DataExchange のユーティリティとサービス
 
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DataExchange のユーティリティとサービス
DataExchange のユーティリティとサービスのリファレンス
ユーティリティとサービスの概要
コマンドライン ユーティリティ
GUI ベースのユーティリティ
サービス
ユーティリティとサービスの概要
Pervasive DataExchange にはレプリケーションのすべての段階で使用される一揃いのユーティリティとサービスが含まれています。Pervasive DataExchange のユーティリティは、レプリケーションの必要条件をデザイン、カスタマイズおよび管理するのに役立ちます。このセクションでは、以下の項目について説明します。
レプリケーションの段階と使用するユーティリティ
ユーティリティのアクセス方法
レプリケーションの段階と使用するユーティリティ
次の表に Pervasive DataExchange のユーティリティとサービス、および、それぞれが使用されるレプリケーションの主要な段階を示します。Pervasive DataExchange ユーティリティとサービスの詳細については、この表に示されているセクションで説明しています。
レプリケーションの段階
ユーティリティ/サービス名
ファイル名
詳細情報
アクティブ化
プロジェクト リリースのアクティブ化
dxact を参照
アクティブ化
プロジェクト リリースの非アクティブ化
dxdeact を参照
アクティブ化
データベースへのイベント ハンドラー DLL パスを読み書きするためのユーティリティ
dxdeploy を参照
デザイン/アクティブ化
配置ユーティリティ
dxdeploy を参照
デザイン/アクティブ化
Deployment Wizard
dpwizard を参照
デザイン
動的テーブルの設定およびテストのユーティリティ
(Real-Time Backup Edition のみ)
dxdynpath を参照
デザイン
フラット ファイルのコピー ユーティリティ
デザイン
Template Remover Wizard
trwizard を参照
レプリケーション
Pervasive DataExchange エージェント
dxagent を参照
レプリケーション
制御テーブルのクリーンアップ設定ユーティリティ
dxcleanup を参照
レプリケーション
テーブルの同期化およびチェックのユーティリティ
dxsynctables を参照
レプリケーション
Administrator
da および第 8DataExchange Manager の使用を参照してください。
レプリケーション
統計およびログ ビュー
レプリケーション
コンソール レプリケーション初期化ユーティリティ
dxrepl を参照
すべて
Pervasive PSQLReplication
replserv を参照
ユーティリティのアクセス方法
DataExchange ユーティリティのいくつかは、Pervasive PSQL Control Center(PCC)または[スタート]メニューからのみアクセスすることができます。ツールの多くがコマンド ライン インターフェイスのみであるため、コマンド プロンプトからアクセスする必要があります。サービスには、Windows コントロール パネルからアクセスできます。Pervasive DataExchange ユーティリティ、サービスおよびショートカットにアクセスするさまざまな方法の概要を以下に示します。
コマンド プロンプトからユーティリティにアクセスする
ほとんどのレプリケーション ユーティリティでは、実行するためにコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。Windows 環境からコマンド プロンプトを開くことができます。コマンド プロンプトのアクセス方法については、オペレーティング システムのドキュメントを参照してください。
メモ: コマンド ライン ユーティリティの使用法の詳細については、コマンドライン ユーティリティを参照してください。
PCC からユーティリティにアクセスする
PCC で、ツリー ビューが展開されていない場合は展開します。PCC のメニューは状況依存型で、ツリー内のどのオブジェクト(ノード)が選択されているかによって異なったものが表示されます。
メモ: コマンド ライン ユーティリティは PCC からは使用できません。
PCC からユーティリティにアクセスするには
1 特定のデータベースのレプリケーション ノードを選択します。
2 メニューから[DataExchange]を選択し、ユーティリティを指定します。
メモ: GUI ユーティリティの使用法の詳細については、GUI ベースのユーティリティを参照してください。
コマンドライン ユーティリティ
このセクションでは Pervasive DataExchange に含まれるコマンド ライン ユーティリティに関する情報を提供します。次の表は Pervasive DataExchange コマンド ライン ユーティリティの一覧で、簡単な説明を述べています。この表の後のセクションでは、それぞれのユーティリティの詳細と使用できるオプションについて説明しています。
ユーティリティ ファイル名
ユーティリティ名
説明
データベース アクティブ化ユーティリティ
ローカル ランタイム環境でレプリケーション ネットワーク上のサイトに属することを登録することにより、有効なデータベースをアクティブ化します。
制御テーブルのクリーンアップ設定ユーティリティ
アクティブなデータベースの制御テーブルのクリーンアップ スケジュールを設定または取得します。
データベース 非アクティブ化ユーティリティ
dxact を使用して以前にアクティブ化したリリースを非アクティブ化します。
配置ユーティリティ
DataExchange を XML 配置記述子ファイルで指定した設定を使用して 2 つのサイトに配置します。
(Real-Time Backup Edition のみ)
動的テーブルの設定およびテストのユーティリティ
デザインされたデータベースの正規表現とファイル パターンの追加、置換、表示およびテストをサポートします。
コンソール レプリケーション初期化ユーティリティ
ファイルを DSN からパートナー サイトへレプリケートします。
テーブルの同期化およびチェックのユーティリティ
DataExchange イベント ハンドラーが処理に失敗した変更データを見つけ、制御テーブルを一貫性のある状態に戻します。
フラット ファイルのコピー ユーティリティ
非 Btrieve ファイルを第 1 サイトからパートナー サイトへコピーします。
dxact
Pervasive DataExchange によるプロジェクト リリースのアクティブ化ユーティリティ
説明
このプログラムは、有効なデータベースをローカル レプリケーション ランタイム環境に登録することによって、そのデータベースをアクティブ化します。
レプリケーション エンジンが実行中で制御テーブルが存在する場合、最初のパートナー サイトとの最初のレプリケーションは自動的に実行されます。最初のレプリケーションが成功すると、新しくアクティブ化されたデータベースは、レプリケーション スケジュールを含むネットワーク内のすべての管理データを完全に認識します。
構文
DXACT [オプション] <DSN>
引数
説明
<DSN>
アクティブ化されるデータベースのデータ ソース名です。
オプション
オプション
説明
/DES[CRIPTION]=<文字列>
このレプリケーション サイトの説明です。たとえば、"My First Site" となります。データベース名は自動的に追加されます。
[デフォルト=MyFirstSite]
/DL[LPATH]=<文字列>
指定した場合は、イベント ハンドラー DLL への絶対パスです。
[デフォルト=<null>]
/FI[RSTSITE]
これが第 1 サイトで、このリリースがアクティブ化されている場合のみこのスイッチを使用します。
/FO[RCEINSTALL]
指定した場合、既にアクティブ化されたサイトのコピーであるデータベースのアクティブ化を許可します。
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXACT.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/NOI[NITIALREPL]
指定した場合、レプリケーション エンジンはリリースがアクティブ化された後に初期レプリケーションを実行しません。
/NOL[OGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCC[ONNSTR]=<文字列>
追加の ODBC 接続文字列パラメーターで、次のような書式で指定します。
<名前>=<値>[;<名前>=<値>...]
[デフォルト=<null>]
/ODBCN[AME]=<文字列>
ODBC 接続のユーザー名です。
[デフォルト=PDUSER]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBC 接続のパスワードです。
[デフォルト=<null>]
/PA[RTNERNETADDR]=<文字列>
最初にレプリケートするパートナー サイトのネットワーク アドレス。このスイッチを指定しない場合、DXact はパートナー ネットワーク アドレスを入力する画面を表示します。
[デフォルト=<LocalHost>]
/PN[LICENSE]=<文字列>
登録する PNLicense ファイルを指定します(ネットワークの第 1 サイトでのみ指定)。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\bin\repllicense.pnl]
/PR[EPROCESS]
指定した場合、スタート データの前処理が実行されます。これは、デザインおよびアクティブ化中にデータベースが変更されておらず、デザイン時にスタート データの前処理が行われたことがわかっていない限り、実行する必要があります。実行しないと、スタート データはレプリケートされません。
/REC[ONCILEREP]
指定した場合、レプリケーション エンジンは、リリースがアクティブ化された後、初期レプリケーション中に調整のための処理を実行します。アクティブ化されたサイトと第 1 サイトとの間でデータが一致していない限り、指定してください。そうしない場合、調整の処理は実行されません。
/SI[TETYPE]=<文字列>
新規サイトのデフォルトのサイトのタイプを上書きします。COMPLETE または HIGH のいずれかである必要があります。
[デフォルト=COMPLETE]
/SU[BSCRIBESITES]
指定した場合、このサイトは(dSite テーブルを介して)すべての新規サイトに自動的にサブスクライブされます。
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
第 1 サイトのコマンド プロンプトから次の例を実行すると、第 1 サイトのマシン上の Demodata という名前の DSN をアクティブ化します。
DXACT /FIRSTSITE Demodata
次の例は、パートナー サイトから実行しますが、パートナー サイト上の Demodata という名前の DSN をアクティブ化し、XPServer という名前のマシンとレプリケートします。
DXACT /PARTNERNETADDR=XPServer Demodata
次の例では第 1 サイト マシン上の Demodata という名前の DSN をアクティブ化し、Dxact のログをコンソールに出力します。
DXACT /FIRSTSITE /LOGFILE= Demodata
次の例ではパートナー サイト マシン上の Demodata という名前の DSN をアクティブ化し、Adminserver と呼ばれるマシンとレプリケートし、Dxact のログを <インストール ディレクトリ>\Reports にある adminlog.txt という名前のファイルに記録します。
DXACT /PARTNERNETADDR=AdminServer /LOGFILE=C:\<インストール ディレクトリ>\Reports\adminlog.txt Demodata
dxcleanup
Pervasive DataExchange 制御テーブル設定のクリーンアップ ユーティリティ
説明
このプログラムは、アクティブなデータベースの制御テーブル クリーンアップ スケジュールを設定または表示します。
構文
DXCLEANUP [オプション] <操作> <DSN>
引数
説明
<操作>
SET または SHOW のいずれかの有効な引数
<DSN>
データベースのデータ ソース名です。
オプション
オプション
説明
/C[LEANUPPERIOD]=nnn
クリーンアップ サイクルの間隔(日単位)です。
[デフォルト=7]
/DXA[DMIN]=<文字列>
DX の管理者名です。
[デフォルト=ADMIN]
/DXP[ASSWORD]=<文字列>
DX 管理者のパスワードです。
[デフォルト=password]
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXCLEANUP.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名です(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBCName で指定されたユーザーのパスワードです(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/OL[DESTALLOWED]=nnn
許容する最も古いレコードの経過日数(日単位)です。
[デフォルト=90]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
この例では、クリーンアップ期間に設定された日数、および demodata という名前のデータ ソースに現存する許容されている最も古いレコードを表示します。
dxcleanup show demodata
コントロール テーブル クリーンアップ ユーティリティの名前とバージョンの一覧、および以下のような追加情報を示すメッセージが表示されます。
クリーンアップ期間は 7 日です
許容される最も古い経過日数は 90 日です
dxdeact
Pervasive DataExchange によるプロジェクト リリースの非アクティブ化ユーティリティ
説明
このプログラムは DXact を使用して前もってアクティブ化されたリリースを非アクティブ化し、レプリケーション用のアクティブ化されたデータベースの一覧からそれを削除します。レプリケートされたデータベースを物理ストレージから削除する場合には、まず非アクティブ化する必要があります。
構文
DXDEACT [オプション] <DSN>
引数
説明
<DSN>
データベースのデータ ソース名です。
オプション
オプション
説明
/K[EEPINFO]
システム データベースにアクティブ化情報を保持します(デフォルトでこの情報は削除されます)。
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXDEACT.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名です(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBCName で指定されたユーザーのパスワードです(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
 
この例では、demodata という名前のデータ ソースを非アクティブ化し、システム データベース内のアクティブ化情報を保持します。デフォルトで、アクティブ化情報は削除されます。
dxdeact /keepinfo demodata
dxdeploy
Pervasive DataExchange の配置ユーティリティ
説明
このプログラムは、DataExchange を XML 配置記述子ファイルで指定した設定を使用して 2 つのサイトに配置します。このユーティリティは、Dxact および Dxsynctables の機能を組み合わせることによってレプリケーション処理を簡素化します。
構文
DXDEPLOY [オプション] <XML ファイル>
引数
説明
<XML ファイル>
XML 配置記述子ファイル。XML 記述子ファイルのテンプレート(EXPRESS.XML および CUSTOM.XML)は <インストール ディレクトリ>\Replication\docs にあります。
オプション
オプション
説明
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXDEPLOY.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/S[ITE]=<文字列>
サイト一覧のどのサイトを配置するか選択します。First | Partner
この設定は省略可能です。デモの目的でのみ使用されます。
[デフォルト=<null>]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
XML 記述子ファイルのテンプレート
DXDeploy は Real-Time Backup 、一方向、および双方向 Data Synchronization 配置方法を実装するために使用されます。DXDeploy ユーティリティは、データベースおよびレプリケーション環境についての固有の情報を含めるために作成しておいた XML 記述子ファイルを使用します。構文例に示したように、このファイルはユーティリティ実行時に引数として渡されます。DXDeploy は XML 記述子ファイルを使用してレプリケーションに必要な手順を処理します。
Pervasive DataExchange には 2 つの異なる XML 記述子テンプレートが含まれているので、これを使用してご自身の XML 記述子ファイルを作成し、DXDeploy で使用することができます。DXDeploy にデータを正常にレプリケートさせるためには、テンプレートを編集して必要な情報を指定する必要があります。
注意: これらのテンプレート ファイルは、そのままでは正常にデータをレプリケートすることはできません。テンプレート ファイルを作成し、ご自身のレプリケーション環境に応じた情報を指定する必要があります。
EXPRESS.XML
EXPRESS.XML テンプレート ファイルを使用した配置の例については、DXDeploy を使用する一方向の配置を参照してください。
CUSTOM.XML
CUSTOM.XML テンプレート ファイルを使用した配置の例については、DXDeploy を使用する双方向の配置を参照してください。
dxdynpath
Pervasive DataExchange 動的テーブルの設定およびテストのユーティリティ(Real-Time Backup のみ)
説明
デザインされたデータベースの既存の包含パターンおよび除外パターンと正規表現のいずれかまたは両方を追加、置換表示します。オプションで、既存または仮定のパターンまたは正規表現をテストすることができます。
構文
DXDYNPATH [オプション] <操作> <DSN>
引数
説明
<操作>
有効な引数には APPEND、REPLACE、SHOW または TEST があります。
<DSN>
DataExchange が作成したデータベースのデータ ソース名。
オプション
オプション
説明
/F[ILEPATH]=<文字列>
テストへの完全ファイル パスです(<操作> TEST のみで有効)。
ここで使用するパスは DataExchange が作成したデータベースへの絶対パスです。
[デフォルト=<null>]
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXDYNPATH.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名です(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBCName で指定されたユーザーのパスワードです(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/P[ATTERN]=<文字列>
Glob スタイルのパターン(たとえば、"dir newfile*.mkd")または正規表現です。
<操作> が APPEND または REPLACE の場合、PATTERN は動的テーブルの設定に適用されます。<操作> が TEST の場合、PATTERN はパターン マッチのみに使用されます。それ以外では無視されます。
[デフォルト=<null>]
/T[YPE]=<文字列>
INCLUDE、EXCLUDE または BOTH(BOTH は <操作> が SHOW の場合のみ有効)。
[デフォルト=INCLUDE]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
備考
dxdynpath ユーティリティでの使用を考慮中のファイルについては、システム キーが必要であることに注意してください。
DataExchange がパターン マッチを使用してファイルの包含または除外を自動的に判断する方法を説明する前に、まず、使用できる式のタイプについて説明します。
メモ: Dxdynpath は、Real-Time Backup Edition のみで使用されます。
式のタイプ
dxdynpath ユーティリティでは、以下のタイプのパターン マッチの式を使用することができます。
Dir 式
正規表現
Dir 式
このタイプの式は、Windows の dir(directory)コマンドに基づいており、正規表現の代わりに使用することができます。Dir 式には以下の特徴があります。
最初の文字として「dir」を含む必要があります(dir では大文字小文字は区別されません)。
辞書ファイルからの相対パスを必ず含まなければなりません。相対パスを参照してください。絶対パスは使用できません。
ファイルの名前を含む必要があります。ファイル名には「?」および「*」ワイルドカードを含めることができます。ピリオド(.)はピリオドのみを示すことに注意してください。「?」ワイルドカードと同じではありません。
スラッシュ(/)文字、円記号(\)文字、またはその組み合わせを含むことができます。
サブディレクトリのファイルを処理することを示す、パラメーター /s を含むことができます。/s パラメーターはこの式の最初の文字にすることはできません。それ以外は、パラメーターの位置に制約はありません。
式の要素の区切りとして空白文字を含むことができます。
セミコロン(;)で区切って複数の式を記述できます。セミコロンの前または後ろに空白文字を置くことができますが、必須ではありません。
有効な Dir 式の例を以下に示します。
dir mydbase\*.mkd /s
dir ..\..\acct/acct*.?db
Dir ../payables/custdb/??posted??.pay
dir mydbase\*.mkd /s ; dir ..\..\acct/acct*.?db
正規表現
正規表現は、テキストを解析および操作するためのパターン マッチ技法です。DataExchange は Windows バージョンのプログラミング言語 perl と同じ正規表現を使用します。
正規表現には以下の特徴があります。
リテラルまたは相対パスを含むことができます。相対パスを使用する場合は、相対パスを参照してください。
相対パス内の文字として、スラッシュ(/)文字、円記号(\)文字、またはその組み合わせを含むことができます。相対パスで ".." 文字と組み合わされた場合、スラッシュおよび円記号はパス構造の一部と見なされます。たとえば、..\..\.*bak のように使用されます。相対パスを使用する場合は、相対パスを参照してください。
セミコロン(;)で区切って複数の式を記述できます。セミコロンの前または後ろに空白文字を置くことができますが、必須ではありません。
大文字、小文字、およびその組み合わせを使用することができます。Windows では大文字小文字を区別しません。
コマンドライン インタープリターにとって意味のある文字を式に含める場合は二重引用符で囲みます。たとえば、"|" 文字は、正規表現内では "or" を示します。ただし、同じ文字がコマンド ライン インタープリターではパイプ命令を表します。"|" 文字を使用する正規表現では必ず二重引用符で囲む必要があります。文字について不明な場合は、正規表現を二重引用符で囲みます。
この一覧で挙げた例外を除いて、有効な正規表現構文を使用する必要があります。正規表現の構文については perl のマニュアルを参考にしてください。
有効な正規表現の例を以下に示します。
"..\..\(mon|tue|wed|thru|fri)\\(([01][0-9]|2[0-3]))\\.*\.mkd"(weekday\hour 相対ディレクトリ構造内の任意の mkd ファイル)
.*bak("ホーム" ディレクトリ内、またはホーム ディレクトリ下の任意のバックアップ ファイル)
day\dt\.ddf(名前の書式に day[0-9]t.ddf を持つ辞書ファイル、たとえば、day0t.ddf、day4t.ddf など)
(\w+)\\.*\\\1\\.* ("home" ディレクトリより下位にあるすべてのファイル。下位のディレクトリ名が繰り返されます。たとえば、/data/acct/data/purged)
相対パス
相対パスは、「ホーム」ディレクトリへの相対パスです。ホーム ディレクトリは DataExchange が認識できるデータ辞書ファイル(DDF)を含むディレクトリです。DataExchange に認識させるためには、辞書ファイルは DataExchange のユーティリティのいずれかを使用して作成されているか、DataExchange レプリケーション処理で作成されている必要があります。レプリケーション処理で作成された辞書ファイルが既にある場合、ホーム ディレクトリはそれらの場所に対応します。
相対パスは "..\" を使用してディレクトリ レベルを参照します。円記号(\)の代わりにスラッシュ文字(/)を使用することもできます。"..\" はホーム ディレクトリに対してディレクトリ構造の 1 つ上に移動することを意味します。ホーム ディレクトリが c:\myapp\mydata\accounts\ の場合、相対パス "..\" は c:\myapp\mydata を示します。同様に、相対パス "..\..\" は c:\myapp を示します。
式のパターン マッチの検証
正規表現は、正しく構築されているかどうかを厳密に調べる必要があります。このため、DataExchange は正規表現と dir 式のパターン マッチを検証するコマンドライン ユーティリティの Dxdynpath.exe を提供します。このユーティリティは、パターンをコマンド ライン引数と比較し、比較が一致したか失敗したかを報告します。
メモ: Dxdynpath は、パターン マッチの根拠をコマンド ライン引数のみに置いています。ファイルやディレクトリの存在を調べたり、ディレクトリを移動したりはしません。たとえば、ファイル名 acctdata\Bbzz95.mkd に対する式をテストしているとすると、Dxdynpath はディレクトリ acctdata に Bbzz95.mkd が存在するかどうかは調べません。
次の例では、c:\bklog\hr または c:\bklog\hr のサブディレクトリに存在すると想定したファイルに対する dir 式を比較します。この例は、コマンド プロンプトで 1 行で入力する必要があります。
Dxdynpath /f=c:\mydata\acct\dbQ299x.mkd /p="Dir ..\..\bklog\hr\dbQ2???.mk?/s" test mydbdsn
Dxdynpath は、「照合に合格しました」と報告します。これは、想定したファイル dbQ299x.mkd がパターンに一致し、c:\bklog\hr のサブディレクトリにあったからです。
デフォルトで、Dxdynpath の出力は画面ではなくログ ファイルに書き込まれます。出力を画面にしたい場合は、/LOGF=オプションを使用します。
この例では、データ ソース名 demodata に現在設定されている包含および除外のパターンを表示します。
dxdynpath /t=both show demodata
包含または除外のパターンが設定されていない場合は、次のようなメッセージが返されます。
INCLUDE パターンは "" です
EXCLUDE パターンは "" です
第 1 サイトで次のコマンドを実行すると、既に demodata に存在する包含パターンに attend*.mkd を追加します。
dxdynpath /t=include /p="dir attend*.mkd" append demodata
メモ: コマンドでは大文字小文字を区別しません。大文字、小文字、およびその組み合わせを使用することができます。
dxregevnt
データベースへのイベント ハンドラー DLL パスの読み書きのための Pervasive DataExchange ユーティリティ
説明
アクティブなデータベースのイベント ハンドラーを登録、登録解除、および表示します。
構文
DXREGEVNT [オプション] <操作> <DSN>
引数
説明
<操作>
REGISTER、UNREGISTER または SHOW のいずれかの有効な引数
<DSN>
データ ソース名
オプション
オプション
説明
/DXA[DMIN]=<文字列>
DX の管理者名です。
[デフォルト=ADMIN]
/DXP[ASSWORD]=<文字列>
DX 管理者のパスワードです。
[デフォルト=password]
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXREGEVNT.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。(最小値 50)
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名です(セキュリティが有効な場合)。
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
アドミニストレーターのパスワードです。
[デフォルト=<null>]
/P[ATH]=<文字列>
イベント ハンドラーへの絶対パス(共有ライブラリ)です。
[デフォルト=<null>]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
この例では、指定したデータベースがイベント ハンドラー DLL を登録しているかどうかを表示します。
dxregevnt show demodata
イベント ハンドラー DLL が登録されていない場合は、次のようなメッセージが表示されます。
イベント ハンドラーが登録されていません
次の例では c:\<インストール ディレクトリ>\bin にある dxevent.dll という名前のイベント ハンドラー DLL を demodata に登録します。
dxregevnt /p="c:\<インストール ディレクトリ>\bin\dxevent.dll" register demodata
イベント ハンドラー DLL が登録されている場合は、次のようなメッセージが表示されます。
Event Handler is "c:\<インストール ディレクトリ>\bin\dxevent.dll"
dxrepl
Pervasive DataExchange コンソール レプリケーション初期化ユーティリティ
説明
ファイルを DSN からパートナー サイトへレプリケートします。
構文
DXREPL [オプション] <DSN> [<SiteID>]
引数
説明
<SiteID>
レプリケーション セッションの目的のサイト
[デフォルト=<null>]
<DSN>
Pervasive レプリケーション データ ソース名
オプション
オプション
説明
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\DXREPL.log]
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。最小値は 50 です。
[デフォルト=79]
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名(セキュリティが有効な場合)
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBCName で指定されたユーザーのパスワード(セキュリティが有効な場合)
[デフォルト=<null>]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
dxsynctables
Pervasive DataExchange のテーブル同期とチェックのユーティリティ
説明
DataExchange イベント ハンドラーが処理に失敗した変更データを見つけ、制御テーブルを一貫性のある状態に戻します。
構文
dxsynctables [オプション] <テーブル> <DSN>
引数
説明
<テーブル>
更新するテーブルの名前(*=すべてのテーブル)
<DSN>
データ ソース名
オプション
オプション
説明
/E[XCLUDE]=<文字列>
オプションの、除外するテーブルのカンマ区切りリストです。
[デフォルト=<null>]
/F[ORCE]
タイムスタンプを記された列の更新を強制します。
/LOG={flags}
どのメッセージ タイプをログに残すかを指定します。
I = 情報メッセージ
W = 警告メッセージ
E = エラー メッセージ
たとえば、'/log=e /log=w' または '/log=we' (デフォルト)はエラーと警告のみをログに記録します。指定しないメッセージはすべて記録されません。
[デフォルト=iwe]
/LOGF[ILE]=<文字列>
ログ メッセージのファイル名です。'/LOGFILE=' のみを指定すると、ログはコンソールに出力されます。
[デフォルト=<インストール ディレクトリ>\Replication\LogFiles\
/LOGH[ISTORY]=nnn
ログ履歴で保持するファイル数です。
[デフォルト=5]
/LOGS[IZE]=nnn
ログ ファイルの最大サイズです。0(ゼロ)は無制限を表します。
[デフォルト=0]
/LOGW[IDTH]=nnn
ログ メッセージを折り返す行の長さです。最小値は 50 です。
[デフォルト=79]
/M[SD]
データにスタート データのタイムスタンプのマークを付けます。
/N[OLOGO]
起動時のロゴを表示しません。
/ODBCN[AME]=<文字列>
このデータベースのユーザー名(セキュリティが有効な場合)
[デフォルト=<null>]
/ODBCP[ASSWORD]=<文字列>
ODBCName で指定されたユーザーのパスワード(セキュリティが有効な場合)
[デフォルト=<null>]
/H[ELP]
コマンドの使用法のヘルプ テキストを表示します。
メモ:デフォルトのインストール ディレクトリは、お使いのオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
GUI ベースのユーティリティ
Pervasive DataExchange には、レプリケーションのデザイン、管理および監視を行う 4 つのグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)ユーティリティが含まれています。GUI ベースのユーティリティと各ユーティリティの簡単な説明を次の表に示します。
ユーティリティ ファイル名
ユーティリティ名
説明
Manager
GUI DX 管理ユーティリティです。通知、ユーザー アクセスおよびレプリケーション スケジュール情報を設定します。
レプリケーション進行状況ビューアーとログ ビューアー
GUI の統計およびログ表示ユーティリティです。レプリケーション セッションの設定、データ レプリケーションの監視およびログのオプションを設定します。
Deployment Wizard
レプリケーションを配置するウィザードです。
Template Remover Wizard
レプリケーション テンプレートを削除するウィザードです。
da
Pervasive DataExchange Manager
DataExchange Manager
説明
DataExchange Manager はレプリケーション ネットワークを管理するのに使用します。DataExchange Manager は PCC の外部で独立して実行できるアプリケーションです。Manager には、オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[Manager]を選択して、あるいは PCC 内から[DataExchangeManager]を選択してアクセスすることができます。
DataExchange Manager の使用に関する詳細は、第 8DataExchange Manager の使用を参照してください。
replmonitor
レプリケーション進行状況ビューアーとログ ビューアー
説明
Pervasive DataExchangeを使用すると、レプリケーション セッションの構成、レプリケーションの開始、レプリケーションの監視、およびそれを記録することができます。これらの操作を実行するツールはレプリケーション進行状況ビューアーとログ ビューアーです。この画面へは PCC(Pervasive PSQL Control Center)からアクセスできます。
詳細については、第 9レプリケーション進行状況ビューアーとログ ビューアー の使用を参照してください。
dpwizard
Pervasive DataExchange Deployment Wizard
説明
Pervasive DataExchange Deployment Wizard は、第 1 サイトとパートナー サイトにレプリケーションを配置するために必要な手順を示します。ウィザードは、DXDeploy コマンド ライン ユーティリティの自動化された代替手段で、オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[Deployment Wizard]を選択して、あるいは PCC 内から[DataExchangeDeployment Wizard]を選択して起動することができます。
trwizard
Pervasive DataExchange Template Remover Wizard
説明
Template Remover はレプリケーション テンプレートを削除するウィザードです。削除されたテンプレートは、サイトをアクティブ化するためには二度と使用できません。このウィザードへは、オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[Template Remover]を選択してアクセスします。
サービス
Pervasive DataExchange には、スタートアップ時に自動的に開始される 2 つのサービスがあります。このセクションでは、これらのサービスについて説明し、ご自身の業務のニーズに合わせてこれらを設定するための情報を提供します。
ファイル名
ユーティリティ名
説明
Pervasive DataExchange エージェント
レプリケーションでの重大な障害を検出し、管理者に電子メールで通知します。
Pervasive PSQLReplication
Pervasive PSQL データベース間のデータ レプリケーションを実行します。
dxagent
Pervasive DataExchange エージェント
説明
レプリケーションでの重大な障害を検出し、管理者に電子メールで通知します。
障害の通知
DataExchange には、スケジュールされたレプリケーションに失敗した場合に電子メールで通知する機能があります。障害の種類は次のいずれかです。
スケジュールされたレプリケーションが、指定時間内にレプリケートを行うことに失敗しました。
レプリケーション サイトと通信することができません(マシンがダウンしていたり、ネットワークで問題が起きているかもしれません)。
通知エージェント
そのマシンに Pervasive PSQL サーバー製品がインストールされている場合、DataExchange は通知エージェントと呼ばれるコンポーネントをインストールします。通知エージェント DXAgent は、スケジュールされたレプリケーションに障害が発生したときに通知を行う機能を提供します。
Pervasive PSQL ワークグループ製品の環境に DataExchange をインストールした場合には、エージェントは使用できません。レプリケーション サイトでワークグループ エンジンを使用する場合、そのサイトのレプリケーション スケジュールはサーバー データベース エンジンが稼動するサイトで設定してください。サーバー マシンのエージェントは、ワークグループ エンジンを使用するサイトでのレプリケーションの失敗を検出します。
このエージェントはレプリケーション エラーが起こると電子メールを開始します。電子メールの件名には「DataExchange の警告」という語が含まれています。電子メールの本文には以下の主要な内容が含まれています。
障害が発生したコンピューターの ID
データベースの名前
レプリケーションに最後に成功してからの経過時間
通信プロトコル
このエージェントでは、メール サーバーと通信するために標準的な SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)が必要です。エージェントを使用する各レプリケーション マシンでは SMTP サーバーにアクセスできるように設定する必要があります。それに伴って、SMTP サーバーはエージェントを実行している各レプリケーション サイトから電子メールを受け取るように設定する必要があります。
エージェントは認証や暗号化には対応しません。標準 SMTP ポートの 25 以外のポートを許可します。したがって、ファイアウォールが別のポートを開いている場合、どれを使うかを指定することができます。そのポートは認証や暗号化を要求することはできません。
レプリケーションで障害が発生し、SMTP サーバーと通信できない場合はポップアップ メッセージが表示されます。このメッセージは、電子メールが送信できなかったことと、通信できなかった SMTP サーバーの名前の一覧を知らせます。ポップアップ メッセージは、そのコンピューターに誰もログオンしていなくても表示されます。また、このメッセージはレプリケーションに成功するか、SMTP サーバーが使用可能になるまで表示され続けます。メッセージを消すために[OK]をクリックしても、表示され続けます。
エージェントの設定
DataExchange にはエージェントの構成に使用できる構成ファイルが含まれています。
通知エージェントを構成するには
1 テキスト ファイル DXAgentConfig.XML をテキスト エディターで開きます。このファイルは <インストール ディレクトリ>\Replication\Config ディレクトリにあります。
<?xml version="1.0"?>
<dxagentconfig>
  <smtpserver>
    <hostname>SMTP Server To Be Configured
    </hostname>
    <port>25</port>
  </smtpserver>
  <email>
    <from>DXAgent@MyCompany.com</from>
    <to>E-mail Address To Be Configured</to>
  </email>
</dxagentconfig>
2 このファイルの以下の部分を指定します。
設定する SMTP サーバー - 電子メール サーバーの名前または IP アドレス。
25 - メール受信に使用する電子メール サーバーのポート番号。デフォルトで、これはポート 25 に設定されています。
DXAgent@mycompany.com - 通知の送信者としてエージェントが使用する電子メール アドレス。このアドレスは情報としてのみ必要で、実際に有効なアドレスである必要はありません。
設定する電子メール アドレス - エージェントが通知の受信者として使用する電子メールアドレス。アドレスは 1 つしか許可されませんが、グループ アドレスでもかまいません。
以下の例は、変更を加えた DXAgentConfig.XML ファイルを示します。
<?xml version="1.0"?>
<dxagentconfig>
 <smtpserver>
   <hostname>
     myserver.mylocation.mycompany.com
   </hostname>
   <port>25</port>
 </smtpserver>
 <email>
   <from>DXAgent@mycompany.com</from>
   <to>
     mailbox@myserver.mylocation.mycompany.com
   </to>
 </email>
</dxagentconfig>
3 変更した後、DXAgentConfig.XML を保存します。
4 レプリケーション スケジュールにまだ通知を含めていない場合は、変更して通知を含めるようにしてください。
replserv
Pervasive PSQL レプリケーション サービス
説明
レプリケーション サービスの実行モジュールです。Pervasive DataExchange サービスは、Pervasive PSQL データベース間のレプリケーションを実行します。
レプリケーション サービスの開始と停止に関する詳細は、レプリケーションの開始と停止を参照してください。