DtoServices オブジェクト
このオブジェクトは DtoService オブジェクトのコレクションです。これはサーバーで起動している Pervasive サービスを表します。
プロパティ
Status | サービスの状態を返します。状態を取得する以下のサービスを渡す必要があります。 dtoServiceTransactional dtoServiceRelational dtoServiceIDS |
StatusString | 現在の状態を表す文字列を返します。 |
メソッド
備考
DtoServices のメソッドは、DtoSession オブジェクトを使って接続するコンピューターで起動している Pervasive PSQL エンジンのサービスを制御します。これらのメソッドはすべて
DtoResult 列挙を返します。
このオブジェクトによって、Windows プラットフォームで起動している Pervasive PSQL エンジンのサービスを開始および停止することができます。また、Status または StatusString プロパティを使って Pervasive PSQL サービスの現在の状態を照会することができます。
DtoServices オブジェクトに関するセキュリティ情報
•このオブジェクトは、DtoSession オブジェクトと同じユーザー名とパスワードを使って Windows サーバーに接続することができます。
•Microsoft の Internet Information Service(IIS)によってホストされる Web アプリケーションからこのオブジェクトのメソッドを使用する場合は、IIS によって DTO が IIS サービスと同じプロセス内で実行できるようにするために、DTO の Web アプリケーションがあるディレクトリ上でプロパティを設定する必要があります。これを行わない場合、IIS サービスの現在の状態は取得できますが、Startxx メソッドや Stopxx メソッドを使用したときに DTO エラー 431(アクセス拒否)が返されます。DtoServices オブジェクトのメソッドに必要な IIS フォルダー プロパティを設定するには、DTO Web アプリケーションが置かれているフォルダー上で以下の手順を実行してください。IIS の設定の詳細については、Microsoft IIS のマニュアルでご確認ください。
►DTO の Web アプリケーションからサービスを開始/停止できるように IIS を構成するには
1 [スタート]メニューから[設定]を選択し、[コントロール パネル]をポイントします。
2 [管理ツール]をダブルクリックします。
3 [インターネット サービス マネージャー]をダブルクリックします。
4 DTO の ASP アプリケーションがあるフォルダーを参照します。
5 左ペインのフォルダーを右クリックして[プロパティ]を選択します。
6 [ディレクトリ]タブをクリックします。
7 図
1 で示すように、[
アプリケーション保護]フィールドで "
低(IIS プロセス)" を指定します。
図 1 DtoServices メソッドで必要な IIS のディレクトリ プロパティ
例
Dim my_session as new DtoSession
Dim my_services as DtoServices
Dim result as DtoResult
result = my_session.Connect("myserver", "username", "password")
Set my_services = my_session.Services
result = my_services.RestartAllServices
Dim my_session as new DtoSession
Dim my_services as DtoServices
Dim result1 as DtoResult
Dim result2 as DtoResult
result = my_session.Connect("myserver", "username", "password")
Set my_services = my_session.Services
result1 = my_services.StartDXReplication
result2 = my_services.StartDXAgent
関連項目
メソッドの詳細
RestartAllServices メソッド
トランザクショナル サービス、リレーショナル サービス、DataExchange(DX)エージェントおよび DX レプリケーション サービスを停止して再開始します。
構文
result = Services.RestartAllServices
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StartRelational メソッド
リレーショナル サービスを開始します。
構文
result = Services.StartRelational
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StartTransactional メソッド
Btrieve トランザクショナル サービスを開始します。
構文
result = Services.StartTransactional
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StopRelational メソッド
リレーショナル エンジン サービスを停止します。
構文
result = Services.StopRelational
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StopTransactional メソッド
Btrieve トランザクショナル エンジン サービスを停止します。
構文
result = Services.StopTransactional
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StartDXAgent
DataExchange(DX)エージェント サービスを開始します。DX エージェントは、レプリケーションでの重大な障害を検出し、管理者に電子メールで通知するコンポーネントです。DX エージェントの詳細については、『Pervasive DataExchange User's Guide』の「DataExchange のユーティリティとサービス」の章を参照してください。
DX エージェント サービスは、DX レプリケーション サービスを開始する前でも開始することができますが、その場合はレプリケーション サービスが停止していることを通知するメッセージがエージェントから返されます。レプリケーション サービスがまだ実行していないため、これは正常な動作です。
構文
result = Services.StartDXAgent
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StartDXReplication
DataExchange(DX)レプリケーション サービス(レプリケーション エンジン)を開始します。レプリケーション エンジンでは、DataExchange レプリケーション ネットワーク内で、どれか 1 つの Pervasive PSQL データベースの変更を捕捉し、それをほかのデータベースと共有することができます。レプリケーション エンジンの詳細については、『Pervasive DataExchange User's Guide』を参照してください。
レプリケーション サービスを開始すると、トランザクショナル サービスやリレーショナル サービスも開始します。
構文
result = Services.StartDXReplication
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StopDXAgent
DataExchange(DX)エージェント サービスを停止します。DX エージェントは、レプリケーションでの重大な障害を検出し、管理者に電子メールで通知するコンポーネントです。DX エージェントの詳細については、『Pervasive DataExchange User's Guide』の「DataExchange のユーティリティとサービス」の章を参照してください。
構文
result = Services.StopDXAgent
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |
StopDXReplication
DataExchange(DX)レプリケーション エンジンを停止します。レプリケーション エンジンでは、DataExchange レプリケーション ネットワーク内で、どれか 1 つの Pervasive PSQL データベースの変更を捕捉し、それをほかのデータベースと共有することができます。レプリケーション エンジンの詳細については、『Pervasive DataExchange User's Guide』を参照してください。
構文
result = Services.StopDXReplication
引数
Services | DtoServices オブジェクト |
戻り値
result | メソッド呼び出しの結果を示す DtoResult(Long 型の値)。 DtoSession オブジェクトの Error プロパティを使って結果の説明を取得します。 |