DataExchange の初めてのインストール
 
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DataExchange の初めてのインストール
初めてインストールする際の手順
以下の項目で、DataExchange をインストールする手順について説明します。
DataExchange をインストールする前の確認事項
DataExchange のインストール
DataExchange インストール後の操作に関する一般的な質問
DataExchange のアンインストール
DataExchange をインストールする前の確認事項
このセクションでは、DataExchange を正しくインストールするために必要な情報を提供します。インストールを実行する前に、以下のことを確認してください。
DataExchange をインストールするための準備。このトピックには、製品の使用に関するプラットフォーム固有の注意が記述されています。
Readme。このリリース ノートには、ユーザー マニュアルには含まれていない最新の情報が記載されています。このドキュメントは DataExchange のインストール ファイルに含まれていますが、リリース後に更新されている可能性があります。この最新版は常に PSQL Web サイトで公開されます。
Windows プラットフォームに関する注記
以下の条件に注意してください。
DataExchange をインストールするシステムの完全な管理者レベルの権限を持っている必要があります。
インストールを許可するために、ウイルス対策ソフトウェアを無効にしたり、あるいはその設定を変更したりしておく必要があるかもしれません。
DataExchange のインストール
DataExchange v12 では、まず PSQL v12 Server、Vx Server、または Workgroup エンジンがインストールされている必要があります。DataExchange を追加するシステムに、既にデータベース エンジンが存在していることを確認してください。
メモ: DataExchange インストールでは、PSQL エンジンの停止、再起動が行われます。業務上、一定時間はデータベース エンジンを停止できないような環境である場合は、業務時間外に DataExchange をインストールしてください。
DataExchange には、購入したライセンスによって決定される 2 種類のエディションがあります。
Real-Time Backup:第 1 サイトとバックアップ システムとして機能する 1 つのパートナー サイトの、2 台のマシンによるレプリケーション ネットワーク。第 1 サイトにおけるデータの変更は、設定されているスケジュールに従ってチェックされ、検出された場合はパートナー サイトにバックアップされます。
cData Synchronization:第 1 サイトと 2 つ以上のパートナー サイトで構成された、多対 1 レプリケーション ネットワーク。あらゆるサイトにおけるデータの変更がその他すべてのサイトへレプリケートされます。
1 つの DataExchange 製品キーが、データを同期するすべてのマシンで使用されます。
インストール時に製品キーを入力しないと、DataExchange は評価版ライセンスを提供します。これは後で期限なしライセンスに置き換えることができます。詳細については、DataExchange ライセンスを参照してください。
インストール プログラムによって、ファイルがインストール先ディレクトリへコピーされる前にエラーが発生した場合は、インストール ログ ファイルで現在のログインの %temp% ディレクトリを確かめてください。このファイルは、64 ビット システムでは DataExchange_v12_64_Install.log、32 ビット システムでは DataExchange_v12_x86_Install.log です。
DataExchange は、PSQL Server または Server Vx がインストールされているシステムに電子メール通知エージェントをインストールします。PSQL Workgroup ではエージェントを利用できません。詳細については、dxagent を参照してください。
このセクションの残り部分では、以下の項目について説明します。
Real-Time Backup 用 DataExchange のインストール
Data Synchronization 用 DataExchange のインストール
DataExchange をインストールした後の確認事項
PSQL DataExchange のセキュリティ
Real-Time Backup 用 DataExchange のインストール
Real-Time Backup Edition の場合は、以下の手順に従います。Data Synchronization Edition をインストールする場合は、Data Synchronization 用 DataExchange のインストールを参照してください。
DataExchange をリアルタイム バックアップ用の 2 システム構成でインストールするには
インストールを 2 回実行する必要があります。最初は第 1 サイトに、もう 1 度はパートナー サイトにインスト-ルします。
1 以下のどちらかの方法で、Windows システムからインストーラーを実行します。
DataExchange インストール CD をシステムの CD-ROM ドライブに挿入するか、ダウンロードした自己展開型のインストーラー実行可能ファイルを実行します。
CD からインストールする場合、インストーラーが自動的に起動しないときは、オペレーティング システムから次のコマンド「drive:\autorun\autorun」を実行します。"drive" には、お使いの CD-ROM デバイスを表すドライブ文字を指定してください。
2 ようこそ]ウィンドウで[次へ]をクリックします。
インストーラーが、お使いの PSQL バージョンとシステム情報を検出します。これには数分かかることがあります。
3 使用許諾契約書をお読みください。続行するには、[使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次へ]をクリックします。
4 ライセンスの入力フィールドで、以下のどちらかを実行します。
製品キーを入力します。
入力を省略して、一時的な評価用製品キーが適用されるようにします。
評価版の有効期限を過ぎると、レプリケーション エンジンはエラーを返すようになります。製品キーはいつでも適用することができます。製品キーを使って評価版システムをアップグレードするにはを参照してください。
5 次へ]をクリックし、次のいずれかを行います。
製品キーを入力した場合は、それによって使用するエディションがインストーラーに指示されるため、単に手順 6 へ進むことができます。使用する予定のエディションとライセンスが一致していることを確認してください。
製品キーを空白のままにした場合は、Data Synchronization と Real-Time Backup のどちらのエディションを評価したいかをインストーラーに尋ねられます。一方を選んで[次へ]をクリックします。
6 次のいずれかのインストールを選択します。
第 1 サイト:デザイン、管理、レプリケート
第 1 サイトを使用してレプリケーション ネットワークのデザインや構成を行います。コンポーネントには、管理用ユーティリティおよびレプリケーション エンジンが含まれます。
パートナー サイト:管理、レプリケート
パートナー サイトは第 1 サイトとデータをレプリケートします。パートナー サイトのコンポーネントは DataExchange 管理用ユーティリティおよびレプリケーション エンジンです。第 1 サイトをインストールする前にパートナー サイトをインストールすることもできます。ただし、第 1 サイトからのレプリケーション ネットワークを初期化して構成する必要があります。
注意: 1 つのネットワーク上に複数の第 1 サイトをインストールしないでください。レプリケーション競合が発生する場合があります。意図せずに第 1 サイトをインストールしてしまうリスクを軽減するために、この手順のデフォルトの選択は "パートナー サイト" になっています。
7 選択したら、[次へ]ボタンをクリックして以下の処理を続けます。
第 1 サイトをインストールする場合、レプリケーション ネットワーク上に第 1 サイトをインストールしていない場合は、[はい]をクリックして次の手順へ進みます。そうでない場合は[いいえ]をクリックし、インストーラーの使用を完了して終了します。
パートナー サイトをインストールする場合は、次の手順へ進みます。
8 次へ]をクリックし、サイト情報を指定するダイアログを開きます。
どちらのフィールドにも、お使いのマシンのホスト名がデフォルトで設定されます。
[サイト名]によってレプリケーション ネットワーク上のシステムを識別します。名前は自由に付けることができます。デフォルトの名前のままにするか、よりわかりやすい名前を入力してください。
[ホスト名または IP アドレス]によって DataExchange エンジンがこのシステムを識別します。システムの固定 IP アドレスをご使用になりたい場合は、その IP アドレスを入力してください。IP アドレスが DHCP によって割り当てられている場合は、デフォルトのホスト名を受け入れます。
9 次へ]をクリックします。
10 必要であれば、[戻る]をクリックして、インストール設定の確認や変更を行うことができます。インストールを開始するには、[インストール]をクリックします。
11 インストール処理の最後に、[完了]をクリックします。
Readme ファイルをお読みいただくことをお勧めします。このファイルには、本製品の設定や使用に関する重要なリリース ノートが記載されています。64 ビット システムのインストールでは、ファイル名 readme_dx.htm として C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication\Docs に含まれています。ただし、このファイルはリリース後に更新される可能性があるため、最新版は常に PSQL Web サイトで公開されます。
Data Synchronization 用 DataExchange のインストール
Data Synchronization Edition の場合は、以下の手順に従います。Real-Time Backup Edition をインストールする手順については、Real-Time Backup 用 DataExchange のインストールを参照してください。
DataExchange をデータ同期用の 2 システム構成でインストールするには
インストールを 2 回実行する必要があります。最初は第 1 サイトに、もう 1 度はパートナー サイトにインスト-ルします。
1 以下のどちらかの方法で、Windows マシンからインストーラーを実行します。
DataExchange インストール CD をシステムの CD-ROM ドライブに挿入するか、ダウンロードした自己展開型のインストーラー実行可能ファイルを実行します。
CD からインストールする場合、インストーラーが自動的に起動しないときは、オペレーティング システムから次のコマンド「drive:\autorun\autorun」を実行します。"drive" には、お使いの CD-ROM デバイスを表すドライブ文字を指定してください。
2 ようこそ]ウィンドウで[次へ]をクリックします。
インストーラーが、お使いの PSQL バージョンとシステム情報を検出します。これには数分かかることがあります。
3 使用許諾契約書をお読みください。続行するには、[使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次へ]をクリックします。
4 ライセンスの入力フィールドで、以下のどちらかを実行します。
製品キーを入力します。
入力を省略して、一時的な評価用製品キーが適用されるようにします。
第 1 サイトとパートナー サイトの両方に同じ製品キーを使用します。この製品キーについては DataExchange CD-ROM ケースに貼られている製品情報ラベルをご確認ください。
評価版の有効期限を過ぎると、レプリケーション エンジンはエラーを返すようになります。製品キーはいつでも適用することができます。製品キーを使って評価版システムをアップグレードするにはを参照してください。
5 次へ]をクリックし、次のいずれかを行います。
製品キーを入力した場合は、それによって使用するエディションがインストーラーに指示されるため、単に手順 6 へ進むことができます。使用する予定のエディションとライセンスが一致していることを確認してください。
製品キーを空白のままにした場合は、Data Synchronization と Real-Time Backup のどちらのエディションを評価したいかをインストーラーに尋ねられます。一方を選んで[次へ]をクリックします。
6 次のいずれかのインストールを選択します。
第 1 サイト:デザイン、管理、レプリケート
第 1 サイトを使用してレプリケーション ネットワークのデザインや構成を行います。コンポーネントには、管理用ユーティリティおよびレプリケーション エンジンが含まれます。
パートナー サイト:管理、レプリケート
パートナー サイトは第 1 サイトとデータをレプリケートします。パートナー サイトのコンポーネントは DataExchange 管理用ユーティリティおよびレプリケーション エンジンです。第 1 サイトをインストールする前にパートナー サイトをインストールすることもできます。ただし、第 1 サイトからのレプリケーション ネットワークを初期化して構成する必要があります。
注意: 1 つのネットワーク上に複数の第 1 サイトをインストールしないでください。レプリケーション競合が発生する場合があります。意図せずに第 1 サイトをインストールしてしまうリスクを軽減するために、この手順のデフォルトの選択は "パートナー サイト" になっています。
7 選択したら、[次へ]ボタンをクリックして以下の処理を続けます。
第 1 サイトをインストールする場合、レプリケーション ネットワーク上に第 1 サイトをインストールしていない場合は、[はい]をクリックして次の手順へ進みます。そうでない場合は[いいえ]をクリックし、インストーラーの使用を完了して終了します。
パートナー サイトをインストールする場合は、次の手順へ進みます。
8 次へ]をクリックし、サイト情報を指定するダイアログを開きます。
どちらのフィールドにも、お使いのマシンのホスト名がデフォルトで設定されます。
[サイト名]によってレプリケーション ネットワーク上のシステムを識別します。名前は自由に付けることができます。デフォルトの名前のままにするか、よりわかりやすい名前を入力してください。
[ホスト名または IP アドレス]によって DataExchange エンジンがこのシステムを識別します。システムの固定 IP アドレスをご使用になりたい場合は、その IP アドレスを入力してください。IP アドレスが DHCP によって割り当てられている場合は、デフォルトのホスト名を受け入れます。
9 次へ]をクリックします。
10 必要であれば、[戻る]をクリックして、インストール設定の確認や変更を行うことができます。インストールを開始するには、[インストール]をクリックします。
11 インストール処理の最後に、[完了]をクリックします。
Readme ファイルをお読みいただくことをお勧めします。このファイルには、本製品の設定や使用に関する重要なリリース ノートが記載されています。64 ビット システムのインストールでは、ファイル名 readme_dx.htm として C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication\Docs に含まれています。ただし、このファイルはリリース後に更新される可能性があるため、最新版は常に PSQL Web サイトで公開されます。
DataExchange をインストールした後の確認事項
Real-Time Backup Edition のインストール後
両サイトに DataExchange Real-Time Backup Edition をインストールしたら、第 1 サイトとパートナー サイトの間にサンプルのレプリケーション配置を設定してみることをお勧めします。この例を使用するのは任意ですが、サンプル データベースを使った配置の実地体験をステップ実行する上で役立ちます。
この例を使用するには、レプリケーション配置を参照してください。
Data Synchronization Edition のインストール後
DataExchange Data Synchronization Edition では、レプリケーションを行うデータベースのデザインと配置に関していくつかの方法を提供します。これらの方法には、Data Synchronization 配置モデルに記載されているさまざまな判断が関連しています。
PSQL DataExchange のセキュリティ
PSQL では Btrieve アプリケーションにセキュリティ モデルが提供されています。ただし、ソース データベースにセキュリティが設定されていたとしても、DXdeploy によって作成されたレプリケーション データベースにはセキュリティがありません。追加することができます。Demodata サンプル データベースの使用例については、PSQL セキュリティを使用したデータベースのレプリケートを参照してください。詳細については、『PSQL Advanced Operations Guide』でデータベース セキュリティに関するトピックも参照してください。
DataExchange インストール後の操作に関する一般的な質問
インストール後に次のような質問が生じるかもしれません。
DataExchange 用に PSQL Control Center(PCC)で何か設定する必要はありますか?
いいえ。DataExchange は PCC での特別な設定を必要としません。
DataExchange はログ ファイルを作成しますか?
はい。ログ ファイルを参照してください。
レプリケーションをスケジュールによって自動的に行うにはどうしたらよいですか?
スケジュールの作業を参照してください。
レプリケーションの障害の通知を電子メールで受け取るにはどうしたらよいですか?
DataExchange エージェントを参照してください。
DataExchange ファイルはどこにインストールされますか?
DataExchange の新しいインストールは次の場所にインストールされます。
プラットフォーム
ファイルの種類
デフォルトのインストール場所
Windows 7 以上 1(64 ビット)
アプリケーション データ
C:\ProgramData\Actian\PSQL\Replication
プログラム ファイル(64 ビット)
(イベント ハンドラー)
C:\Program Files\Actian\PSQL\bin
プログラム ファイル(32 ビット)
C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication
C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\bin
Windows 7 以上 1(32 ビット)
アプリケーション データ
C:\ProgramData\Actian\PSQL\Replication
プログラム ファイル
C:\Program Files\Actian\PSQL\Replication
1 Windows 7 以上とは、Windows 7 および Windows 7 以降にリリースされた Windows オペレーティング システムで、PSQL によって現在サポートされているものです。
DataExchange のアンインストール
アンインストール プログラムではシステムからすべての DataExchange コンポーネントを削除します。また、PSQL によって登録された、C:\ProgramData\Actian\PSQL\Replication または C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication にあるデータベースも削除します。これら以外の場所については、アンインストールはデータベースをそのままにしておきます。また、その他の場所にあるデータベースに関連付けられている DSN およびデータベース名も削除しません。
C:\ProgramData\Actian\PSQL\Replication または C:\Program Files (x86)\Actian\PSQL\Replication にあるデータベースをアクティブにしていた場合は、DataExchange をアンインストールする前に以下の操作を行ってください。
dxdeact ユーティリティを使用して各データベースを非アクティブ化します。dxdeact を参照してください。データベースの非アクティブ化の例は、配置されたサンプル データベースを削除するを参照してください。
テンプレート リムーバ ウィザードを使用してテンプレートを削除します。trwizard を参照してください。ウィザードの使用例は、配置されたサンプル データベースを削除するを参照してください。
データが必要でなくなった場合は任意で、PCC(PSQL Control Center)を使用してソース データベースや特定のテーブルを削除することもできます。
テンプレートを削除する前にデータベースを非アクティブ化しなかった場合、アンインストール処理ではデータベース ファイルと関連するレプリケーション ファイルをそのまま残します。レプリケーション ファイルが問題を引き起こすことはありませんが、それらを削除することによって物理ストレージを取り戻すことができます。
メモ: PSQL データベース エンジンは、DataExchange の削除時に停止および再起動されます。業務上、一定時間はデータベース エンジンを停止できないような環境である場合は、停止が許可される時間内に DataExchange をアンインストールしてください。
DataExchange をアンインストールするには
メモ: DataExchange は、アンインストールしないでアップグレードすることができます。そのためには、DataExchange のアップグレードの手順を使用します。DataExchange を完全に削除することにより、すべてのレプリケーション デザインとデータベースのアクティブ化情報がシステムから削除されるほか、レプリケーション ディレクトリに作成されたすべてのデータベースも削除されます。アンインストールすると、新しいバージョンをインストールした後にレプリケーション データベースの再デザインが必要になるため、この手順を行わないでアップグレードすることをお勧めします。
DataExchange をアンインストールする必要がある場合は、以下の標準的な手順を使用します。
1 コントロール パネルで、[プログラムと機能]を開きます。
2 一覧の中から DataExchange をクリックし、[アンインストール]を選択します。
3 インストールの完了時にシステムの再起動を求められた場合は、再起動してください。