C# での Btrieve の使用（Windows x64）

以下に記載されているのは、C# プログラミング言語用の Btrieve 2 SDK を構成する 1 つの方法です。この例では、Visual Studio 2015 を使用して、ネイティブの Windows x64 環境をターゲットとします。Zen は既にインストールされ、実行されているものとします。

• SWIG がまだインストールされていない場合は、インストールします。
  • http://www.swig.org/
• Zen の Btrieve 2 Windows SDK をインストールします。
  • https://www.agtech.co.jp/actian/support/reference/sdk/
• Btrieve C# を生成、ビルド、およびインストールします。
  • Visual Studio x64 ネイティブ ツールのコマンド プロンプトを開きます。
  • ディレクトリを Btrieve 2 SDK ディレクトリに変更します。
  • Btrieve C# を生成します。
    • c:\swigwin-3.0.12\swig.exe -cppext cpp -outcurrentdir -csharp -namespace Actian.Data.Zen -outfile btrieveCSharp.cs -c++ -Iinclude -o btrieveCSharp.cpp swig\btrieveCSharp.swig
      • 上記で使用されている SWIG へのパスは異なる場合があることに注意してください。
  • Btrieve C# をビルドします。
    • cl -EHsc -c -Iinclude btrieveCSharp.cpp
    • link -dll win64\x86_64\btrieveCpp.lib btrieveCSharp.obj
  • Btrieve C# をインストールします。
    • copy btrieveCSharp.cs "c:\Program Files\Actian\Zen\bin"
    • copy btrieveCSharp.dll "c:\Program Files\Actian\Zen\bin"
      • このコピーを実行するには、管理者特権のアクセス許可が必要になる場合があります。
  • Btrieve C# サンプル プログラムをビルドして実行します。
    • csc samples\btest.cs "c:\Program Files\Actian\Zen\bin\btrieveCSharp.cs"
    • .\btest.exe 9
      • 出力 "record: (9, 81, 3)" が表示されるはずです。
      • "Error: BtrieveClient.FileCreate(): STATUS_CODE_PERMISSION_ERROR:Permission error" というエラーが返される場合は、現在のディレクトリのアクセス許可を変更する必要があるかもしれません。

C# での Btrieve の使用（Ubuntu Linux x64）

以下に記載されているのは、C# プログラミング言語用の Btrieve 2 SDK を構成する 1 つの方法です。この例では、Mono C# パッケージを使用して、Ubuntu Linux x64 環境をターゲットとします。Zen は既にインストールされ、実行されているものとします。

• SWIG および Mono がまだインストールされていない場合は、インストールします。
  • 非 "root" ユーザーとしてターミナル ウィンドウを開きます。
  • sudo apt install swig
  • sudo apt install mono-mcs
• Zen の Btrieve 2 Linux SDK をインストールします。
  • https://www.agtech.co.jp/actian/support/reference/sdk/
• Btrieve C# を生成、ビルド、およびインストールします。
  • 非 "root" ユーザーとしてターミナル ウィンドウを開きます。
  • ディレクトリを Btrieve 2 SDK ディレクトリに変更します。
  • Btrieve C# を生成します。
    • swig -cppext cpp -outcurrentdir -csharp -namespace Actian.Data.Zen -outfile btrieveCSharp.cs -c++ -Iinclude -o btrieveCSharp.cpp swig/btrieveCSharp.swig
  • Btrieve C# をビルドします。
    • g++ -c -fPIC -Iinclude btrieveCSharp.cpp
    • g++ -shared btrieveCSharp.o -o libbtrieveCSharp.so -L/usr/local/actianzen/lib64 -lbtrieveCpp
  • Btrieve C# をインストールします。
    • sudo cp btrieveCSharp.cs /usr/local/actianzen/lib64
    • sudo cp libbtrieveCSharp.so /usr/local/actianzen/lib64
  • Btrieve C# サンプル プログラムをビルドして実行します。
    • export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/lib/x86_64-linux-gnu:/usr/local/actianzen/lib64
    • mcs samples/btest.cs /usr/local/actianzen/lib64/btrieveCSharp.cs -out:btest
    • ./btest 9
      • 出力 "record: (9, 81, 3)" が表示されるはずです。
      • "Error: BtrieveClient.FileCreate(): STATUS_CODE_PERMISSION_ERROR:Permission error" というエラーが返される場合は、現在のディレクトリのアクセス許可を変更する必要があるかもしれません。