FT(フォールト トレラント)サーバーでも動作しますが、下記の理由で PSQL v11 ではなく PSQL v12 以降の製品をご使用ください。
PSQL v11 エンジンの起動時、その PSQL に関連付けられているマシン署名に変更がないことを確認するためのチェックを行います。
マシン署名を構成する属性のうち 3 つ以上に変更があると、キーの状態は「アクティブ」から「検証失敗」に変わります。
仮想マシンの場合は、メモリ以外のマシン署名属性に何らかの変更があると、キーの状態は「検証失敗」に変わります。「検証失敗」状態が猶予期間中(通常は 14 日間ですが、PSQL のバージョンやキーを作成した会社によって異なる場合があります)に修正されなかった場合、キーは無効になります。
【マシン署名属性に含まれるもの】
・MAC アドレス
・CPU
・ハード ドライブ/ボリューム割り当て
・マザーボード
・BIOS
・OS(サービス パック アップグレードは問題がありません)
・メモリ
・コンピューター名
フォールト トレラント サーバー ハードウェア上で PSQL v11 を使用するような場合、そのサーバー ハードウェアがハードウェア上の問題を検出し、使用中のハードウェアで上記の属性のいくつかが変更されたことにより PSQL v11 キーが「検証失敗」状態になる可能性があります。
この状態になった場合は、猶予期間が切れる前にできるだけ早くサポート部門に連絡する必要があります。
フォールト トレラント サーバー ハードウェア上でフェイルオーバー イベントの後に License Administrator でライセンスの状態をチェックすることは非常に重要です。ライセンスがアクティブな状態でなかった場合は、ハードウェアを前の状態に戻して再度キーの検証を行うか、できるだけ早くサポート部門までご連絡ください。
こうした問題を避けるために、このような環境では PSQL v11 ではなく PSQL v12 以降の製品をご使用ください。
PSQL v12 以降の製品の場合、コンピューター名が変更されない限り、基盤となるサーバーのハードウェア構成にどのような変更があってもライセンス キーには影響がありません。