Actian Zen v15

修正プログラム リリース - 2022/6/14

インストール ビルド バージョン 15.01.015
コンポーネント ビルド バージョン 15.01.013

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows

Linux

macOS

Windows IoT Core

SDK

インストールに関する注記

デフォルトで、ファイル名が「Zen_Patch_*」から始まる実行ファイルは、修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv15Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム(Build 15.01.015)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9609 PARTITION を使用したクエリで、文字列の列に対してグループ集計を使用すると、SQL エンジンがクラッシュするか、または正しくない結果になることがある。
PSQL-9590 ORDER BY を含むテーブル サブクエリの SELECT では、結果が正しい順序で返されないことがある。
PSQL-9589 ADO.NET インストーラー:Workgroup Engine をインストールして実行している場合、PoSh スクリプトは PropertyNotFound の例外を返す。
PSQL-9570 OVER 句で DISTINCT を使用したり、OVER 句なしで LAG を使用したりしてもエラーが返されない。
PSQL-9569 同一システム上に VS 2019 と VS 2022 がインストールされている場合、ADO.NET プロバイダーは VS 2019 との統合に失敗する。
PSQL-9550 データ ファイルに Btrieve ヌル キーが定義されている場合、ALTER TABLE が失敗することがある。
PSQL-9541 ADO.NET プロバイダーは、"通信リンクに失敗しました" エラーを返すことがある。
PSQL-9450 空の結果セットに SQLSetPos() を使用した後に、長いバイナリ データを挿入すると、ODBC クライアントがクラッシュすることがある。
PSQL-9439 同じクエリ内で使用されているテーブル名を Select の列エイリアスとしても使用していると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9401 開いているファイルに GUI の Maintenance ユーティリティからアクセスしようとすると、"このファイルは使用されています" と表示される。
PSQL-9341 PARTITION を使用したクエリの結果をスクロールするときに問題が発生する。

修正プログラム(Build 15.01.013)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 21H2 での動作を検証済みです。
PSQL-9439 スカラー サブクエリの制限が含まれる SQL ステートメントを実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9395 テーブル サブクエリでカルテシアン結合を使ったビューを作成すると、エンジンがハングすることがある。
PSQL-9390 ダブルバイト文字環境の一部の列で、「制約は既に定義されており、テーブルが作成できない」状況が発生することがある。
PSQL-9303 キャッシュされたストアド プロシージャで行を更新すると、ステータス 80 が返される場合がある。
PSQL-9296 SQL クエリに IN を使用する複数の相関サブクエリが指定されていると、ステータス 5 が返されることがある。
PSQL-9291 SELECT FOR UPDATE を指定した場合、使用可能なインデックスと部分的に一致する制限を使用していると、ステータス 84 が返されることがある。
PSQL-9284 3 方向に分岐する IF 式で REPLACE() スカラー関数を使用していると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9280 4KB を超える物理セクター サイズのハード ドライブを搭載するコンピューターに Zen v15 をインストールすると、エンジンがクラッシュすることがある。または、そのようなドライブにあるファイルへアクセスすると、ステータス 94 が返される、あるいはシステム エラー:620.0.998 が発生することがある。詳細については、https://www.agtech.co.jp/actian/faq/15-220101/ を参照してください。
PSQL-9259 ALTER TABLE を使用して、インデックス付きの文字列の列から大小文字無視または ACS の属性を外すように変更した場合、X$Index と Btrieve ファイルのインデックスを一致させるために更新する必要がある。
PSQL-9252 v1 データベースへログイン中に、v2 データベースで 20 文字を超える名前のテーブルを作成しようとすると "テーブル名が長すぎる" というエラーが発生する。
PSQL-9251 ODBC で複数のステートメントをバッチ実行すると、すべてのステートメントの実行を完了した後の最初のステートメントで間違って SQLPrepare を呼び出す。そのため、すべてのステートメントが正常に実行されてもエラーになることがある。エラーは最初のステートメントによって決まる。
PSQL-9212 64 ビット JDBC コンポーネント w64pvjdbc2.dll で共有メモリを使用すると、アクセス違反になる。
PSQL-5970 ALTER TABLE の ADD 句で DEFAULT 式を使って列を追加した場合、テーブル内のすべての行に対して式を実行するようになりました。

修正プログラム(Build 15.01.010)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 21H1 での動作を検証済みです。
N/A このリリースは Windows 11 での動作を検証済みです。
N/A このリリースは Windows Server 2022 での動作を検証済みです。
PSQL-9247 列のデフォルトとして USER キーワードを指定した場合、エンジンを再起動した後はキーワードが機能しない。
PSQL-9245 以前に ACS を使用して定義された列に対して DEFAULT を指定するよう、ALTER TABLE を使用して列定義を変更した場合、列プロパティが変更されない。メモ:DEFAULT 属性と ACS 属性の両方が必要な場合は、どちらも ALTER に含める必要があります。
PSQL-9231 ACS を使用して定義されたインデックス付きの列に対して DeleteExtended を使用すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9145 Embarcadero RAD Studio 11 のサポートが追加された。
PSQL-9116 Btrieve 2 でシステム データ/システム データ v2 の値にアクセスできるようになった。
PSQL-9114 単一と検索の両方の case 式がクエリに含まれていると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9045 サブクエリに ORDER BY を含むテーブルを SELECT する際のパフォーマンスが向上した。
PSQL-8944 セキュリティで保護された v2 データベースでストアド プロシージャを繰り返し呼び出すと、"ユーザーが承認されていません" が返されることがある。
PSQL-8942 SELECT に指定されている結合の条件が decimal 型の列 = real 型の列である場合、一致する行が見つからないことがある。
PSQL-8939 OptimizeInnerJoin を YES に設定し、パラメーターを使用してストアド プロシージャを呼び出すと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8921 トランザクショナル アプリケーションや Btrieve アプリケーションをサーバー上でローカルに実行した場合、パフォーマンスが低下することがある。
PSQL-8910 データ ファイルのオーナー ネームが "-" で始まる場合、ロールフォワード ユーティリティで構文エラーが返される。
PSQL-8905 TAR ファイルを使用して Linux にインストールした Zen をアンインストールした場合、一部のファイルが残ったままになる。
PSQL-8898 ファイルに空のオーナー ネームを設定しようとすると、ステータス 51 が返される。
PSQL-8867 データ ファイルにオーナー ネームが指定されている場合、ロールフォワード ユーティリティからステータス 112 が返される。
PSQL-8818 MKDE トレースで生成されるトレース オペレーションの In/Out カウンターが一意でないことがある。
PSQL-8776 ACS が指定された列でクエリを実行した場合、完全には最適化されていないことがある。
PSQL-1896 BUTIL -STAT および StatExtended を実行する対象ファイルのエクステンション ファイルが 32 個を超える場合、正しい結果が返されない。

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