Pervasive DataExchange のアップグレード
既存の Pervasive DataExchange のアップグレードの手順
この付録では、現在の Pervasive DataExchange 製品をアップグレードする手順を説明します。以下の項目が含まれています。
DataExchange をアップグレードする前の確認事項
Pervasive DataExchange をアップグレードする前に、以下の情報を確認してください。
Readme ファイル。このファイルは配布メディアに収録されています。製品のマニュアルには記載することができなかった最新の情報が含まれています。
アップグレードとは、現在インストールされている製品のバージョンより新しいバージョンをインストールすることです。アップグレードする際に以前のバージョンをアンインストールする必要はありません。
Windows プラットフォームに関する注記
以下の条件に注意してください。
•Pervasive DataExchange をインストールするマシンの完全な管理者レベルの権限を持っている必要があります。
•アドバンスト パワー マネージメント(APM)で電源管理を行っている場合、Pervasive DataExchange のインストール時にはこれを無効にしてください。インストール中にサーバーがサスペンド状態になった場合、この電源管理機能が原因でインストールが失敗することがあります。アドバンスト パワー マネージメント(APM)機能は、コントロール パネルの[電源オプション]で制御できます。
DataExchange の Readme ファイル
Pervasive Software は、Readme ファイルに含まれる情報をお読みいただくことを強くお勧めします。このファイルには、本製品のマニュアルには記載されていない重要な情報が含まれています。この情報は製品のインストールや使用の際に非常に役立ちます。
Readme ファイルはインストール CD のルートにあります。
データ ファイルのバックアップ
アップグレードのインストールを行う前に、現存するすべてのデータ ファイルを必ずバックアップしておいてください。また、システムの完全バックアップも行ってください。システムの完全バックアップは、サーバー上にソフトウェアをインストールする際に事前に行われる一般的な措置です。
Pervasive DataExchange のアップグレード
本製品のアップグレードを行うには、以前のバージョンの DataExchange がインストールされている必要があります。
メモ: DataExchange をアップグレードする前にアンインストールを行う必要はありません。アンインストールでは、すべての DataExchange のレプリケーション デザインとデータベースのアクティブ化情報がシステムから削除され、<インストール ディレクトリ>\Replication ディレクトリに作成されたすべてのデータベースも削除されます。アンインストールを行うと、レプリケーション データベースを再度デザインし直す必要があります。
アップグレード インストール プログラムによって、ファイルがターゲット インストール ディレクトリへコピーされる前にエラーが発生した場合は、Windows ディレクトリに作成されているインストール ログ ファイル(replinst.log)を参照してください。
►Pervasive DataExchange をアップグレードするには
レプリケーションで使用されているすべてのサイトをアップグレードしてください。
1 必要であれば、レプリケートしてすべてのサイトのデータが最新のものであることを確認してください。
2 レプリケーション スケジュールをすべて停止します。
•PCC で、スケジュールを設定してあるデータベースをクリックします。
•[DataExchange|Manager]を選択します。
•ログオンします。デフォルトで、ログイン名は ADMIN、パスワードは password です。共に、大文字小文字が区別されます。
•サイト一覧で目的のサイトをクリックします。
•[スケジュール]タブをクリックします。
•[名前]の一覧で各スケジュールを選択します(選択できるのは一度に 1 つ)。
•[レプリケートしない]をクリックし、次に[適用]をクリックします。
3 以下のいずれかを実行して、お使いの Windows マシンからインストール プログラムを起動します。
•CD-ROM ドライブに Pervasive DataExchange CD を挿入します。
•インストール プログラムが自動的に起動しない場合は、オペレーティング システムから次のコマンド「drive:\setup」を実行します。"drive" には、お使いの CD-ROM ドライブを表す文字を指定してください。
インストールのセットアップで以前のバージョンの DataExchange があるかどうかをチェックします。以前のバージョンの DataExchange が見つかった場合、次のようなアップグレードに関するメッセージが表示されます。
図 A-1 通常のアップグレードについてのメッセージ
4 [OK]をクリックします。
初期画面が表示されます。
5 [次へ]をクリックします。
ライセンス契約書が表示されます。
6 使用許諾契約書をお読みください。同意するには、[はい]をクリックします。
既存の DataExchange 製品キーのアップデートが必要であれば、セットアップで新しい製品キーが要求されます。製品キーのアップデートが必要でなれけば、手順
8 へ進みます。
7 ライセンスの入力フィールドで、以下のどちらかを実行します。
•製品キーを入力するか貼り付けます。
•製品キーを入力しないで、DataExchange の評価版をインストールします。
第 1 サイトとパートナー サイトの両方に同じ製品キーを使用します。この製品キーについては 、AG-TECH ライセンス証書をご確認ください。
評価版の有効期限を過ぎると、レプリケーション エンジンを起動しようとしたときにエラー メッセージが表示されます。製品キーはいつでも適用することができます。
評価版ライセンスから正規ライセンスにアップグレードするにはを参照してください。
8 [次へ]をクリックします。
インストール プログラムは、そのマシンに以前インストールされたバージョンの DataExchange の設定を自動的に判断します。インストール設定の概要が表示されます。
9 [次へ]をクリックします。
アップグレードが続行され、状態メッセージが表示されます。以下のようなメッセージが表示されます。
•Pervasive PSQL サーバー エンジンを停止しています...
•コンポーネントをコピーしています...
•コンポーネントをインストールしています...
•コンポーネントを初期化しています...
•コンポーネントを登録しています...
•Pervasive PSQL データベース エンジンを再起動しています...
インストールの最後で、インストールの完了が通知され、Readme ファイルを表示するかどうかの確認を求められます。
10 [README ファイルの表示]オプション - Pervasive Software ではこの README ファイルを読んでいただくことを強くお勧めします。このファイルには、製品マニュアルには含まれていない、本製品の設定や使用の上で必要となる可能性がある重要な情報が記載されています。
11 [完了]をクリックします。
12 次のいずれかを実行します。
•[Readme ファイルの表示]オプションのチェックをオンにした場合、ブラウザー ウィンドウに Readme ファイルが表示されます。DataExchange のインストールを終了するには、このブラウザー ウィンドウを閉じる必要があります。
•[Readme ファイルの表示]オプションのチェックをオフにした場合は、DataExchange のインストール処理が終了します。後から読む場合は、Pervasive DataExchange の readme.htm ファイルを開きます。
13 既存のレプリケーション スケジュールを再開します。
•PCC で、スケジュールを設定してあるデータベースをクリックします。
•[DataExchange|Manager]をクリックします。
•ログオンします。デフォルトで、ログイン名は ADMIN、パスワードは password です。共に、大文字小文字が区別されます。
•サイト一覧で目的のサイトをクリックします。
•[スケジュール]タブをクリックします。
•[名前]の一覧で各スケジュールを選択します(選択できるのは一度に 1 つ)。
•[指定分数おきにレプリケートする]をクリックし、次に[適用]をクリックします。
Pervasive DataExchange のアップグレード後の一般的な質問
アクティブにしたデータベースはアップグレード後もレプリケートされますか?
はい。レプリケーション情報はすべてアクティブなデータベースに保持されています。アクティブなデータベースでしなければならないことは、アップグレード以前に設定したレプリケーション スケジュールを再始動することだけです。
DataExchange のレジストリ設定はアップグレード後もすべて保持されますか?
はい。レジストリ設定は以前のままです。