DataExchange のアップグレード
以下のトピックで、より新しいバージョンの DataExchange へ移行する方法について説明します。
DataExchange をアップグレードする前の確認事項
DataExchange を以前のバージョンから最新のリリースへ移行するユーザーの場合、アップグレード手順は以前のリリースから変更されました。現在は、一連の特定の手順に従って以前のバージョンの DataExchange をアンインストールするほかに、Zen もアップグレードする必要があります。
DataExchange をアップグレードする準備をするために、
DataExchange のアップグレードの手順に進む前に、以下の項目を確認してください。また、アップグレードは新しいインストールを必要とするため、
DataExchange をインストールするための準備も参照してください。
DataExchange の Readme
DataExchange リリース ノートをお読みいただくことを強くお勧めします。この readme ファイルには、製品マニュアルには含めることができなかったが、製品をインストールして使用するために必要な情報が記載されています。64 ビット システムの DataExchange インストールでは、ファイル名 readme_dx.htm として C:
\Program Files (x86)
\Actian
\Zen
\Replication
\Docs に含まれています。ただし、このファイルはリリース後に更新される可能性があるため、最新版は常に
弊社の Web サイトで公開されます。
Windows 管理者権限
DataExchange をインストールするシステムの完全な管理者レベルの権限を持っている必要があります。詳細については、
管理者権限を参照してください。
データ ファイルのバックアップ
アップグレードを開始する前に、現存するすべてのデータ ファイルをバックアップしておくことをお勧めします。また、システムの完全バックアップを行い、復元を確認してください。システムの完全バックアップは、サーバー上に任意のソフトウェアをインストールする前に実施する最良例です。
DataExchange のアップグレード
最新バージョンの DataExchange にアップグレードするには、同時に Zen もアップグレードする必要があります。以下の手順は、PSQL および Zen v14 以降と、DataExchange 14.00 以降のバージョンで使用できます。
DataExchange をアップグレードするには
レプリケーションで使用されているすべてのサイトをアップグレードしてください。レプリケーション スケジュールをすべて削除し、アップグレード中にユーザーがデータにアクセスしないようにする必要があります。アップグレードする前に、第 1 サイトとパートナー サイトのデータをバックアップすることをお勧めします。
1. パートナー サイトと第 1 サイトの両方でコマンド プロンプトから次のコマンドを実行して、レプリケーション データベースを非アクティブにします。
dxdeact DSN
ここで、DSN は各サイトの DSN です。
2. Actian DataExchange プログラム グループにある DX Template Remover を使用して、第 1 サイトからレプリケーション テンプレートを削除します。
この場合は、[DataExchange システム テーブルを削除する]および[DSN およびデータベース名を削除する]チェック ボックスをオンにします。
テンプレートにセキュリティが設定されている場合は、このチェック ボックスをオンにして、Master ユーザー名とパスワードを入力します。
この手順により、データベースの変更を追跡するために使用された Zen Control Center 内の DSN とデータベースが削除されます。以前に追跡されたデータベース自体とそのデータは影響を受けません。
3. Zen サービスを停止し、次の場所からレプリケーション データベースとレプリケーション関連ファイルを削除します。
• C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication\projects
• C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication\templates
4. 第 1 サイトで、データベースの場所にあるサブディレクトリ(たとえば、C:\Data\DX_DataProj など)を削除するか、または名前を変更します。
5. パートナー サイトで Zen Control Center を開き、第 1 サイトで削除されたテンプレートと同じ名前のデータベースを探します。
6. データベース名を右クリックして[削除]を選択します。
[はい。データベース名と DDF]を選択します。この手順により、データベースの変更を追跡するために使用された Zen Control Center 内の DSN とデータベースが削除されます。レプリケートされたデータを含むデータベースは影響を受けません。
7. パートナー サイトで DataExchange をアンインストールします。
8. 第 1 サイトで DataExchange をアンインストールします。
9. 第 1 サイトで Zen をアップグレードします。
10. パートナー サイトで Zen をアップグレードします。
11. 第 1 サイトのマシンに DataExchange を第 1 サイトとしてインストールします。
12. パートナー サイトのマシンに DataExchange をパートナー サイトとしてインストールします。
13. 両方のサイトで DXDeploy を使用して、レプリケーション プロジェクトを作成します。
14. パートナー サイトで、リアルタイム バックアップ(RTB)用の既存のファイルを置き換えるか尋ねられたら、[置き換える前にファイルを保存します。(推奨)]を選択します。ファイルはデータベースの場所のサブディレクトリ(DX_DataProj.save など)に保存されます
15. レプリケーションを開始します。
DataExchange インストール プログラムによって、ファイルがインストール先ディレクトリへコピーされる前にエラーが発生した場合は、インストール ログ ファイル DataExchange_vnn_64_Install.log で現在のログインの %temp% ディレクトリを確認してください。
メモ: 複数のデータベースをレプリケートしている場合は、上記の手順
1 ~
10 を行う代わりに、新たなマシンに Zen をインストールし、ZenCC のスキーマのエクスポートおよびインポート機能を使用して、データベースを元の場所から新しいシステムへ移行することを検討してください。その後、手順
11 ~
15 を続行します。
DataExchange のアップグレード後の一般的な質問