PvListDSNs()
Pervasive ODBC エンジン インターフェイスのシステムのデータ ソース名(DSN)の一覧を取得します。
ヘッダー ファイル:catalog.h(
「ヘッダー ファイル」も参照)
関数が最初に利用可能になるライブラリ:w3dbav75.dll(Windows)、libpsqldti.so(Linux)、libpsqldti.dylib(macOS)(
「リンク ライブラリ」も参照)
この関数を Zen v11 以降のバージョンで使用することは推奨されません。クライアント DSN を使った作業には、ODBC API を使用してください。
構文
BTI_API PvListDSNs(
BTI_LONG hConnection,
BTI_ULONG_PTR pdsnListSize,
BTI_CHAR_PTR pdsnList,
BTI_CHAR filtering);
引数
In | hConnection | サーバーを識別する接続ハンドル。接続ハンドルは PvConnectServer() 関数によって取得されます。 |
In/Out | pdsnListSize | DSN 一覧のためのバッファー サイズを格納する、符号なし Long 型のアドレス。返される DSN 一覧の実際のサイズを受け取ります。 |
Out | pdsnList | 成功した場合は DSN の一覧が格納されます。 |
In | filtering | Zen の DSN のみが必要な場合は 1 を設定します。すべての DSN が必要な場合は 0 を設定します。 |
戻り値
P_OK | 操作は成功しました。 |
P_E_INVALID_HANDLE | 接続ハンドルが無効です。 |
P_E_NULL_PTR | ヌル ポインターによる呼び出しです。 |
P_E_BUFFER_TOO_SMALL | 文字列に対しバッファーが小さすぎます。この場合、必要なバッファー サイズが pdsnListSize に返されます。 |
P_E_FAIL | その他の理由により失敗しました。 |
備考
以下の前提条件を満たす必要があります。
•PvConnectServer() によって接続が確立している。ただし、ローカル マシンで操作を実行する場合は、接続ハンドルとして P_LOCAL_DB_CONNECTION を使用できます。
ユーザーにログイン要求をしないで DSN の一覧を取得するには、
PvConnectServer() を使ってサーバー接続を確立するとき、userName と password に空文字列を渡します。
メモ:userName と password に空文字列を渡して確立した接続は、セキュリティで保護されていない接続であるため、DTI のこれ以外のほとんどの操作を実行するのに十分なアクセス権を持たない接続となります。
例
BTI_WORD res = 0;
BTI_ULONG dsncount = 0;
BTI_ULONG dsnListSize = 0;
BTI_CHAR * dsnList;
// MAX_DSN_NAME_LENGTH は catalog.h 内で
// 32 に定義されている
res = PvCountDSNs (hConnection,
&dsnCount,
1);
dsnlistSize = dsnCount * (MAX_DSN_NAME_LENGTH+1);
dsnList = new char[dsnListSize];
res = PvListDSNs (hConnection,
&dsnListSize,
dsnList,
1);
関連項目