Actian Zen v14

修正プログラム リリース - 2020/4/10

インストール ビルド バージョン 14.01.013
コンポーネント ビルド バージョン 14.01.011

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

インストールに関する注記

デフォルトで、このアップデートでは修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv14Patch_type.msp /lveom <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。

  • オリジナルのインストール パッケージ(.msi)またはインストール用の製品コード GUID。Zen の各インストール タイプで製品コード GUID は異なります。
  • オリジナルの Microsoft パッチ(.msp)ファイル。

  • 次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

  • msiexec /package <{path_to_MSI} または Product_Code_GUID> /uninstall <path_to_MSP> /l*v "%temp%\uninstall_patch.log"
  • msiexec /i <{path_to_MSI} または Product_Code_GUID> MSIPATCHREMOVE=<path_to_MSP> /l*v "%temp%\uninstall_patch.log"

  • コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

    注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

    解決された問題

    修正プログラム (Build 14.01.013) では次の問題の解決および機能強化が行われました。

    追跡番号
    説明
    N/A Windows 10 バージョン 1909 のサポートが追加された。
    PSQL-7196 PDAC を使用して DateTime 値の検索を行うと、"レコードが見つかりません" となる。
    PSQL-7233 MOD() および TRUNCATE() スカラー関数は、一部の値に対して正しくない結果を返すことがある。
    PSQL-7636 SYSDATETIMEOFFSET() スカラー関数を使用したとき、"日付、時刻、またはタイムスタンプの値が不正です" が返されることがある。
    PSQL-7650 Zen エンジンは、非常に大きなファイルに対して大量の書き込み処理をしているとき、数分程度応答しなくなることがある。
    PSQL-7663 ビューの列を選択リスト内のユーザー定義関数に渡すと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-7713 SQL エンジンは、v13 R2 より前のリリースとは異なる、より遅いインデックスで最適化している。
    PSQL-7717 PDAC を使用して LongVarChar データを挿入または取得すると、データの最後のバイトが切り詰められることがある。
    PSQL-7726 挿入のパラメーターの配列における最初の値として NULL を使用すると、すべてのパラメーターが NULL に設定される。
    PSQL-7734 SQL エラー メッセージの一部として列名を含んでいるものには、エラーの原因となった列が計算列であった場合、"N/A" ではなく "null" を返していたメッセージがいくつかあった。

    修正プログラム (Build 14.01.011) では次の問題の解決および機能強化が行われました。

    追跡番号
    説明
    PSQL-7595 (IDENTITY 列をヌルにできない)CREATE/ALTER TABLE で IDENTITY 列のデフォルト値にヌルを指定すると SQL エンジンがハングすることがある。
    PSQL-7583 dbo.fSQLDBTableStat で、ファイル形式を “13.0” ではなく “d.0” として返す。
    PSQL-7566 GetDirect/Chunk で矩形チャンクを取得したときに、ステータス コード 62(無効なディスクリプター)が返される可能性がある。
    PSQL-7550 v14 クライアントを使用してターミナル サーバー クライアントから v13.20(またはそれ以下)のサーバーへ接続する場合、Stat オペレーションでステータス コード 12(ファイルが見つかりません)が返されることがある。
    PSQL-7539 ドメイン認証が設定される SQL セキュリティを使用すると、“ドメイン ユーザーはどの Zen データベース グループにも関連付けられていません。” というエラー メッセージが返されることがある。
    PSQL-7526 パラメーター クエリとパラメーター配列を呼び出すときに、パラメーター配列のサイズを変更すると、正しくない結果になることがある。
    PSQL-7524 SQL 経由でテーブルの変更を行うときに、元の DDF に不正なインデックス フラグがあると、インデックス セグメントに不正なデータ型が定義されることがある。
    PSQL-7462 Dbo.fSQLStatistics() は余分なヌル行を返す。
    PSQL-7370 クライアント上で実行している 64 ビットの PDAC アプリケーションに、"データ ソース名が見つからない" というエラーが返される。
    PSQL-7363 ODBC バージョン 3.x で、SQLGetTypeInfo 関数を引数 SQL_ALL_TYPES を指定して実行すると、date/time/timestamp について冗長な行を返す。
    PSQL-7217 FLOOR/CEILING スカラー関数は、非常に大きな正の数または負の数(たとえば 63481882199254500.001)に対して正しくない値を返す。
    PSQL-7166 Raspbian では、整列されていないメモリ アクセスの障害が原因でエンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-6620 4K セクター サイズのディスク上にあるファイルにアクセスすると、PVSW.LOG にシステム エラー 612.0.-1 が記録されることがある。
    PSQL-7386 Actian\Zen のレジストリ キーに設定される権限が適切でない。
    PSQL-7356 別のビューに基づいて定義されたビューに挿入を行うと、クラッシュすることがある。
    PSQL-7314 DATEDIFF() スカラー関数は、ミリ秒を抽出する場合、正しくない結果になることがある。
    PSQL-7256 SELECT INTO は制約やインデックスを作成しないので、IDENTITY 列を対応する整数列に変換する必要がある。
    PSQL-7208 PCC で行を追加するときに TINYINT 型の列に対して負の値を入力すると、"範囲外" エラーが返される。
    PSQL-7204 有効なライセンスがない場合に、"この操作の実行を許可されていません" が返される。
    PSQL-7195 サブクエリ内で COUNT_BIG() を使用すると、構文エラーが返される。
    PSQL-7159 RADStudio 10.3 Rio の PDAC サポートが追加された。
    PSQL-7153 複数の一時テーブルから SELECT を行うと、エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-7135 クライアント アプリケーションで Extended オペレーションを呼び出すときに、設定されているキー バッファー長よりも実際に割り当てられているキー バッファーの長さが短いと、アプリケーションがクラッシュする。
    PSQL-7132 閉じる処理に入っているファイルに対して BUTIL -PURGE を実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-7121 InstallInfo レジストリ キーが適切な権限で作成されない。
    PSQL-7107 MOD スカラー関数で大きな値を用いた場合、正しくない結果が返されることがある。
    PSQL-7102 Linux では、dbmaint および createDSN がクラッシュする場合がある。
    PSQL-7079 プロシージャおよび関数のパラメーターの varchar が 8000 に制限されない。
    PSQL-7047 ADO.NET のマルチスレッド アプリケーションに、ステータス 3 がランダムに返されることがある。
    PSQL-7041 Entity Framework データ プロバイダーで見つかった問題を修正するために、ADO.NET 4.4 を更新した。
    PSQL-7033 64 ビット PDAC アプリケーションに “Unable to initialize DTI”(DTI を初期化できません)エラーが返されることがある。
    PSQL-7004 スキーマのインポートで、ほかのビューを参照するビューの作成に失敗することがある。
    PSQL-7003 スキーマのエクスポートで、非常に大きいビュー定義がエクスポートできない。
    PSQL-6984 JDBC アプリケーションで、GUID 列および符号なし整数列に動的パラメーターを使用すると、変換エラーが返されることがある。
    PSQL-6861 ローカル変数や COALESCE() スカラー関数を使用した複雑な式が含まれるストアド プロシージャを実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-6833 FULL OUTER JOIN を含む DELETE ステートメントからステータス 43 が返されることがある。
    PSQL-6574 v13.30 で作成されたテーブルの行数が 42 億を超える場合、そのテーブルを PCC で開く場合は時間がかかる。
    PSQL-6283 ALTER TABLE によって作成された多くのテンポラリ ファイルがキャッシュに残される。
    PSQL-6162 データベースのサイズが非常に大きく、列名にワイルドカード(%、_)またはエスケープ文字(\)が含まれる場合、PCC でテーブルのプロパティを表示する際に応答が遅くなる。
    PSQL-5113 セキュリティ保護された既存の DDF を指すデータベースを作成するときに、[辞書ファイルの作成(存在しない場合)]オプションが選択されていると、ステータス 7011 が返される。
    PSQL-4451 ORDER BY を含む更新に対してカーソルを指定するストアド プロシージャを作成するときに、"General Parser Error"(一般的なパーサー エラー)が返されることがある。
    PSQL-4269 SQL 構文で、グローバル変数として @@VERSION がサポートされるようになった。
    PSQL-3705 StatExtended(65)を MKDE のトレース オペレーションのリストに追加し、トレースでこのオペレーションがキャプチャされるようにした。
    N/A Windows 10 バージョン 1903 のサポートが追加された。
    N/A RedHat 8 のサポートが追加された。

    有用なリンク

    免責事項

    Actian Corporation は、本ソフトウェアおよびドキュメントの使用を、利用者またはその会社に対して「現状のまま」で、かつ同梱の使用許諾契約書に記載の契約条件によってのみ許諾するものです。

    Copyright ©2020 Actian Corporation. All Rights Reserved.