PSQL v12 へのバージョンアップは必ずサーバーから先に行ってください。
◆Server 2012 のフェイルオーバークラスターでの手順◆
- 役割の所有者ノードで Monitor を使用して、PSQL Server に接続しているクライアントがないことを確認します。
確認後 Monitor を終了し、サーバーマシン上で動作する PSQL 関係のツール類を全て終わらせてください。 - フェールオーバークラスターマネージャーの「リソース」タブの「役割」で 2 つの PSQL サービスをオフラインに移行します。
「役割」の「名前」に PSQL サービスが次のように表示されています。
先に Relational Engine をオフラインにし、その後 Transactional Engine をオフラインにします。
Actian PSQL Relational Engine
Actian PSQL Transactional Engine
- 役割の所有者ノードでタスクトレイから Notification Viewer を終了します。
- 役割の所有者ノードで修正プログラムを適用します。
- PSQL サービスがオフラインのまま、フェールオーバークラスターマネージャーで役割の所有者ノードを移動します。
「役割」に表示されているクラスター名を右クリックして表示されるメニューの「移動」の「ノードの選択」を選んで「クラスター化された役割を移動する」ダイアログを開きます。
このダイアログの「クラスターノード」に表示されているノードを選択して「OK」ボタンを押します。 - 役割の所有者に切り替わったノードで、タスクトレイから Notification Viewer を終了させ、修正プログラムを適用します。
- フェールオーバークラスターマネージャーで、2 つの PSQL サービスをオンラインにします。
「役割」の「名前」に PSQL サービスが次のように表示されています。
先に Transactional Engine をオンラインにし、その後 Relational Engine をオンラインにします。
Actian PSQL Relational Engine
Actian PSQL Transactional Engine
- 役割の所有者ノードを、元の役割の所有者ノードに移動します。
フェイルオーバークラスター環境での PSQL v12 SP なしから SP1 へのアップグレードでは、この手順を使用してのアップグレードインストールはできません。必ず SP なしの Server 製品をアンインストールしてから SP1 の Server 製品をインストールしていただく必要があります。