Actian Zen v15 SP2

修正プログラム リリース - 2024/10/31

インストール ビルド バージョン 15.21.011
コンポーネント ビルド バージョン 15.21.011

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows x86 32/64-ビット

Linux x86 64-ビット

Linux ARM 64-ビット

Raspbian ARM 32-ビット

macOS

SDK

インストールに関する注記

デフォルトで、ファイル名が「Zen_Patch_*」から始まる実行ファイルは、修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv15Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム(Build 15.21.011)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-11378 同一の列に対する複数の制限、または同一のテーブルに対する複数の制限を含むクエリのパフォーマンスが向上しました。
PSQL-11375 SELECT FOR UPDATE では、クエリの条件に一致するすべてのレコードがロックされないことがある。
PSQL-11311 カスケード削除、親テーブルの挿入、3 番目のテーブル アクセスがすべて同時に発生することにより生じたデッドロックが原因で、SQL エンジンがハングすることがある。
PSQL-11286 テンポラリ ソート ファイルを必要とするクエリでワイド データ型の列が選択されていると、データが切り捨てられることがある。
PSQL-11285 Btrieve 2 使用時の、Bulk オペレーションのフィルター数を 16 から 128 に増やしました。
PSQL-11284 同じアプリケーションで異なるスレッドからグローバルな一時テーブルを作成したり削除したりすると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-11262 Btrieve ファイルと SQL インデックスのセグメント定義の不一致が原因で、一部のクエリで最適化が正しく行われない。
PSQL-11212 データベースの[整合性の設定]設定が無効になっているのに、対応する挿入、更新、または削除が実行されたときにトリガーが発生する。
PSQL-11150 クエリのタイムアウト値に達しても、SQL エンジンは ADO.NET を実行しているクライアントにタイムアウトを送信しない。
PSQL-10680 PVDDL は、MONEY 型の列を含む CREATE TABLE に対して "無効な列型です" を返す。
PSQL-10479 JDBC アプリケーションの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10257 Btrieve リクエスターは、アプリケーションのすべてのクライアント ID がリセットされるまで、失敗したリモート サーバー接続を再試行しない。
PSQL-10249 Maintenance ユーティリティは、既存のデータ ファイルにマルチセグメント キーを追加しようとすると、ステータス 45 を返す。
PSQL-9774 [配列フェッチのバッファー サイズ]に 64 より大きい値を入力すると、メッセージのないエラー ポップアップが表示される。
PSQL-9484 Zen System Analyzer は、クライアントがインストールされているマシンで実行すると、キャッシュ サイズをゼロと報告する。


修正プログラム(Build 15.21.010)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-11087 ALTER TABLE を使用して SYSDATA_KEY_2 を追加する場合、ファイルに前もってシステム データを持っていないと、システム データを追加できない。
PSQL-11082 クエリの SELECT リストに複数のサブクエリ式があると、正しくない結果になることがある。
PSQL-11043 BDU は NOT NULL 列にヌル値を挿入することがある。
PSQL-11037 DELETE ステートメントの制限の指定で、セグメント インデックス内の列に対して OR を使用していると、一致するすべての値が削除されないことがある。
PSQL-11011 トリガーが無効な場合に、エラーが発生しないで SQL エンジンがハングする。
PSQL-11007 クエリに複数の左外部結合を指定しており、結果にヌル値が含まれる場合、結果セットの順序が正しくないことがある。
PSQL-11006 クエリに複数の左外部結合と GROUP BY を指定しており、結果にヌル値が含まれる場合、正しくない結果になることがある。
PSQL-10985 クエリに 255 バイトより大きい CHAR 列に対する IN 句を指定していると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10967 MSQuery を使用して [N]LONGVARCHAR 列を持つテーブルにアクセスすると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10917 基となるデータ ファイルよりも多くのインデックスを持つテーブルにアクセスした場合のエラー メッセージがない。
PSQL-10856 テーブルにインデックスを作成しているときに、別のユーザーが同じテーブルに複数のレコードを挿入すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10694 ODBC を使用してレガシーの LVAR 列にアクセスすると、メモリ オーバーランが原因で SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10676 ADO.NET アプリケーションの接続文字列のセキュリティが強化された。
PSQL-10489 Server Monitor にプロセス ID を追加した。
PSQL-10272 BCFG は、設定を 0 に設定しようとすると "致命的なエラー" を返す。
PSQL-10266 Rebuild ユーティリティを管理者以外のユーザーが実行すると、設定が保存されない。
PSQL-10209 JDBC アプリケーションを THREAD_MODE=SINGLE で実行すると、Monitor にネットワーク アドレスとして 0.0.0.0 が表示される。
PSQL-10050 日本語環境では、データベースが UTF-8 エンコードを使用するように設定されている場合、SQL エラー メッセージが文字化けする。
PSQL-10005 Monitor で、Btrieve 接続のタスク番号が 0 と表示される。
PSQL-5102 DSN の構成時、配列フェッチ バッファーに無効な値を入力してもエラー メッセージが表示されない。
PSQL-4902 Stat Extended オペレーションのサブファンクション 4 では、トランザクション ステータスが正しく報告されない。


修正プログラム(Build 15.21.006)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10674 クエリに複数の AND 述部と AND NOT 述部があると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10661 引用符で囲まれた NumericSA 定数をクエリで使用した場合、"割り当てエラー" が返されることがある。
PSQL-10615 大きな LONGVARBINARY 値が SQL トリガーで参照された場合、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10584 ZenCC のデータのエクスポートで、CHAR 型の文字列の先頭の空白が間違って除去される。
PSQL-10578 複雑な計算フィールドが式全体を囲むかっこを含んでおらず、そのフィールドが他の計算で使用されている場合、クエリの結果が正しくないことがある。
PSQL-10548 UTF-8 エンコードを使用する、セキュリティで保護されたデータベースに対してメタデータ ステートメント(CREATE TABLE、CREATE PROCEDURE など)を実行すると、8097:一般的なセキュリティ エラーが返されることがある。


修正プログラム(Build 15.21.005)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10577 ストレージ サーバーから大量のデータをフェッチすると、Reporting Engine がクラッシュすることがある。
PSQL-10560 v2 メタデータ データベースで 64 文字より長いパスを使用しようとした場合、"USING パス/ファイル名が無効です" が返されることがある。
PSQL-10527 日本語のテーブル名を使用するトリガーを作成すると、"ビュー名またはテーブル名が無効です" エラーが発生する。
PSQL-10524 ネットワークの問題により不完全なバッファーが送信された場合、Btrieve アプリケーションを実行しているクライアントがハングすることがある。
PSQL-10517 Btrieve 2 を使用して Extended オペレーションを実行した場合のパフォーマンスの問題。
PSQL-10509 BUTIL -LOAD で 57000 バイトより長いレコードを読み込むと、レコードが破損していることがある。
PSQL-10460 入れ子になったスカラや入れ子になったテーブル サブクエリを含む複雑なクエリを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。


修正プログラム(Build 15.21.003)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10492 グループ関数を使用して行を更新しようとする無効なストアド プロシージャを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10475 トリガーの実行で、OLD/NEW のデータが正しくないことがある。
PSQL-10435 接続の試行中に、無効なバージョン文字列の解析が原因で SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10434 Linux では、ACS が指定された列に対して LIKE を含むクエリを実行すると、ステータス 62 が返されることがある。
PSQL-10430 PDAC コンポーネントの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10363 IN のスカラー リストで空文字列のみが使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10357 セキュリティで保護されたデータベースに対して、ADD 句と MODIFY 句が指定された ALTER TABLE ステートメントを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10348 SQL エンジンの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10323 行の削除を行うストアド プロシージャを繰り返し実行すると、ステータス 8 が返されることがある。
PSQL-10279 日本語 OS では、UTF-8 のデータベースで無効な日付を指定すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10273 いくつかの SQL カタログ関数では、無効なパラメーターが使用された場合のエラー メッセージがない。
PSQL-10246 テーブル サブクエリでウィンドウ関数を使用すると、小さなメモリ リークが発生する。
PSQL-10238 ストアド プロシージャで LIKE を含む SELECT を使用している場合、ストアド プロシージャから返される結果セットで、有効な VARCHAR データの終わりに不要なデータが表示されることがある。
PSQL-10234 Linux では、[N]LONGVARCHAR データの複数のチャンクを挿入した場合、誤ったデータの切り捨て警告が返された。
PSQL-10178 ActiveX では、多数のテーブルを作成したり削除したりした後に ID が不足する場合がある。
PSQL-10163 ウィンドウ関数の PARTITION を使用してヌル値を含む列の集計を行うと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10145 ワイド ドライバーを使用する ODBC 接続では、Position() スカラー関数でパラメーターを使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10125 数値の比較に使用される列に英数字データが含まれていると、メモリ リークが発生することがある。
PSQL-10028 ZenCC で、以前にエクスポートした TIMESTAMP2 データをインポートすると、構文エラーが返される。
PSQL-9872 テーブル サブクエリに指定したグループ集計関数が、スカラー サブクエリとの比較にも使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9680 ZenCC を使用してバイナリ列をエクスポートすると、正しくない結果になることがある。
PSQL-8894 システム データ v2 を使用するファイルの BUTIL -CLONE を実行すると、ステータス 41 が返されることがある。

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