起動するようにしてください。

メモ：このインストールプログラムでは、ある特定の環境変数を変更します。Windows システムの場合、環境変数は［システムの詳細設定］の［詳細設定］タブで表示されます。