Actian Zen v15 SP1

修正プログラム リリース - 2023/3/17

インストール ビルド バージョン 15.11.014
コンポーネント ビルド バージョン 15.11.013

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows

Linux

macOS

インストールに関する注記

デフォルトで、ファイル名が「Zen_Patch_*」から始まる実行ファイルは、修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv15Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム(Build 15.11.014)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 および Windows 11 バージョン 22H2 での動作を検証済みです。
PSQL-10178 ActiveX では、多数のテーブルを作成したり削除したりした後に ID が不足する場合がある。
PSQL-10163 ウィンドウ関数の PARTITION を使用してヌル値を含む列の集計を行うと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10162 エンジンが小さなキャッシュで構成されている(Workgroup エンジンなど)場合、1 つのトランザクションで多数の書き込み操作を行うと、パフォーマンスが悪化することがあった。
PSQL-10145 ワイド ドライバーを使用する ODBC 接続では、Position() スカラー関数でパラメーターを使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10125 数値の比較に使用される列に英数字データが含まれていると、メモリ リークが発生することがある。
PSQL-10028 ZenCC で、以前にエクスポートした TIMESTAMP2 データをインポートすると、構文エラーが返される。
PSQL-10022 ストアド プロシージャの returns に日本語の列名を指定すると、文字化けして返されることがある。


修正プログラム(Build 15.11.013)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10092 LONGVARCHAR 列を持ち、ブランク トランケーションを有効にして定義されたテーブルでは、空白を埋め込んだ LONGVARCHAR 値がある行を更新すると、誤ったステータス 2 が発生することがある。
PSQL-10085 文字列以外のデータを指定した GROUP BY で CASE 式を使用すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10049 LIKE で使用する定数の末尾にエスケープ文字が指定されていると、すべての行が検出されてしまう。
PSQL-10048 DELETE ステートメントを含むストアド プロシージャを繰り返し呼び出すと、ステータス 9 が返されることがある。
PSQL-10022 ワイド文字対応 ODBC ドライバーとの接続を使用して作成されたプロシージャを呼び出すと、列名が文字化けすることがある。
PSQL-10021 Workgroup エンジンがインストールされているときに、DTI/DTO の IsServerEngine プロパティが間違って True を返す。
PSQL-9995 CHAR_LENGTH() は、65500 バイトを超える LONGVARCHAR データに対してエラーを返していた。
PSQL-9964 REPLICATE() 内で CAST() を使用して、LONGVARCHAR に 65500 バイトを超えるデータを入れると、正しくない結果になる。この場合、REPLICATE が操作できるのは 65500 バイト値のみであるため、エラーが返される必要がある。
PSQL-9963 1 つの INSERT を使用して、31745 ~ 32750 個の Unicode 文字を LONGVARCHAR に挿入すると、データが 31744 文字に切り詰められる。文字数の合計が許可される最大文字数 32750(65500 バイト)より小さい限り、この操作は成功する必要がある。
PSQL-9958 現在、マシン上に複数のライセンス(アクティブまたは無効)が存在している場合にライセンスの認証解除を行おうとすると、ステータス 7317 が発生することがある。


修正プログラム(Build 15.11.012)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9937 複数のステートメント ハンドルがローカルの同じ一時テーブルを共有している場合、"テーブルまたはビューは既に存在します" または "テーブルは使用中です" というエラーが発生する。
PSQL-9904 クエリで、長さ 0 の VARCHAR を指定する CAST を使用した計算フィールドに対して ORDER BY を使用すると、SQL エンジンがクラッシュする。
PSQL-9891 LIKE で列のサイズよりも長いパターンを指定すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-9880 クエリでインデックス付きの列に対して複数の LIKE 制限を使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-9855 文字列の列を、定義されている列長よりも長い文字列定数と比較すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-9852 結合条件で集計関数を使用した場合に、エラーではなくエンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9835 前方のみのカーソルを使用する PARTITION クエリで、行セットのサイズが 1 より大きいと、正しくない結果になることがある。
PSQL-9834 INSERT ... SELECT で、NLONGVARCHAR の列に LONGVARCHAR を挿入する(またはその逆)と、SQL エンジンがハングする場合がある。
PSQL-9818 BUTIL の pageompression フラグが動作しない。
PSQL-9788 SQL ALTER TABLE ステートメントでは PCOMPRESS キーワードが無視される。
PSQL-9734 ZenCC および DDF Builder のウィンドウ[設定]ダイアログでは、"Zen" ではなく "PSQL" が表示される。
PSQL-9733 結合構文を使ったクエリで同じエイリアスが複数回使用されていても、エラーが返されない。
PSQL-9731 LONGVARCHAR 列で集計関数を使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-9717 SQL クエリが GROUP BY に指定された列で最適化を行う場合、その列が Btrieve ヌル キーであると、クエリが正しい結果を返さないことがある。
PSQL-9703 エンジンまたはキャッシュ エンジン サービスを実行していないときに、ZenCC がハングしているように見えることがある。
PSQL-9607 SQL エンジンで、外部キーが Btrieve ヌル キーを使用することができた。
PSQL-8358 多数のクライアント アプリケーションが同時に終了/クラッシュすることが原因で、エンジンがクラッシュすることがある。


修正プログラム(Build 15.11.006)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9760 ワイド データ型の列のインデックスを使用するサブクエリを最適化すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9751 物理ディスクのセクター サイズが 4KB より大きいドライブにある、32KB 未満の Btrieve ファイルにアクセスすると、Workgroup エンジンからステータス 2(I/O エラー)が返されることがある。
PSQL-9721 Windows クライアントで、バージョン呼び出しを行うとアクセス違反が発生することがある。
PSQL-9715 新しい Linux ディストリビューションでは、Linux インストールで actianzen svc を /etc/init.d に追加できない。
PSQL-9679 複数の自己結合を使用するクエリで、自己結合した各テーブルに LIKE 制限を適用していると、正しくない結果になる場合がある。
PSQL-9652 DOUBLE 型のパラメーターを使用するパラメーター クエリを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9636 クエリ内の LAG 関数で VARCHAR 列または LONGVARCHAR 列を使用していると、正しくない結果になる場合がある。
PSQL-9590 ORDER BY を含むテーブル サブクエリの SELECT では、結果が正しい順序で返されないことがある。
PSQL-9341 PARTITION を使用したクエリの結果をスクロールするときに問題が発生する。

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