名前付きパイプ通信がブロックされている状況が考えられます。
ファイアウォール設定で、ファイルとプリンタの共有が閉じている場合、ポート 139 が閉じられます。
ポート 139 は、名前付きパイプの通信に使用されています。
通常は、クライアントからサーバー側のファイルの Create または Open オペレーションで、PSQL は名前付きパイプを使用しますが、名前付きパイプ通信がブロックされている場合、通信タイムアウトに 20 秒ほどかかる場合があります。
次の回避策のうち、いずれかで対応してください。
● 回避策 A
クライアントのサーバーの設定で、ファイルとプリンタの共有を有効に設定し、ファイアウォール設定でファイルとプリンタの共有関連の通信を通るように設定します。
なお、ネットワーク内のセキュリティ上の理由で上記方法が許可されていない場合、下記の回避策のうち、どちらかで対応してください。
● 回避策 B
ファイルの Create または Open オペレーションで、下記のようなデータベース URI を使用し、ファイルを開くユーザー名とパスワードを指定します。 詳細は、こちらを参照してください。
btrv://ユーザー名@サーバー名/データベース名?pwd=パスワード
● 回避策 C
下記のレジストリ設定をクライアントに適用し、PSQL クライアントの名前付きパイプのタイムアウトをゼロに設定します。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Pervasive Software¥Communications Requester¥Version 11¥Settings] “File and printer sharing disabled”=dword:00000001