Pervasive PSQL Server および Client(Linux 版)のインストール
 
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Pervasive PSQL Server および Client(Linux 版)のインストール
Linux における Pervasive PSQL Server および Client のインストールとアンインストールの手順
この章では、Pervasive PSQL をインストールおよびアンインストールする手順について説明します。
Pervasive PSQL(Linux 版)をインストールする前に
RPM を使用した Pervasive PSQL のインストール
TAR を使用した Pervasive PSQL のインストール
Linux での Pervasive PSQL のインストール後
Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストール
Pervasive PSQL(Linux 版)をインストールする前に
Pervasive PSQL Server または Client のインストールまたはアップグレードを行う前に、以下の情報を確認してください。
Pervasive Software の Web サイトで Pervasive PSQL v11 SP3 について挙げられているシステム要件。
2Pervasive PSQL をインストールするための準備 - この章では、プラットフォーム固有の注意が記述されています。
リリース ノート - このリリース ノートは配布メディアに収録されている readme_psql.htm に記載されています。ユーザー マニュアルには含まれない最新の製品情報が記述されています。
この製品をインストールするには、root としてログインする必要があります。CD からインストールする場合は、CD のルート ディレクトリに移動する必要があります。
インストール後に問題が発生した場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。
Server
Pervasive PSQL のトランザクショナル インターフェイスに、ネットワークを介しドライブの割り当てを使って Windows ベースのクライアントからアクセスする場合は、サーバーに Samba パッケージをインストールしてください。Samba の Web サイト http://www.samba.org を参照してインストールおよび構成の手順を参照してください。
Pervasive PSQL Server をインストールしたら、Samba のパス構成に関する情報が記載されている Samba 用にサポートされるパスの形式 をお読みください。
Client
Linux クライアントは、Pervasive PSQL 製品がインストールされていない Linux マシン、あるいは Pervasive PSQL v11 SP3 サーバー エンジンがインストールされている Linux マシンにインストールすることができます。
お使いのデータベース サーバー エンジンが一定のシステム要件を満たさない場合は、「ステータス 3031:Linux リクエスターがサーバーに接続できません。」を受け取ることがあります。このステータス コードはクライアントとサーバーの互換性がないことを示します。 このエラーではなく、「ステータス 94:アプリケーションでアクセス権のエラーが発生しました。」(アクセス許可エラー)を受け取ることもあります。
インストール スクリプトでは以下の作業を実行します。
必要な権限が完全にインストールされたかどうかを確認
ユーザー psql とグループ pvsw を作成(存在していない場合)
インストールされたファイルの "ユーザー:グループ" 所有権を "psql:pvsw" に設定(未設定の場合)
フル インストール
Pervasive PSQL では、RPM および TAR の両方の Linux パッケージでフル インストールを提供します。フル インストールには、必要なエンジンとクライアント ファイル、ユーティリティと完全なユーザー マニュアルが含まれています。フル インストールではパッケージ名に "full" という語は含まれていません。
次の表は、インストール パッケージの概要です。
表 9 Linux におけるフルおよびクライアントのインストール
Pervasive PSQL 製品
インストール タイプ
含まれるもの
サーバー 64 ビット
フル
エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
サーバー 32 ビット
フル
エンジンとクライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
クライアント 64 ビット
クライアント
クライアント ファイル1
クライアント 32 ビット
クライアント
クライアント ファイル、ユーティリティ、マニュアル
1 64 ビット クライアントには最小限のファイルが含まれるため、インストール パッケージは名には "core" という語が含まれます。
64 ビット ディストリビューションに関する注記
特定の 64 ビット版 Linux ディストリビューションは、デフォルトでは 64 ビットのコンポーネントと実行可能ファイルのみをサポートします。そのディストリビューション用の配布メディアには 32 ビット ライブラリも含まれますが、デフォルトでこれらはインストールされません。
Pervasive PSQL は 64 ビット版 Linux ディストリビューションをサポートしますが、特定の 32 ビット ライブラリも必要とします。64 ビット版 Linux ディストリビューションを使用する場合、デフォルトで 32 ビット ライブラリがインストールされるかどうかを確認してください。インストールされない場合、次の表を使用して Pervasive PSQL に必要な 32 ビット ライブラリとその他のコンポーネントを特定してください。
Pervasive PSQL 製品
Linux 64 ビット ディストリビューションから要求される 32 ビット コンポーネント
64 ビット サーバー
32 ビット サーバー
32 ビット クライアント
Pervasive PSQL の RPM および TAR インストール ファイルは、32 ビット GLIBC および LIBSTDC++ ライブラリが存在しているか確認します。これらのライブラリが存在しない場合、Pervasive PSQL のインストールは停止し、メッセージを表示します。Pervasive PSQL をインストールするには、最初に glibc.i686 および libstdc++.i686 をインストールしておく必要があります。
Pervasive PSQL の RPM および TAR インストール ファイルは、32 ビット GTK が存在しているかどうかも確認します。GTK が存在しない場合、Pervasive PSQL は警告メッセージを表示します。このメッセージは、32 ビット GTK がインストールされなければ PCC、DDF Builder および GUI 手動認証ユーティリティが機能しないことを通知します。このメッセージの表示後、Pervasive PSQL のインストールは最後まで続行します。
PCC、DDF Builder および GUI 手動認証ユーティリティが動作するようにするには、以下の Linux パッケージをインストールします。
gtk2.i686
PackageKit-gtk-module.i686
libcanberra-gtk2.i686
gtk2-engines.i686
たとえば、次のように指定します。
yum install gtk2.i686 PackageKit-gtk-module.i686 libcanberra-gtk2.i686 gtk2-engines.i686
上記の 3 つのユーティリティを除けば、32 ビット GTK が存在しなくても Pervasive PSQL は機能することに留意してください。つまり、データベース エンジンは機能し、すべてのコマンド ライン ユーティリティも動作します。また、Pervasive PSQL ライブラリは存在するのでアプリケーションからのアクセスも可能です。クライアント アプリケーションは、32 ビット GTK を必要としなければ機能します。
64 ビット サーバー
32 ビット サーバー
Pervasive PSQL のインストールでは Samba の構成を試みます。ただし、特定の 64 ビット Lnux ディストリビューションでは、Samba はデフォルトでその一部のみがインストールされ有効になっていません。
Samba 共有 PSQLDATA の作成に関するインストール エラーを無視することができます(smb.conf ファイルは存在しますが、それをサポートするものは何もありません)。このエラーは無害なので Pervasive PSQL は正常に機能します。
RPM を使用した Pervasive PSQL のインストール
Linux ディストリビューションに RPM(Red Hat Package Manager)が含まれている場合は、その RPM 形式を使用して Pervasive PSQL をインストールすることができます。RPM のバージョンは 4 以上であることが必要です。
ここでは、RPM を使用して以下の Pervasive PSQL 製品をインストールする方法について説明します。
Pervasive PSQL Server(Linux 版)のインストール - RPM
Pervasive PSQL Client(Linux 版)のインストール - RPM
インストール後に問題が発生した場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。
Pervasive PSQL Server(Linux 版)のインストール - RPM
次の表や配布メディアを使用してインストール対象のパッケージ名を確認してください。
表 10 Linux サーバー用のパッケージ名 - RPM
インストール タイプ
パッケージ名
サーバー 64 ビット
Pervasive.SQL.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
サーバー 32 ビット
Pervasive.SQL.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.rpm
すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
インストールは、以前のバージョンが存在しない初めてのインストール、あるいは以前のバージョンが存在するアップグレード インストールに分類されます。
初めてのインストール
アップグレード インストール
初めてのインストール
パッケージ マネージャーが必要なファイルをすべてディスクにコピーし(デフォルトのロケーションは、/usr/local/psql)、以下のタスクを実行するインストール後処理スクリプトを実行します。
ユーザー psql とグループ pvsw を作成
インストールされたファイルの "ユーザー:グループ" 所有権を "psql:pvsw" に設定
評価ライセンスの認証
DEMODATA テスト データベースに新しい ODBC DSN(データ ソース名)を作成
Samba 構成ファイルが見つかった場合
新しい Samba 共有 PSQLDATA を作成
新しい Samba 共有 PVPIPE$ を作成
Pervasive PSQL デーモンの起動スクリプトおよび停止スクリプトを作成
Pervasive PSQL デーモン(mkded)を起動
RPM を使用して Pervasive PSQL Server をインストールするには
メモ: Linux マシンに旧バージョンの Pervasive PSQL がある場合は、アップグレード インストールを参照してください。
1 root ユーザーとしてログインします。
2 RPM パッケージが現在のディレクトリにあることを確認し、以下のコマンドを入力します。
rpm -ivh <Linux サーバー用のパッケージ名>
メモ: 使用するパッケージ名については、Linux サーバー用のパッケージ名 - RPM を参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
RPM パッケージが別のディレクトリにある場合、パッケージ名の前にパスを付けてください。
アップグレード インストール
古いバージョンの Pervasive PSQL が既にインストールされている場合は、その製品をアンインストールしてから Pervasive PSQL v11 SP3 製品をインストールする必要があります。
Pervasive PSQL のアンインストールの詳細については、Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストールを参照してください。
Pervasive PSQL Client(Linux 版)のインストール - RPM
Pervasive PSQL Client のインストール パッケージの名前は以下の規則に従います。
表 11 Linux クライアント用のパッケージ名 - RPM
インストール タイプ
パッケージ名
クライアント 64 ビット
Pervasive.SQL-Client-Core.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.rpm
クライアント 32 ビット
Pervasive.SQL-Client.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.rpm
すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、 zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
インストールは、以前のバージョンが存在しない初めてのインストール、あるいは以前のバージョンが存在するアップグレード インストールに分類されます。
初めてのインストール
アップグレード インストール
メモ: クライアント 64 ビットのインストールには、特定のユーティリティ、ドキュメントまたは SDK コンポーネントは含まれていません。それらをインストールするには、クライアント 64 ビットとクライアント 32 ビットの両製品をインストールする必要があります。これは Windows 版 Pervasive PSQL Client と同じであるため、詳細については Windows での Pervasive PSQL Client のインストール を参照してください。
初めてのインストール
RPM を使用して Pervasive PSQL Client をインストールするには
1 root ユーザーとしてログインします。
2 RPM パッケージが現在のディレクトリにあることを確認し、以下のコマンドを実行します。
rpm -ivh <Linux クライアント用のパッケージ名>
メモ: 使用するパッケージ名については、Linux クライアント用のパッケージ名 - RPM を参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
RPM パッケージが別のディレクトリにある場合、パッケージ名の前にパスを付けてください。
アップグレード インストール
古いバージョンの Pervasive PSQL が既にインストールされている場合は、その製品をアンインストールしてから Pervasive PSQL v11 SP3 製品をインストールする必要があります。
Pervasive PSQL のアンインストールの詳細については、Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストールを参照してください。
TAR を使用した Pervasive PSQL のインストール
Linux ディストリビューションが RPM をサポートしていない、あるいは RPM を使用したくない場合は、TAR 形式を使用して Pervasive PSQL をインストールすることができます。
ここでは、TAR を使用して以下の Pervasive PSQL 製品をインストールする方法について説明します。
Pervasive PSQL Server(Linux 版)のインストール - TAR
Pervasive PSQL Client(Linux 版)のインストール - TAR
インストール後に問題が発生した場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。
Pervasive PSQL Server(Linux 版)のインストール - TAR
Pervasive PSQL Server のインストール パッケージの名前は以下の規則に従います。
表 12 Linux サーバー用のパッケージ名 - TAR
インストール タイプ
パッケージ名
サーバー 64 ビット
Pervasive.SQL.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
サーバー 32 ビット
Pervasive.SQL.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.tar.gz
すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、 zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
インストールは、以前のバージョンが存在しない初めてのインストール、あるいは以前のバージョンが存在するアップグレード インストールに分類されます。
初めてのインストール
アップグレード インストール
初めてのインストール
TAR を使用して Pervasive PSQL Server をインストールするには
1 root ユーザーとしてログインします。
2 /usr/local ディレクトリに変更します。
cd /usr/local
3 次のコマンドを入力して tar を /usr/local にコピーします。
cp <tar へのパス>/<Linux サーバー用のパッケージ名> .
メモ: 使用するパッケージ名については、Linux サーバー用のパッケージ名 - TAR を参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
たとえば、インストール パッケージを /home/bholly ディレクトリにダウンロードする場合は以下のようにします。
cp /home/bholly/<Linux サーバー用のパッケージ名>.
4 次のコマンドを使用して tar をアンパックします。
tar -xzf <Linux サーバー用のパッケージ名>
5 ディレクトリをインストール スクリプトがある /usr/local/psql/etc フォルダーに変更します。
cd psql/etc
6 インストール前のスクリプトを実行します。
sh preinstall.sh
7 インストール後のスクリプトを実行します。
sh postinstall.sh
tar インストールは完了しました。詳細については、Linux での Pervasive PSQL のインストール後を参照してください。
アップグレード インストール
古いバージョンの Pervasive PSQL が既にインストールされている場合は、その製品をアンインストールしてから Pervasive PSQL 製品をインストールする必要があります。Pervasive PSQL のアンインストールの詳細については、Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストールを参照してください。
Pervasive PSQL Client(Linux 版)のインストール - TAR
Pervasive PSQL Client のインストール パッケージの名前は以下の規則に従います。
表 13 Linux クライアント用のパッケージ名 - TAR
インストール タイプ
パッケージ名
クライアント 64 ビット
Pervasive.SQL-Client-Core.jajp-yy.yy-zzz.zzz.x86_64.tar.gz
クライアント 32 ビット
Pervasive.SQL-Client.jajp-yy.yy-zzz.zzz.i486.tar.gz
すべてのパッケージ名において、yy.yy はリリース番号を示し、 zzz.zzz はビルド番号を示します。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
インストールは、以前のバージョンが存在しない初めてのインストール、あるいは以前のバージョンが存在するアップグレード インストールに分類されます。
初めてのインストール
アップグレード インストール
メモ: クライアント 64 ビットのインストールには、特定のユーティリティ、ドキュメントまたは SDK コンポーネントは含まれていません。それらをインストールするには、クライアント 64 ビットとクライアント 32 ビットの両製品をインストールする必要があります。これは Windows 版 Pervasive PSQL Client と同じであるため、詳細については Windows での Pervasive PSQL Client のインストール を参照してください。
初めてのインストール
TAR を使用して Pervasive PSQL Client をインストールするには
1 root ユーザーとしてログインします。
2 /usr/local ディレクトリに変更します。
cd /usr/local
3 次のコマンドを入力して tar を /usr/local にコピーします。
cp <tar へのパス>/<Linux クライアント用パッケージ名>.
たとえば、インストール パッケージが /home/bholly ディレクトリにある場合は以下のようにします。
cp /home/bholly/<Linux クライアント用パッケージ名>.
メモ: 使用するパッケージ名については、Linux クライアント用のパッケージ名 - TAR を参照してください。インストールを実行するためには適切なリリース番号とビルド番号を指定する必要があります。実際のパッケージ名については配布メディアで確認してください。
4 次のコマンドを使用して tar をアンパックします。
tar -xzf <Linux クライアント用パッケージ名>
アンパックによって "psqlclient" という名前のディレクトリが作成されます。
5 ディレクトリを Pervasive PSQL インストール スクリプトがある /usr/local/psql/etc フォルダーに変更します。
cd psql/etc
6 インストール前のスクリプトを実行します。
sh clientpreinstall.sh
7 インストール後のスクリプトを実行します。
sh clientpostinstall.sh
tar インストールは完了しました。詳細については、Linux での Pervasive PSQL のインストール後およびクライアント用のネットワーク通信の設定を参照してください。
アップグレード インストール
古いバージョンの Pervasive PSQL が既にインストールされている場合は、その製品をアンインストールしてから Pervasive PSQL 製品をインストールする必要があります。Pervasive PSQL のアンインストールの詳細については、Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストールを参照してください。
Linux での Pervasive PSQL のインストール後
以下のトピックは Pervasive PSQL のインストール後の確認に役立ちます。
RPM でインストールした製品の確認
サーバー設定プロパティ
クライアント設定
ユーザー カウント ライセンス
インストール後の操作に関する一般的な質問
RPM でインストールした製品の確認
次の表は、RPM パッケージャーがインストールしたパッケージを調べることができるコマンドの一覧です。このコマンドは大文字小文字が区別されます。
表 14 インストールされた Pervasive PSQL パッケージを調べるための RPM コマンド
Pervasive PSQL パッケージ
インストールを調べるための RPM コマンド
Server
rpm -q Pervasive.SQL.jajp
Vx Server
rpm -q Pervasive.SQL-Vx.jajp
Client
rpm -q Pervasive.SQL-Client.jajp
このコマンドの実行結果では、インストールされた特定のクライアント バージョン(Pervasive.SQL-Client-release-build)を返します。
すべてのインストール
rpm -qa | grep Pervasive
データベース エンジンが起動するかどうかのチェック
オプションで、インストール後処理スクリプトが終了したら、Linux の ps ユーティリティを使用してデータベース エンジンが実行されているかどうかを確認できます。コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
ps -e | egrep mkded
サーバー設定プロパティ
一般的に、Pervasive PSQL Server のデフォルト設定はそのまま使用しても問題はありません。設定を変更する必要がある場合は、設定を参照してください。
すべての設定を調査する場合は、『Advanced Operations Guide』の設定リファレンスを参照してください。
クライアント設定
Linux クライアントのすべての設定については、『Advanced Operations Guide』の Linux クライアント設定プロパティで説明しています。
クライアントについての詳細は、このマニュアルの Pervasive PSQL Client(Windows 版)のインストールおよびクライアント用のネットワーク通信の設定も参照してください。
Linux クライアントおよび Monitor ユーティリティ
この情報は、静的 IP アドレスを使用する Linux クライアントのみを対象とした説明です。DHCP を使用し、DSN で名前付きアドレスを解決する場合この説明は無用です。
Pervasive PSQL Monitor ユーティリティを使用して Linux クライントを監視する場合、ネットワークを介して転送されるクライアント IP アドレスには「ホスト」ファイルで設定されている値を使用します。システム名と IP がこの「ホスト」ファイルに追加されていない場合は、ネットワーク通信では 127.0.0.1 または ::1(ループバック アドレス)というローカル ホストの IP アドレスが使用されます。
ループバック アドレスを正しい IP に修正した、あるいはシステム名と IP を Linux クライアントの「ホスト」ファイルに追加した場合、Monitor ユーティリティにはクライアント名が正しく表示されます。
ユーザー カウント ライセンス
インストールが完了した後で、clilcadm ユーティリティを使用してユーザー カウント ライセンスを更新しなければならない場合があります。この更新は、クライアントから Pervasive PSQL を使用する前にいつでも行うことができます。更新方法については、『Pervasive PSQL User's Guide』に記載されています(ライセンス管理を参照)。clilcadm に関する詳細については Linux の man page にも記載されています。『Pervasive PSQL User's Guide』でも clilcadm について説明しています(clilcadmを参照してください)。
メモ: clilcadm ユーティリティを実行するには、pvsw グループのメンバーである必要があります。詳細については、Linux での Pervasive PSQL のアカウント管理を参照してください。
インストール後の操作に関する一般的な質問
インストール後に問題が生じた場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。製品のインストール後の操作に関する一般的な質問は次のとおりです。
Pervasive PSQL ではどのようなファイルがどのディレクトリにインストールされますか?
ドキュメントにアクセスする方法は?
ユーティリティを起動しようとしたらエラーになりました。
Pervasive PSQL ではどのようなファイルがどのディレクトリにインストールされますか?
下記の表は、Pervasive PSQL 製品を Linux にインストールした場合の主要なディレクトリとファイルの一覧です。$PVSW_ROOT は、ファイルがインストールされるルート ディレクトリを指します。デフォルトで、これは /usr/local/psql に設定されます。特に示されていない限り、主要なディレクトリやファイルは 32 ビット製品と 64 ビット製品で同じです。
アップグレード インストールの場合、既存の Pervasive PSQL ファイルが最新のバージョンに更新されます。
表 15 Linux に インストールした Pervasive PSQL 製品用の主要なディレクトリとファイル
$PVSW_ROOT からのパス
主要ファイル
説明
インストールの適用対象
./
LICENSE
ライセンス情報
サーバー
./bin
 
バイナリ ファイル、実行可能ユーティリティなど
サーバーとクライアント
./bin/plugins
 
ユーティリティやドキュメント用のファイルに関するディレクトリ
サーバーとクライアント
./data/DEMODATA
 
Pervasive PSQL サンプル データベース
サーバー
./data/samples
 
サンプルの Btrieve ファイル、オルタネート コレーティング シーケンス ファイルおよび DefaultDB システム データベース
サーバー
./etc
 
 
サーバーとクライアント
 
.PSRegistry
各種設定の Pervasive レジストリ(このディレクトリとその下位ディレクトリ)
サーバー
 
btpasswd
ユーザー パスワード ファイル
サーバー
 
dbnames.cfg
データベース名のマスター テーブル
サーバー
 
odbc.ini
ODBC 設定
サーバーとクライアント
 
 
以下の状況用のシェル スクリプト
製品のインストール前
製品のインストール後
製品のアンインストール前
製品のアンインストール後
サーバーとクライアント
./lib
 
32 ビット共有オブジェクトのライブラリ
サーバーとクライアント
./lib64
 
64 ビット共有オブジェクトのライブラリ
メモ:このディレクトリは 64 ビット サーバーまたはクライアントをインストールした場合にのみ存在します。
サーバーとクライアント
./log
 
トランザクション ログ ファイルのディレクトリ
サーバーとクライアント
./man/man1
 
コマンドライン ユーティリティ用の man page
サーバーとクライアント
ドキュメントにアクセスする方法は?
Pervasive PSQL Server でインストールされるドキュメントには以下のものがあります。
コマンドライン ユーティリティ用の man page
Pervasive PSQL ドキュメント ライブラリ
Pervasive PSQL リリース ノート
man page
コマンドライン ユーティリティ用には man page が提供されます。man page を使用できるようにするには、MANPATH 環境変数に $PVSW_ROOT/man を追加します。
man page は Pervasive PSQL Server または Pervasive PSQL Client のインストール時に一緒にインストールされます。これらはユーザー マニュアルのインストールには含まれていません
ドキュメント ライブラリ
Pervasive PSQL のドキュメント ライブラリには、Pervasive PSQL エンジンおよびソフトウェア開発者キット用のユーザー マニュアル、またデータベース用語の用語集などユーザー向けドキュメントの完全なセットが含まれています。
Pervasive PSQL ドキュメント ライブラリを表示するには
1 ターミナル ウィンドウを開きます。
2 次のいずれかを実行します。
a. root ユーザーとして
/usr/local/psql/bin/pcc
b. psql ユーザーとして
pcc
ドキュメント ライブラリのビューアーは Pervasive PSQL Control Center(PCC)に組み込まれていることに注意してください。ドキュメント ライブラリは、PCC インターフェイスの[ようこそ]ビュー、[ヘルプ]メニュー、F1(Windows)または Shift + F1(Linux)キーを押すことによって開くことができます。
リリース ノート
readme_psql.htm のリリース ノートにはユーザー マニュアルには含まれない最新の情報が記載されています。リリース ノート ファイルは /usr/local/psql/docs/ ディレクトリにあります。
ユーティリティを起動しようとしたらエラーになりました。
Pervasive PSQL User's Guide』の Linux での PCC の起動、および『DDF Builder User's Guide』のコマンド ラインから DDF Builder を起動するを参照してください。
Pervasive PSQL (Linux 版)のアンインストール
このセクションでは、Pervasive PSQL の RPM および TAR ディストリビューションをアンインストールする方法について説明します。
RPM バージョン
次の表は、Pervasive PSQL の各種パッケージをアンインストールするための RPM コマンドの一覧です。このコマンドを実行する前に、su コマンドを使って root ユーザーとしてログインしておく必要があります。
表 16 Pervasive PSQL パッケージをアンインストールするための RPM コマンド
アンインストールするパッケージ
使用する RPM コマンド
32 ビット サーバーまたは 64 ビット サーバー
rpm -e Pervasive.SQL.jajp
32 ビット クライアントまたは 64 ビット クライアント
rpm -e Pervasive.SQL-Client.jajp
メモ: アンインストール プログラムではシステム データベースの DEFAULTDB と SYSTEMDB を削除しません
TAR バージョン
次の表は、Pervasive PSQL の各種パッケージをアンインストールするためのシェル スクリプトの一覧です。このコマンドを実行する前に、su コマンドを使って root ユーザーとしてログインしておく必要があります。
表 17 Pervasive PSQL パッケージをアンインストールするための TAR コマンド
アンインストールするパッケージ
実行するスクリプト1,2
32 ビット サーバーまたは 64 ビット サーバー
sh preuninstall.sh
sh postuninstall.sh
メモ:このスクリプトは、preuninstall、postuninstall の順に実行してください。
32 ビット クライアントまたは 64 ビット クライアント
メモ:32 ビットおよび 64 ビットの両方のクライアントをインストールしていた場合は、次のセクションを参照してください。
sh clientpreuninstall.sh
sh clientpostuninstall.sh
メモ:このスクリプトは、clientpreuninstall、clientpostuninstall の順に実行してください。
1スクリプトはその保存場所である /usr/local/psql/etc ディレクトから実行することを前提としています。
2製品のアンインストール後に、アンインストール スクリプト自体を削除することができます。 たとえば、次のように指定します。
rm preunistall.sh
rm postunistall.sh
rm client*.sh
32 ビットおよび 64 ビット クライアントのアンインストール
お使いのマシンに 32 ビットと 64 ビットのクライアントが両方インストールされていた場合、アンインストール スクリプトでアーキテクチャ オプションを渡すことによっていずれか一方または両方をアンインストールすることができるようになります。アーキテクチャ オプションなしでスクリプトを実行すると、デフォルトのオプションによって両方のクライアントが削除されます。
64 ビット クライアントのみをアンインストールするには、次のコマンドを実行します。
/usr/local/psql/etc/clientpreuninstall.sh -a x86_64
/usr/local/psql/etc/clientpostuninstall.sh -a x86_64
32 ビット クライアントは今までどおり完全に使用できます。
32 ビット クライアントのみをアンインストールするには、次のコマンドを実行します。
/usr/local/psql/etc/clientpreuninstall.sh -a x86
/usr/local/psql/etc/clientpostuninstall.sh -a x86
64 ビット クライアントは今までどおり完全に使用できます。
32 ビットおよび 64 ビット クライアントの両方をアンインストールするには、次のコマンドを実行します。
/usr/local/psql/etc/clientpreuninstall.sh
/usr/local/psql/etc/clientpostuninstall.sh