高度なトピック
 
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高度なトピック
Pervasive DataExchange の高度な情報の概要
この付録では、Pervasive DataExchange のインストールに関する高度な情報を述べます。以下のセクションが含まれます。
アプリケーションの一部として DataExchange をインストールする
アプリケーションの一部として DataExchange をインストールする
DataExchange の『Getting Started』マニュアルには、DataExchange を CD から対話型でインストールする方法が説明されています。DataExchange は、ご自身のアプリケーションのインストール処理の一部に組み込んでインストールすることもできます。DataExchange のインストールは非対話型で、ユーザーに入力を要求しません。これをサイレント インストールと呼びます。
Installation Toolkit Handbook』マニュアルで、Pervasive PSQL の組み込みに関するトピックも参照してください。このマニュアルは、http://www.agtech.co.jp/download/manual/pervasive/ から入手することもできます。
サイレント インストールの実行方法
以下の手順では、第 1 サイトとパートナー サイトでサイレント インストールを実行する方法を説明します。
メモ: PCC などの Pervasive PSQL ユーティリティおよび Pervasive PSQL を使用するすべてのアプリケーションは、サイレント インストールを実行する前に終了していることを確認してください。
DataExchange をサイレント インストールするには
1 すべてのファイルを Pervasive DataExchange の CD からハード ディスクの一時ディレクトリにコピーします。
DataExchange がまだインストールされていないマシンを使用します。
2 ハード ディスク上にある DataExchange の setup.exe プログラムを -r 引数を含めて実行します。
たとえば、「setup -r」のように入力します。これによりインストールの InstallShield レコードが作成されます。
Getting Started with Pervasive DataExchange』の Pervasive DataExchange のインストールで説明されているようにインストールを続行します。インストールのタイプには「第 1 サイト」を選びます。
3 setup.iss ファイルを Windows ディレクトリ(%windir% システム変数で識別されます)から DataExchange の setup.exe ファイルを含むディレクトリにコピーします。
Setup.iss は InstallShield のスクリプト ファイルで、前の手順の setup -r 処理で作成されています。
4 setup.iss をエディターで開きます。
szTypeComplete(szType=Complete)が設定されていることに注目してください。"Complete" は第 1 サイトのインストールを示します。
5 SiteName および HostAddr を第 1 サイトにしたいマシンの名前または IP アドレスに変更します。
たとえば、マシン名が DXSRVR の場合、これらのエントリは SiteName=DXSRVR および HostAddr=DXSRVR となります。
6 szEdit1 には DataExchange サーバーのライセンスを指定します。
取得しているライセンスが AAAA1234BBBB5678CCCC9999 の場合、このエントリは szEdit1=AAAA1234BBBB5678CCCC9999 となります。
7 setup.iss を、第 1 サイトに関連していることがわかる名前で保存します(たとえば、first.iss)。
これで第 1 サイトの ISS ファイルが作成できました。次に、第 1 サイトの ISS ファイルを変更してパートナー サイトの ISS ファイルを作成する必要があります。
8 first.iss を、パートナー サイトに関連していることがわかる名前で保存します(たとえば、partner.iss)。
9 szTypeTypical(szType=Typical)に変更します。
"Typical" はパートナー サイトのインストールを示します。
10 SiteName および HostAddr を、パートナー サイトにしたいマシンの名前または IP アドレスに変更します。
たとえば、マシン名が DXPRTNR の場合、これらのエントリは SiteName=DXPRTNR および HostAddr=DXPRTNR となります。
11 [DlgOrder] セクションで、以下の処理を行います。
a. count=9 を count=8 に変更します。
b. Dlg4=AskYesNo-0 の行を削除します。
c. それに続くダイアログ行の番号を振り直します。
Dlg4=SdSelectFolder-0
Dlg5=Site Information-0
Dlg6=SdStartCopy-0
Dlg7=SdFinish-0
12 [AskYesNo-0] セクションと、Result=1 などのその従属行を削除します。
13 setup.iss を削除します。
14 一時ディレクトリの内容と上記の手順で作成した ISS ファイルをインストール メディアに追加します。
15 メディアから DataExchange をサイレント インストールするには、以下のコマンドを使用します。
第 1 サイト:setup -sms /f1 first.iss /s (または、手順 7 で ISS ファイルに付けた任意の名前)
パートナー サイト:setup -sms /f1 partner.iss /s (または、手順 8 で ISS ファイルに付けた任意の名前)