高度なトピック
Pervasive DataExchange の高度なトピック
この付録では、Pervasive DataExchange のインストールに関する高度な情報を述べます。以下のセクションが含まれます。
多対 1 の設定における DataExchange
多対 1 の設定は、複数のサイトがそれぞれのデータを 1 つのサイトにバックアップすることを意味します。このような設定の場合、第 1 サイトの選択をすぐに判断できないかもしれません。次の例で考えてみましょう。
図 B-1 多対 1 のバックアップ設定の例
それぞれのネットワークに属する A、B、C という 3 つのサーバーがあります。各サーバーはそれぞれ独自のデータベース dbA、dbB、dbC を運用しています。ここに、各データベースの複製されたコピーをすべて同じマシンに保持するという リアルタイム バックアップ ソリューションを導入するとします。
このような状況の場合、第 1 サイトとして最も合理的な選択はバックアップの場所です。なぜでしょう?理由の 1 つは、レプリケーション ネットワークが第 1 サイトを 1 つしか持てないことです。さらに、バックアップの場所は以下の条件を満たす必要があります。
•パートナー サイトへのネットワーク接続を含む。
•データ全体のための物理ストレージが提供できる。
•ファイル コピーの必要が最も少ない場所として適している。レプリケーション デザインでは、いくつかのファイルがパートナー サイトにコピーされることが必要です。
多対 1 の設定で DataExchange を配置する方法については、『
Pervasive DataExchange User's Guide』の
多対 1 の設定を参照してください。
1 つの第 1 サイトと複数のパートナー サイトのインストール
各レプリケーション ネットワークには「第 1 サイト」としてデザインされたサイトが 1 つ必要です。それ以外のサイトである「パートナー サイト」は、第 1 サイトと初期レプリケーションを実行する必要があります。最初のレプリケーションによって、パートナー サイトがレプリケーション ネットワークの一部として確定されます。
このため、お使いのレプリケーション ネットワーク上の第 1 サイトのみにインストールしてください。ただし、レプリケーション ネットワーク上には必要に応じて複数のパートナー サイトを置くことができます。
►Pervasive DataExchange を多対 1 設定でインストールするには
2 追加する各パートナー サイトでもインストール プログラムを実行します。
3 [ライセンスの入力]ダイアログで、DataExchange 製品キーを入力するか貼り付けます。お客様が購入された追加バージョンの Real-Time Backup Edition で提供された製品キーを使用してください。
4 [次へ]をクリックします。
5 サイトの種類で、[パートナー サイト]をクリックします。