ALTER（名前変更）

Pervasive PSQL v9 より前のリリースでは、これらのオブジェクトの名前によるシステムテーブルのインデックスは変更不可として作成されました。これらのオブジェクトのインデックスは、Pervasive PSQL v9 以降のリリースでは変更可能です。

どのオブジェクトの種類もデータベース名を使って修飾できます。ただし、INDEX または TRIGGER オブジェクトを修飾する場合は、テーブル名も含める必要があります。テーブル名は、INDEX および TRIGGER オブジェクトを修飾する場合にのみ使用できます。

ALTER ステートメントは、ODBC が現在データベースに接続されているかどうかにかかわらず、そのデータベース内のオブジェクトの名前を変更できます。変更するオブジェクトが、現在セッションが接続されていないデータベース内にある場合は、データベース名を使ってオブジェクトの種類を修飾する必要があります。名前変更されたオブジェクトは、同一データベース内にデータベース名として現れます。

メモ：データベースエンジンは、名前変更されたオブジェクトの依存関係をチェックしません。オブジェクトの名前を変更したら、必ず、以前（変更元）の名前で依存関係が設定されているすべてのオブジェクトを適切に修正してください。たとえば、あるトリガーが t1 という名前のテーブルを参照しているとします。テーブル t1 の名前を t5 に変更すると、トリガーには正しく実行されない不正な SQL が含まれることになります。

さらに、ストアドプロシージャ、ユーザー定義関数、またはトリガーの名前を変更した場合は、DDF 内のそのオブジェクトの元の定義は変更されません。たとえば、proc1 というストアドプロシージャを作成し、後で proc2 に変更したとします。プロシージャのシステムテーブル内の Xp$Misc に格納されている定義は、まだ proc1 のままです。これは、オブジェクト（この場合はストアドプロシージャ）の機能には影響しません。データベースエンジンは Xp$Name および Xp$Id 内の値を使用してストアドプロシージャ（および、システムテーブル内の関数とトリガーのための同様のフィールド）を識別します。