初めまして!エージーテックです。
エージーテックと申します。東京都千代田区でコンピュータソフトウェアを販売しています。今回の記事では、弊社の成り立ちから現在までを簡単に紹介いたします。
始まりはレコードショップ
株式会社エージーテックは、2020年現在 コンピュータソフトウェア販売を主な事業としていますが、その始まりは実はレコードショップでした。
創業者の棚橋善夫氏。レコードショップ経営当時の1枚
創業者である棚橋氏が大学在学中、岐阜で輸入盤の洋楽レコード通信販売業を始めたのが1975年。音楽好きが高じ、自身でレコードを輸入して販売していました。今でこそ、欲しいものはワンクリックで海を越えて自宅に届く時代ですが、当時はメールもインターネットもない時代です。なんと、販売元へ手紙を書き、郵便でレコードを取り寄せていたそうです。
レコードショップ店内の様子。希少なレコードで盛り沢山
8bitのコンピューター
棚橋氏はとにかく新しいもの・知的好奇心をくすぐるものが大好きだったそうで、当時ではまだとても珍しかった8bitのコンピューターを操作し、レコードの在庫管理を行っていました。
この頃のPCは(聞くところによると)、タイプライターと計算機をあわせたものよりかは多少マシな程度で、せいぜいデータを並べ替えるぐらいの機能だけしかありませんでした。
この8bitのコンピューターを購入するや否や、購入先やメーカーサポートを質問攻めにして、そのコンピューターのことを深く追求し、更に独学でプログラム開発やシステム構築を行うようになりました。この8bitのコンピューターとの出会いが、エージーテックという会社の始まりの第一歩でした。
株式会社エージーテック 設立
通信販売業に始まった輸入レコードショップは、名古屋市に出店を果たしますが、紆余曲折を経て閉店してしまいます。その後、棚橋氏はシステムの受託開発や会計ソフトの操作指導を行う、株式会社エージーテックを1984年4月に設立します。
会社の設立当初は、本社を名古屋市に構え、社員は3名のみ。棚橋氏以外はPCの知識がなく、プログラミングもほとんど出来ないような状態からのスタートでした。
受託開発を行っていた頃のオフィス。熱心に指導する棚橋氏
棚橋氏の指導のもと、一から勉強した社員たちは開発言語を習得し、得意先様の個別システムを開発して販売するまでになりました。その後、大ヒット製品となる「JF-TRAN(ジェイエフトラン)※」というパッケージソフトをリリースして(パッケージは手作り!)、ゼロから販路を開拓してきたのでした。
※大型汎用機からパソコンにデータを変換・移行するためのソフトウェア。
そして現在は・・・
2001年7月に本社を神田佐久間町に移転し、その1年後、2002年7月に神田錦町へ移転してから、現在に至ります。社員は25名となりました。(2021年1月現在)
コーポレートミッションは、「コンピュータエンジニアリングの開発・運用・管理の各フェーズにおいて有効なソフトウェアを市場に投入することを通じて社会に貢献する」というものです。
私たちが取り扱う製品は、MicrosoftのWordやExcelのように、身近なソフトウェアではありません。しかし、私たちの生活を支えるアプリケーションの、その奥のほうで、縁の下の力持ちのように稼働することにより社会に貢献する、そんなソフトウェアを今日も安定して供給・サポートしていくべく、これからも日々精進してまいります。
【同時公開のブログ記事】CEOが語るデータのこと、エージーテックのこと