Actian Zen v15 SP2

修正プログラム リリース - 2024/8/29

インストール ビルド バージョン 15.21.010
コンポーネント ビルド バージョン 15.21.010

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows x86 32/64-ビット

Linux x86 64-ビット

Linux ARM 64-ビット

Raspbian ARM 32-ビット

macOS

インストールに関する注記

デフォルトで、ファイル名が「Zen_Patch_*」から始まる実行ファイルは、修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv15Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム(Build 15.21.010)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-11087 ALTER TABLE を使用して SYSDATA_KEY_2 を追加する場合、ファイルに前もってシステム データを持っていないと、システム データを追加できない。
PSQL-11082 クエリの SELECT リストに複数のサブクエリ式があると、正しくない結果になることがある。
PSQL-11043 BDU は NOT NULL 列にヌル値を挿入することがある。
PSQL-11037 DELETE ステートメントの制限の指定で、セグメント インデックス内の列に対して OR を使用していると、一致するすべての値が削除されないことがある。
PSQL-11011 トリガーが無効な場合に、エラーが発生しないで SQL エンジンがハングする。
PSQL-11007 クエリに複数の左外部結合を指定しており、結果にヌル値が含まれる場合、結果セットの順序が正しくないことがある。
PSQL-11006 クエリに複数の左外部結合と GROUP BY を指定しており、結果にヌル値が含まれる場合、正しくない結果になることがある。
PSQL-10985 クエリに 255 バイトより大きい CHAR 列に対する IN 句を指定していると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10967 MSQuery を使用して [N]LONGVARCHAR 列を持つテーブルにアクセスすると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10917 基となるデータ ファイルよりも多くのインデックスを持つテーブルにアクセスした場合のエラー メッセージがない。
PSQL-10856 テーブルにインデックスを作成しているときに、別のユーザーが同じテーブルに複数のレコードを挿入すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10694 ODBC を使用してレガシーの LVAR 列にアクセスすると、メモリ オーバーランが原因で SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10676 ADO.NET アプリケーションの接続文字列のセキュリティが強化された。
PSQL-10489 Server Monitor にプロセス ID を追加した。
PSQL-10272 BCFG は、設定を 0 に設定しようとすると "致命的なエラー" を返す。
PSQL-10266 Rebuild ユーティリティを管理者以外のユーザーが実行すると、設定が保存されない。
PSQL-10209 JDBC アプリケーションを THREAD_MODE=SINGLE で実行すると、Monitor にネットワーク アドレスとして 0.0.0.0 が表示される。
PSQL-10050 日本語環境では、データベースが UTF-8 エンコードを使用するように設定されている場合、SQL エラー メッセージが文字化けする。
PSQL-10005 Monitor で、Btrieve 接続のタスク番号が 0 と表示される。
PSQL-5102 DSN の構成時、配列フェッチ バッファーに無効な値を入力してもエラー メッセージが表示されない。
PSQL-4902 Stat Extended オペレーションのサブファンクション 4 では、トランザクション ステータスが正しく報告されない。


修正プログラム(Build 15.21.006)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10674 クエリに複数の AND 述部と AND NOT 述部があると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10661 引用符で囲まれた NumericSA 定数をクエリで使用した場合、"割り当てエラー" が返されることがある。
PSQL-10615 大きな LONGVARBINARY 値が SQL トリガーで参照された場合、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10584 ZenCC のデータのエクスポートで、CHAR 型の文字列の先頭の空白が間違って除去される。
PSQL-10578 複雑な計算フィールドが式全体を囲むかっこを含んでおらず、そのフィールドが他の計算で使用されている場合、クエリの結果が正しくないことがある。
PSQL-10548 UTF-8 エンコードを使用する、セキュリティで保護されたデータベースに対してメタデータ ステートメント(CREATE TABLE、CREATE PROCEDURE など)を実行すると、8097:一般的なセキュリティ エラーが返されることがある。


修正プログラム(Build 15.21.005)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10577 記憶域サーバーから大量のデータをフェッチすると、Reporting Engine がクラッシュすることがある。
PSQL-10560 v2 メタデータ データベースで 64 文字より長いパスを使用しようとした場合、"USING パス/ファイル名が無効です" が返されることがある。
PSQL-10527 日本語のテーブル名を使用するトリガーを作成すると、"ビュー名またはテーブル名が無効です" エラーが発生する。
PSQL-10524 ネットワークの問題により不完全なバッファーが送信された場合、Btrieve アプリケーションを実行しているクライアントがハングすることがある。
PSQL-10517 Btrieve 2 を使用して Extended オペレーションを実行した場合のパフォーマンスの問題。
PSQL-10509 BUTIL -LOAD で 57000 バイトより長いレコードを読み込むと、レコードが破損していることがある。
PSQL-10460 入れ子になったスカラや入れ子になったテーブル サブクエリを含む複雑なクエリを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。


修正プログラム(Build 15.21.003)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10492 グループ関数を使用して行を更新しようとする無効なストアド プロシージャを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10475 トリガーの実行で、OLD/NEW のデータが正しくないことがある。
PSQL-10435 接続の試行中に、無効なバージョン文字列の解析が原因で SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10434 Linux では、ACS が指定された列に対して LIKE を含むクエリを実行すると、ステータス 62 が返されることがある。
PSQL-10430 PDAC コンポーネントの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10363 IN のスカラー リストで空文字列のみが使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10357 セキュリティで保護されたデータベースに対して、ADD 句と MODIFY 句が指定された ALTER TABLE ステートメントを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10348 SQL エンジンの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10323 行の削除を行うストアド プロシージャを繰り返し実行すると、ステータス 8 が返されることがある。
PSQL-10279 日本語 OS では、UTF-8 のデータベースで無効な日付を指定すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10273 いくつかの SQL カタログ関数では、無効なパラメーターが使用された場合のエラー メッセージがない。
PSQL-10246 テーブル サブクエリでウィンドウ関数を使用すると、小さなメモリ リークが発生する。
PSQL-10238 ストアド プロシージャで LIKE を含む SELECT を使用している場合、ストアド プロシージャから返される結果セットで、有効な VARCHAR データの終わりに不要なデータが表示されることがある。
PSQL-10234 Linux では、[N]LONGVARCHAR データの複数のチャンクを挿入した場合、誤ったデータの切り捨て警告が返された。
PSQL-10178 ActiveX では、多数のテーブルを作成したり削除したりした後に ID が不足する場合がある。
PSQL-10163 ウィンドウ関数の PARTITION を使用してヌル値を含む列の集計を行うと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10145 ワイド ドライバーを使用する ODBC 接続では、Position() スカラー関数でパラメーターを使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10125 数値の比較に使用される列に英数字データが含まれていると、メモリ リークが発生することがある。
PSQL-10028 ZenCC で、以前にエクスポートした TIMESTAMP2 データをインポートすると、構文エラーが返される。
PSQL-9872 テーブル サブクエリに指定したグループ集計関数が、スカラー サブクエリとの比較にも使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9680 ZenCC を使用してバイナリ列をエクスポートすると、正しくない結果になることがある。
PSQL-8894 システム データ v2 を使用するファイルの BUTIL -CLONE を実行すると、ステータス 41 が返されることがある。

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