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Actian Zen がよく利用されているシステムの1つが物流倉庫で使用される商品仕分けのシステム(ソーター)や自動倉庫です。
Actian Zen の Btrieve アクセスは、時系列的な大量データの逐次登録、大量データからの KVS 的な特定値(範囲)の抽出といった処理に特に向いています。
仕分けシステムのような高速稼働のコンベアを使った流れ作業では、アイテム識別の処理能力が生産性を左右しますが、それはまさに Actian Zen がアドバンテージを発揮できるシーンであり、実際に多くの採用実績があります。
また、倉庫業務では、入出庫管理、棚卸をはじめ、RFID を使ったトレーサビリティなどさまざまな処理がありますが、通信環境が必ずしも完全ではない場所での作業も考えられます。こうした場合、ローカルに DB を持たせ、定期的にサーバ同期するといったケースも考えられます。クロスプラットフォーム対応の Zen なら、例えば Linux OS 搭載のハンディターミナルとセンターの Windows サーバで同じアーキテクチャのデータベースを搭載できるため、シンプルに同期処理を実装できます。
一方、製造業では昨今の労働力不足を補うためにさらなる FA 化や IT と OT の融合など、生産性のいっそうの向上が課題となっています。
FA 化とその IT 化は、機械から生成される大量のデータの活用を可能にします。秒間の極めて短い間隔で同時多発的に発生する大量のデータを蓄積し、そのデータ群から何らかの洞察を得る「ヒストリカルデータベース」という概念にも Actian Zen のアーキテクチャは適しています。
例えば SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)のようなシステムでは単純なフラットファイル(CSV、テキスト)や一般の RDBMS、NoSQL の InfluxDB などさまざまな形態でデータを格納するケースが見られますが、これらの競合に対し、Zen は以下のようなアドバンテージを有しています。
(関連Blog記事)
Actian Zen と産業用ラズパイ「 netPI 」で設備の状態監視を実装する
業務データベース市場には、商用、オープンソースおよびクラウドサービス(PaaS)を含め、数多くのプロダクトが存在します。それぞれに特長があり、要件に合わせて選択することになりますが、最も重要な要件は「信頼性」ではないでしょうか?
データベースは文字通り「データ(情報)の格納庫」であり、ビジネスの根幹を支えるインフラです。消失や破損、改ざん、漏洩などさまざまなリスクに対し、十分に担保された製品を選定することが重要です。
Actian Zen は 40 年の歴史を誇り、コンパクトでありながら運用上十分な機能を備え、かつセキュリティ面もしっかり担保された商用データベースです。開発元がその品質を保証する商用製品であることの安心感に対し、コスト面では競合する商用製品と比較してサポート費用が無償のため長く使うほどにコストメリットを享受することができます。
Actian Zen は、オンプレミス、仮想環境、クラウドなど、さまざまな環境で使用できます。クラウドサービスとして使用するマルチテナント形態にも対応します。障害に備えるレプリケーションツール「DataExchange」や、データ監査ツール「Audit for Zen」も用意されています。
低コストでありながら、メジャーなデータベース製品に全く引けをとらない安全・安心なデータベース製品です。
カラム名 | 項目名 | データ型 | 長さ (Byte) | NOT NULL | CREATE TABLE “アドレス帳”( “連番” IDENTITY Not Null, “名前” STRING(20) Not Null, “性別” STRING(4) Not Null, “国籍” STRING(10) Not Null, ); |
Seq_no | 連番 | Int | 4 | ◯ | |
Name | 名前 | String | 20 | ◯ | |
Sex | 性別 | String | 4 | ◯ | |
Nationality | 国籍 | String | 10 | ◯ |
他のデータベースから Actian Zen にデータベースを移行する場合、いわゆる「移行ツール」と呼ばれる変換ツールなどは用意されておりませんが、データ移行についてはサードパーティーもしくはフリーの ODBC 対応の ETL ツールを使用することができます。以下ではフリーソフト・A5M2 を使用して Oracle から Actian Zen にデータを移行する場合の手順を示しています。
(参考資料)
Oracle データベースから Actian Zen へのデータ移行
1960 年に誕生した COBOL 言語は、今でも多くの基幹業務システムで使われていますが、集団項目概念でのデータの格納や、ISAM 形式でのファイル書き込みなど、アーキテクチャ面で Btrieve プログラミングと非常に相性の良い言語です。
富士通株式会社の COBOL システム開発・運用ソフトウェア「NetCOBOL」では、COBOL アプリケーションの READ/WRITE 文をそのまま Actian Zen の Btrieve オペレーションに変換することができます。オフコンの COBOL プログラムをオープン系プラットフォームに移行する場合、NetCOBOL と Actian Zen を使えば、これまで通り COBOL の READ/WRITE 文でデータアクセスしながら、SQL(ODBC)アクセスによるデータ抽出や分析ツールなどを利用することもできます。
富士通製オフコン・PRIMERGY6000 が生産終了となり、システムのマイグレーションを検討する上で、NetCOBOL と Actian Zen によるリホストは業務を変えずにコストを抑えながらシステムを刷新できる大変有効なソリューションです。
FUJITSU Software NetCOBOL 製品紹介ページ
Actian Zen は、FUJITSU Software NetCOBOL 連携パートナー製品として認定されています。
(参考事例)
オフコンマイグレーション事例:内田洋行ITソリューションズ様
(COBOL関連情報)
COBOL SDK for Zen / PSQL
株式会社エージーテックはデータベース製品 Actian Zen を販売するのみで、NetCOBOL マイグレーションに伴うシステムインテグレーション全般を承っておりません。ご相談につきましては、NetCOBOL × Actian Zen によるリホストマイグレーション実績を多く持つシステムインテグレーターを紹介しております。
「Magic xpa Application Platform」は、イスラエルに本社を置く Magic Software Enterprises 社が開発したローコードアプリケーション開発・実行プラットフォームで、日本では 1990 年に「dbMagic V4」としてリリースされて以降、30 年に渡って多くのユーザーに活用されています。
Magic 独自のメタデータ・ドリブンアーキテクチャで、クライアント・サーバ型、Web・RIA、モバイル・スマートフォン向けなど、様々なアプリケーションをノンプログラミングでコンパクトに開発することができます。
Actian Zen は、dbMagic 国内リリース当初から MS SQL Server、Oracle に先んじて対応データベースとして採用され、マジックソフトウェア・ジャパン社の OEM 製品として Magic xpa のインストーラに組み込まれていました。
ユーテック株式会社様
宝飾業界向け
販売管理パッケージ
「GEM SYSTEM」
株式会社ティー・エス・アイ様
酒造業向け
蔵内管理パッケージ
「酒仙i」
日本システム開発株式会社様
経営支援システム
「ei 販売」
株式会社シー・シー・ユー様
人事労務管理
パッケージシリーズ
「Fellowship」
株式会社エージーテックはデータベース製品 Actian Zen を販売するのみで、Magic xpa を使用したシステムインテグレーション全般を承っておりません。ご相談につきましては、Magic xpa Application Platform 販売会社であるマジックソフトウェア・ジャパン株式会社様をご紹介しております。