Audit for Zen をインストールするための準備
インストールまたはアップグレードの準備
次のセクションでは、Audit for Zen の一般的なインストールまたはカスタム インストールの準備について説明します。
一般的なインストール
このトピックでは、以下の情報について説明します。
インストール チェックリスト
インストールやアップグレードの準備に役立つリストを以下に示します。開始する前に、お使いのシステムが、
弊社 Web サイトに掲載されている Audit for Zen のハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。
各チェックリスト項目については、後のトピックでより詳細に説明します。
インストールする前に、適切な事前措置を行っている。
インストール先のシステムにおける管理者レベルのアクセス許可と権限をすべて持っている。
ライセンスを持っている(試用版でテストする場合を除く)。
最新のリリース ノートを確認できる。
使用前の注意
Audit for Zen のインストールでは、Zen データベース エンジンの停止、再起動が行われます。このため、業務に支障のないときに AZ(Audit for Zen)をインストールしてください。
目的のハード ディスク ドライブ上の重要なファイルは、データ ファイルも含めて、作業を進める前にバックアップしておいてください。
インストールを開始する前に、すべてのウイルス対策アプリケーションを無効にします。インストールが完了した直後に、これらを再度有効にすることができます。ウイルス対策アプリケーションを無効にしない場合は、さまざまなインストール タスクを実行する許可を求められます。
アクセス許可と権限
Audit for Zen をインストールするには、インストール先のシステムにおける管理者レベルのすべての権限が必要です。
認証ライセンス
インストール時に製品キーを入力しなかった場合、試用評価期間中のみ、データを監視できます。試用期間が終わると、Audit for Zen はデータを監視しなくなります。試用中にキャプチャされた既存の監査レコードを照会することはできますが、特定の機能は利用できなくなります。
製品キーを適用するには、Zen Control Center で[ツール]>[License Administrator]を選択します。または、コマンド プロンプトを開き、32 ビット インストールの場合は clilcadm、64 ビット インストールの場合は w64clilcadm を実行します。製品キーの詳細については、『Zen User's Guide』を参照してください。
Zen リモート クライアント システムへのインストールでは、製品キーを必要としません。AZCC(Audit for Zen Control Center)クライアント自体には製品キーは必要ありません。
メモ:Audit for Zen は、監視する Zen サーバー インスタンスのアクティブな製品キーを持っている場合にのみ実行できます。
リリース ノート
readme_am.htm ファイルのリリース ノートをお読みになることをお勧めします。リリース ノートには、ユーザー マニュアルには含めることができなかったが、Audit for Zen を正常にインストールして使用するために必要な製品情報が記載されています。
このファイルは、Audit for Zen インストール後にインストール先で見つかります。デフォルトの場所は C:\Program Files (x86)\Actian\Zen\Audit\Docs です。
ドキュメント
このドキュメントは Audit for Zen では[ヘルプ]メニューにあります。また、[AZCC](Audit for Zen Control Center)ウィンドウおよびダイアログのさまざまな場所で F1 キーを押せば、状況依存トピックを表示することもできます。オンライン バージョンは、
弊社のドキュメント Web サイトに掲載されています。PDF バージョンはインストール DVD イメージに含まれています。
カスタム インストール
ここでは、Audit for Zen のインストールのために使用されるテクノロジおよび各種設定のカスタマイズについて説明します。Audit for Zen のインストールは Microsoft Installer(MSI)を使用します。AMsetup.ini ファイルには、カスタム インストール用に変更できるデフォルトの設定が含まれています。
インストーラー実行可能ファイル
ほとんどのインストール シナリオでは、インストーラー実行可能ファイルを使用する必要があります。この実行可能ファイルは InstallShield パッケージで、インストールを実行する前にいくつかのチェックを行います。Windows が 32 ビット版か 64 ビット版かの検出、適切なインストールの起動、およびシステムに適合するすべての 32 ビット/64 ビット クライアント コンポーネントの提供を行います。
次の表は Windows オペレーティング システムでの Audit for Zen インストーラーについて説明しています。
製品 | インストール パッケージ | 説明 |
---|
Audit for Zen Server | Install_AuditMaster.exe | •32 ビット オペレーティング システムへ 32 ビット エンジンをインストール •64 ビット オペレーティング システムへ 64 ビット エンジンをインストール •すべてのクライアント コンポーネントをインストール |
Audit for Zen Client | Install_AuditMaster.exe | •32 ビット オペレーティング システムへ 32 ビット クライアントをインストール •64 ビット オペレーティング システムへ 64 ビット クライアントをインストール |
AMsetup.ini 設定
AMsetup.ini ファイルには、標準的なインストールに必要な設定がすべて含まれています。このファイルは Install_AuditMaster.exe によって使用され、その .exe を使用する .msi ファイルと同じフォルダーに配置されています。
AMsetup.ini は、インストール時に適用される一連のプロパティで構成されています。ファイル内のコメント行では、各設定の説明と指定可能な値が記載されています。
注意: 組み込む製品エディションに付属している固有の AMsetup.ini ファイルを使用する必要があります。インストーラー技術およびインストール設定はバージョンごとに異なる可能性があるため、このファイルは製品と一致していなければなりません。
次の表は、AMsetup.ini のプロパティ設定を示しています。各設定はカテゴリ別に分類されています。各設定の値はキーに含まれています。
カテゴリ | キー |
---|
Directory Locations | PVSW_AM_INSTDIR32 PVSW_AM_INSTDIR64 |
Destination Folder | PVSW_AM_SKIP_INSTALLDIR |
Administrative Share Name | PVSW_AM_SHARE_NAME |
License key | PVSW_AM_LICENSE_KEY |
License key dialog | PVSW_AM_SKIP_LICENSE |